エンジン焼き付き！！

残暑厳しい９月上旬。空冷2スト一速固定エンジンのモトコンポちゃんは夏にこれでもかと言うほど弱い。
先週市内を普通に走っていたら、渋滞にぽとぽとと捕まることがあった。とても蒸し暑い日だった。ちょうど交差点に差し掛かったところで急減速しエンジンが止まってしまったのだ…

その時は市内を走っているから、回りの工場などの建造物により風や走行風すら起こらなかったのをよく覚えている。自分はあわてて交差点から歩道の大きく空いたスペースを見つけそこまで引っ張った。キックはおりるから抱き付きではない、プラグは白く焼けて少し剥げているような欠けているようになっていた。その時は予備のプラグに交換しなんとか事なきを得たのだった。薄々軽く焼き付いてるんだろなぁと思ってた。

そして本日、腰上(横だから違うか？)
のシリンダーを割って見ることにした。ピストンはもし酷いようだったら交換は考えたが、在庫もあんまり出回らないし、何より相場が8200円と値がつくのがネック。
とりあえずシリンダー部分だけだからボディシェルだけ外してそのままエンジン下ろさずにやってみることにした。(面倒臭い

規定の締め付けトルクで閉めてあるのだが、思ったよりかなり緩い。大丈夫か？シリンダーヘッドを外して、シリンダーをピストンをうまく捻りながら外していく。ピストンさんｺﾝﾆﾁﾜ

若干一部分だけ縦キズが入っていた。シリンダーの方はそこまで酷くはないが少しうっすらとキズが…
軽く800番のペーパーでやすりがけした。

シリンダーの方は研磨するにあたって、クロスハッチ加工をすることにした。

シリンダーヘッドとシリンダーの汚れと固まったガスケットを剥がし、軽くオイルストーンで面だしをした。
今回はピストンもシリンダーもそんなに被害は出ていないようだったので、ピストンリングとピンとクリップ、ガスケット類を交換するだけにしといた。

外すときのおおむね逆順に組み込みます。各稼働部品にはしっかりと2ストオイルを塗り新品ガスケットを挟み、なんとか組み込み完了！ピストンクリップが、やっぱり一番の難易度でした。