ブレーキパッド交換(前輪)
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暑さのせいもあり、ダストまみれのホイール清掃に耐えられなくなり低ダストブレーキパッドに交換した。
前車もクランツのブレーキパッドに交換していたので今回もクランツギガにしてみた。いつもはショップにお願いしていたが先人の知恵を借りてDIYで交換してみた。
道具の準備をしたが、足らない道具があった。
ピストン戻しツール(SSTとか言われている)である。
オートバックス等には置いていなく店長が環八にあるアストロプロダクツ世田谷店においていると教えてくれたのでそこに向かい調達する事にした。駐車場がなくコインパーキングに入れて歩くが店まで300mはあった。
午後2時くらいだったこともあり少し歩いただけで汗が吹き出た。200円の駐車場代を500円王で支払ったら400円却っていたので100円のドリンクを買って返したつもりになった。
ツールは2400円だった。
パッド交換は作業手順通り進めれば何の問題も発生しないと思っていたが全くそうではなく簡単には進まない。
次回の為に忘備録として作業手順に沿ってコツ(うまくいかせる方法)を記しておくことにする。
まずは前輪から。
作業手順は以下の通りである。
1.右側だけパッドセンサーがついているので再利用するのであればセンサーがついているプラスチックの留具を外してしまえばセンサーはブレーキパッドに刺さっている部分だけ外せばよい。外し方はマイクロマイナスドライバーを使えば外すのは容易である。
2.上下二本のピンが刺さっているがピンの先には穴があいておりそれに針金のような金具(ロックスプリング)が刺さっているので真ん中から外したらピンから抜ける。
次にピンを抜くのだがそんな簡単にピンは抜けない。先の尖ったものをピンの先にあてがい木製のトンカチで叩かないとピンは抜けなかった。
3.ピンを抜くと上下のピンについているプレート(ホールディングスプリング)が外れる。
これでブレーキパッドが外れるのだがパッドは簡単には外れない。というか外れなかった。
パッドの後側に幾つか穴があるので長いマイナスドライバーで少しづつこじるが動かないのでドライバーを木製トンカチで叩いたりパッド前方の上下にマイナスドライバーをあてがいトンカチで叩かないとパッドが動かない。
結構大変な作業である。
パッドは多少の事では壊れないので勢いよくトンカチで叩いた方がよい。というかそのようにしないと動かない。
何度か叩くと動くので手で横に動かすのではなく上下させながら横にパッドを動かすと外れる。
4.パッドを外したらパッドの入っていたキャリパーの内側を綺麗に洗い乾かす。
5.新しいパッドにはプレートがついている。
プレートを外しプレート内側(パッドにあたる方)にナキドメグリスを塗る。
次に今回調達した「ピストン戻しツール」を使用しピストンを戻す。
この時ブレーキフルードの入っているタンクの蓋を空けて少しフルードを抜いておくのが必要と先人は書いていたが蓋も開けないしフルードも抜かなくても問題はなかった。
★このツールがないとこれ以上の作業は進まない。
6.パッドを入れる。
ピストンをしっかり戻しておかないとパッドがスムーズに入らない。
右側のブレーキには1枚目のパッドはトンカチで叩いていれたが2枚目はスムーズに入った。
ピストン戻しツールを使いピストンをしっかり戻す事が必要である。
7.ピンを通すがパッドの手前の穴に通さないと入って行かないし入っても奥のパッドの穴に通さないといけないのだがパッドの位置を前後に修正しないと通らない。うまく修正できるとピンはびっくりするくらい簡単に入る。
8.針金のような金具(ロックスプリング)をピンの先に入れるだが老眼には大変厳しい作業になる。ピンを回してロックスプリングが入りやすい向きに合わせて入れる。
9.ホールディングスプリングを上下のピンにはめる。
上のピンにしっかり嵌めて下のピンには力技で嵌める。
10.センサーをもとにもどす。
11.ブレーキを数度踏んでふみしろをだす。
車を動かし正常にブレーキが作動する事を確認するがナキもなく純正特有のカックンブレーキにはならずスムーズに停止する事を確認した。
以上である。
考えていたより大変だったが道具さえあればなんとかDIYは可能である。
2回目は間違いなくスムーズに進められると思う。
今日は暑かった。
前輪の交換をショップにお願いすれば作業料金は9000円程度である。
明日は後輪の作業をする。
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