こんにちわ。
今回はアルミテープチューンのデメリットについての考察です。
結論から申し上げますと、例えばボディパネル、フレームなど、内部が通電しており、塗装されている箇所、そこにアルミテープを貼ると、静電気も除去されるでしょうが、アルミテープを貼った箇所の周囲も含めて、電荷が集中し、分子レベルの力が働く事で、硬度が上がっているのではないか、と体感しているというお話です。
もともとは、樹脂部分などの誘電体の部分に貼って静電気を除去する、というシンプルなアルミテープチューンも、人間は欲深いのか、いろんな部分に貼りたくなります。
私もボディパネルやショック周辺やサスペンションメンバーなど、仕事の車も含めて色々と試している最中ですが、通電部の場合、だいたいは硬くなったと体感しています。
我が家のエクシーガは、渋ステ病を解消する目的で、ステアリングラック周辺の静電気を除去しようと、すぐ下のサスペンションメンバー部分に貼りたくっていました。

こんな感じでした。
貼ってすぐに感じた事は、何やらコーナーが軽快になったと体感があり、ロアアームのブッシュの静電気が除去されたのか、と思っていましたが、今思い返せば、サスペンションメンバーに電荷が集中し、原子や分子レベルの力が働く事でメンバーの剛性がガチガチになっていたのではないか、と考えています。
原理を考えると、そもそも、アルミテープをボディパネルやメンバーなどの鉄部分に貼ると、アルミの放熱作用により、その箇所の温度が下がり、電荷は温度の低い場所に流れ込んでいく習性があるので、アルミテープ周辺に電荷が集中する。
そして分子レベルの力が働く事で鉄部分の性質が変化し、硬度が上がっているのでは、と考えています。
これは、実際にテスターなどで計測しながら実証する事が必要です。
フロントメンバーにアルミテープを張り巡らした結果、放熱により、電荷がメンバーに集まり、金属の性質が変化し、剛性アップしたかのようにメンバーは硬くなり、まるでロアアームバーを装着したかのようなフィールに変化した。
そう考えています。
仕事の車のボディであちこちと試すと、貼る箇所にもよるでしょうが、ボディパネルはガチガチになり、最悪な乗り心地になりました。
これは、24V車なので変化が特に激しく現れていたのかもしれません。
そして、仕事の車の乗り心地を良くしようと、ショックアブソーバーの本体やその付近にアルミテープを貼ると、ショックがほとんど動かなくなるほど、乗り心地が悪化しました。
(10月18日追記 ショック内部と通電しやすいようにテープを貼ると、動きが柔らかくなる事を確認しました。検証途中です。)
そしてテスターでショック自体を計測すると、抵抗は高いものの、なんとショック自体もボディと通電していたのです。
見た目はもちろんブッシュを介してマウントされているので通電していないと思い込みがちですが、かなり個体差があるとはいえ、通電しているショックのせいで、ショック内のオイルに電荷が溜まりやすくなり、乗り心地悪化を招いている車が、もしかしたら世の中にはけっこう走っているのでは、と思う今日この頃です。
もしかしたら、ショックアブソーバーにアルミテープを貼って、乗り心地が良くなったり、悪くなったり、硬くなったり、柔らかくなったりと、色々なパターンが世の中に溢れているのは、ショック自体の通電度合い(ボディとショックとの抵抗値)、がかなり個体差があるのが原因ではないか、そう感じている今日この頃です。
近いうちに我が家のエクシーガのショックや、問題のフロントメンバーなどもテスターで1度じっくりと計測してみたいと思っております、が、熱中し過ぎると、家族からブーイングが出るので、何事もバランスが難しいものですね( ̄ー ̄ゞ-☆
長々とありがとうございました。
10月15日 <追記>
我が家のエクシーガを確認したところ、サスペンションメンバーやステアリングラックはもちろん通電しており、フロントのストラットとナックルの取り付けボルトも抵抗はあるものの、ボディと通電しており、ならばと思ってタイロッド等も計測しましたが、タイロッド、ロアアーム、スタビはボディとは通電しておりませんでした。(フロントにて計測)
ご参考までに。
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2019/10/12 22:23:43