
アナログパッシブネットワークで
さんざん苦労していて、それはそれで
とても楽しいのですがとにかく大変なのです。
苦労の割には報われない事も多々あり。
取り敢えず自分好みとしてはまずまずな感じに落ち着いていますが
いつもお世話になっているお気楽さんのデジタルチャンデバを試してみたくなりました。
2way版で試しますがハイとローをほぼ完璧に分離する事ができてユニットの素の音色をモロに聴けるのと同時にクロスポイントでの濁りは皆無に等しいと。
カーでアカンかったらホームで使えばいい事ですし。

ここまでは楽勝。

電源の3.3Vはアナログ段とデジタル段を分離してリニアテクノロジーの超低ローノイズレギュレータLT3045を二基掛けにします。
LCD用の5Vはさらに別給電としGNDラインも分離させノイズの巻き込みを防ぎます。

イメージ通りです。

超極細ホールの裏打ちの改造もクリア。

ハラハラドキドキで電源オーン!
無事に爆発せずに一発で起動しました〜♫
駄菓子菓子・・・マニュアルと画面が違う。

オーダーミスといいますか高次フィルターのPICマイコンは別注だったのに気付かず…。
基板到着時に「このPICで大丈夫なのか?」と問い合わせたのですが質問の仕方が悪かったのか、動作には問題ないと・・・この時点で気付くべきでしたね。
(先ほど慌てて追加オーダーしました)
…と言う事で、音は出なくてもXMOSを接続して入力周波数の表示とスロープやクロスポイントの数パターンのメモリーまでしたかったのですが本日はお預け。
まだ自由時間も残っていたのでDIV5142基板の下流に接続する貴重なAK4499基板の製作にも取り掛かりました。

もう二度と手に入らないと思われる貴重品。
あともう1枚ストックしてます。

1608サイズのチップコンなんかは余裕でサクッとハンダ付けできますが、このICは深呼吸してから落ち着いて慎重にしなければいけません。
QFN128パッケージでゲジゲジのピッチは0.4mmと超極細な足が128本。
老眼鏡の上にハズキルーペを重ねて更に拡大鏡を駆使して思いの他すんなりハンダ付けできましたが・・・ハンダブリッジなど無いかガン見みてると……妙な違和感と嫌な予感が。。。
なんと! ICの向きを間違えとるやんか!!!
たしか、お気楽さんも最初にやらかしていて一番ピンと反対側に紛らわしい⚫️マークがあるのですよ!
こんなもん外せる自信は無かったのですが、いくら予備があるとはいえ貴重なICをみすみすゴミにする訳にもいかないのでダメもとでチャレンジしました。

ICの周りに四片に銅線をぐるっと這わせて
(ネットワークコイルの切れはしが役に立ちました)
これでもかって言うくらいハンダを盛り盛り流し込んでハンダコテ二刀流でグリグリいわせてなんとか取り外しに成功!!!
基板のハンダは簡単に除去できますが、ICの極細足に残った大量のハンダを掃除するのはなかなか難しく案の定何本かの足を曲げてしましましたが息を止めて慎重にそっとやさしく丁寧に修正して何とかリカバリーできました。

一発目に向きを間違えた時は128ピン全てドンピシャに揃ってハンダできたのですが、修正しながらですとコレで限界です。
もっとよく見える拡大鏡があればもう少しキレイにできるかもですが、そもそも基板から剥がすときに相当な熱がICに加わっているので中身が生きてるかどうか?って心配もあります。
いずれにしてもこの状態で動作確認する術がないので、ひと通り組んで完成させて更に下流のI / V変換基板まで接続しなくてはならないので・・・そこまでやって動作しなかったら相当落ち込みそうですがその時は最後のストック基板を使うしかありませんな…。
AK4499EX & AK4191 キットはいつになったらリリースしてくれるのか待ち遠しいです。
Posted at 2025/04/29 23:13:19 | |
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