残っていて良い物か悪い物かわからないけど。
私も納税者ですから、知る権利はあるのかな、と。
NHW11の購入のキメ手になったのが、このハンコ。
ブログの時系列からして若干ややこしいですが、
ここでのお話は、旧相棒のNHW11の思い出話です。
サンバーの後釜を探していた当時、自分の車を営業の足にすることになり、
とにかく経済的に走り回れる実用車が必要でした。
その中で、ネット検索して某メーカーの中古車サイトで見つけたのが、
旧相棒のNHW11MC29。
中古車では必ず気になる「前歴」を問い合わせた際に、
セールスマン氏が取り出したのが、上の写真の「生涯整備記録簿」でした。
こまめに整備されていて、隅々までチェックが入っていたのが判りました。
程度は、割といいのかな、と。
これで悪かったとしたら、税金使って何やってたんだ!となりますからね。
当時はプリウスフィーバーが来つつあって若干割高感のある中古車価格ではありましたが、
その整備歴を信じて購入となりました。
ある意味エコカー減税みたいなものの恩恵を受けたのかな、と思っています。
が、点検整備とは、あくまでも対象項目にあるものに対して手が掛けられるだけで、
そこにピックアップされていなければ、スルーされてしまうものです。
対象項目になっていない、もしくは基準をクリアしていれば問題とされない。
その部分で、僕の手元に来たNHW11には色々あったんだな、と思います。
今回手放す原因になった不調の大元を辿れば、
永田町での8年間の使用状況に行きつくのでは、という話を聞きました。
まず、エンジンのオイル食い。
8年で2万km少々という「走行距離」であったとしても、
いわゆる「黒塗り」的な使われ方をされていたとすれば、エアコン掛けっ放しで、
かなりの長時間、エンジン稼働状態で「駐車」していたのではないか、と。
初代プリウスは、一般の車と同じ、エンジン駆動型のエアコンを搭載しています。
それでアイドリングストップと再始動を際限無く繰り返していれば、
いかにそれに耐えうる設計をされたエンジンであったとしても、
走行風での冷却を期待できない環境が長期間続けば、
なんらかの不調を招いても不思議ではない、と。
あと、車体の錆。
これは、東京に何年かに一度降るような雪が原因ではないかと。
雪での車の扱いに不慣れな地域で使われたが為の不幸ですが、
車体に付着した融雪剤塩化カルシウムをすぐに洗い流さなかった為、
それがホースを使った緩い水流での洗車の度に車体の隅に入り込み、
各部分を蝕み続けたのではないか、と推測されます。
自分が買ってからは、長野に行く前にシャシ下面に防錆塗装をしており、
雪の中を走る度に洗車機に入れていたので、
それまでに、手の施しようがないところまで進行していたことになります。
これら2つは、普通の整備じゃまず気付かない所で何かが蝕まれていくものです。
排ガスの数値も、目視による錆のチェックも、問題無くスルーしたんでしょうねぇ。
中古車は、自分の手に渡るまでの色んなドラマが見えて面白いという人がいますが、
ま、色々ですね。
Posted at 2012/07/31 10:04:28 | |
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