先週、急に思い立って自動車学校に申し込んできました。良い歳こいて…
しかも、生活に全く必要の無い、大型二種ってヤツです。(笑)
ただ、大型二種を取るってことは、私にとっては人生の大きな目標を一つ諦めたという事なのです。。
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みなさん、フルビット免許という言葉を聞いたことありますか?免許証の種類の欄には14の枠があり、取得した免許が最大15種類記載されます。狭義のフルビットは、この欄が全て埋められている状態、広義のフルビットは、歯抜けがあっても全ての車種が運転出来る状態と言われています。
ただ、ここには落とし穴がありまして、持っている免許の下位免許(取得しなくても付いてくるヤツ)は、運転出来ても種類の欄には書かれません。
例えば、試験場に原付免許を取りに行かずに自動車学校で普通免許を取ると、おまけに原付が付いてきますが、種類の欄には「普通」としか記載されません。
つまり、免許を全く持っていない状態で、試験場に赴き「原付」と「小特」を取得してから「普通」を取らないと、3つの枠を埋めることは一生出来ません。
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そういう変なコダワリがたまらなく好きな私は、19歳で当たり前の様に「原付」「小特」を取ってから「普通」を取り、その後「大特」や「大特二種」を取得して、順風満帆に免種を増やしていってました。
そんな矢先、法改正があり「中型」が出来てしまいました…多くの方の免許に書かれている「中型車は中型車(8t)に限る」って書かれる様になったタイミングですね。私にとっては、一回目の絶望だった訳です。
当時、「普通」を持っていた私の免許は、更新と共に「中型」に変わり、「普通」の文字が勝手に消されてしましました。先程の理屈で言えば、普通車はもちろん運転出来ますが、「普通」の文字は復活出来ません。
「中型」要らない…
帰ってきて「普通」。。って考えて調べたら、一部返納 的な申請を見つけました。
「申請による運転免許の取消」
そりゃあ迷わず返しますよね、そして無事に最上位となった「普通」を復活できました。最近は高齢者の免許返納で一般的になってきましたが、当時はレアな申請でしかも一部ってなると、試験場でも生暖かい目で見られました(笑)
「普通」が復活したんだから、安心して上位の「中型」「大型」と進んでいきました。当時、法改正直後の普通免許所持者は、中型免許を取るための2年の運転経験を有していないため、私の様なマニアックなケースの人しか試験場で「中型」を取得する人はいなかったため、職質で偽造免許と疑われないために、親切な警察官が裏面に注記(この人、取り消して取り直したんで、普通と中型が併記してあります)を書いてくれました。
そして、7種類まで集めた とある春、やっちまいました…
免許取消!(欠格1年)
はい、終わりです。全てが終わりました。
免停なら待てば免許は帰ってきますが、免取は無くなります。持っている事実も、原付でさえ二度と帰ってきません。
違反点数4点の状態でオービスを光らせてしまい、追加で12点…完全に終了でした。
↓失った大きな財産
一年の欠格期間は免許が取れないので、車を持ってても乗れません。車好きには辛かったです、仕方ないですが…
一年後、欠格が明けた私はなんの迷いもなく「小特」を取りに試験場に向かいました。
まぁ、あれですね…バカですね。はい。
その後は安全運転に励み、毎日運転するのですが、今ではゴールド免許です。
と、ここで二回目の絶望…
そう、お気付きの方もおられると思いますが「準中型」爆誕!(泣)
もうね、嫌がらせかと…フルビット反対団体が裏で動いてるとしか思えない法改正。
まぁ、私の免許は次の更新で「準中型」となり、「準中型は準中型(5t)に限る」と書かれる訳ですよ。そう「普通」は消えます…
ここで思いました。
もう傷つきたくない…と。
そう思えば話は早く、広義のフルビットに切り替えよう!
と言う訳で、最上位の大型二種を取ってしまおう!ってなった訳であります。
長々と「狭義のフルビットを諦めた」という、クソの役にも立たない話にお付き合い頂き、ありがとうごさいます。
今更ですが…
免取の状態から過去の運転経歴を使って大型二種を取っておけば、「大二」「大特二」「け引二」「大自二」という最小フルビットが達成出来た事に気付き、猛烈に後悔しています(笑)
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2020/07/17 17:28:34