
去年、今年と二年連続で集中的に東北をドライブした。去年は福島と宮城、今年は岩手と青森である。
それでいつも驚かされるのは、地元の方々のクルマのスピードのまあ速いこと。だだっぴろい広域農道では高速もかくやというスピードで飛ばしまくっている。ということは取り締まりが無いという事で、それならとこちらもスピードを上げて走ってみるのだが、それでも追い越されてる。それもスポーツカーとか高級車とかではなく、ごく普通のクルマにである。
まあ飛ばせる道で飛ばすのは構わないのだが、しかし市街地でまで飛ばしまくっているのは感心しない。住宅や店が多く、道幅の狭い旧国道でまでラリーカーのごく飛ばしまくっているのはいかがなものか。沿道の住民も困っていると見え、「ここは高速道路ではありません」なんて看板まであった。
一方で我が関東地方はといえば、安全に飛ばせる道でもなぜかトロトロ走ってしまう悲しい習性がある。これは警察の取り締まりのせいもあるだろう。なにせ交通量の少ない日曜日に安全で見通しのよい道に限って速度違反取り締まりをやっているのだから。
スピードを出せば安全性が損なわれる。しかしスピードを否定していてはクルマの存在意義そのものが薄れてしまう。だから安全とスピードの両立が求められるわけだが、その為にはスピードのメリハリを付ける事が大事だ。飛ばせる道ではきちんと速度を出し、飛ばしたら危ない道ではきちんと速度を落とす。これがあるべき運転の姿だが、関東も東北もそれができていない。いや、それができている場所は日本中どこにも無いだろう。
Posted at 2009/08/19 21:27:30 | |
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