
昨日はアルファロメオチャレンジ 鈴鹿SPの日でしたね。
見学に行くつもりでしたが、朝起きて台風のような風雨に断念した軟弱ものです。
その後午後には雨の勢いが収まって来たので、BRZと86の試乗をして来ました。
乗ったのは、それぞれ最上級グレード。
BRZがMTで、86がATという条件でした。
トヨタとスバルの違いなのか、ATとMTの違いなのか、はたまた個体差なのか…。
86が"ブォ〜〜ン"というあまり水平対抗を思わせない音なのに対して、
BRZは"ボロボロボロ"という例のリズムを奏でていたけど、差別化?
因みにこのBRZ、ミッションのギア鳴りが激しく、終始"ギョ〜ォ〜ン"と…。
この音はこういうもの?それとも個体差?という質問をしてみたところ、
営業「コレしかMTに乗った事が無いので分からないですが、みなさん無茶されますから(苦笑)」
あ〜、うん、お疲れ様。大変なんだね、と心の中でつぶやいときました。
多分、試乗車落ちの個体は手を出さないほうが賢明かもしれませんね。
とまぁ余談はこの程度にして、エンジンは最近の車では珍しく回る感じがしました。
実際のところ試乗車・知らない道・街乗りという条件だったので4千回転までしか回してないですが、
これから盛り上がるぜっていう雰囲気がプンプンしていたので。
回転数に比例してパワーが出るNAスポーツが好きな人向きですかね。
個人的には現行ロードスターよりもエンジンフィーリングはよく感じました。
乗り心地は86の方が良いと思ったものの、試乗コースが違うため単純比較にはならないかなといったところ。
スポーツカーを謳っていますが、ちゃんと角の取れた伝わり方をしていました。
ストローク量が足りないのは、仕方なしでしょうが。
よく足回りの違いが言われますけど、コーナリングで違和感の全く無かった86に対して、一瞬違和感を覚えたBRZと言った感じでした。
うまく説明出来ませんが。
内装はかなりクオリティが高いように思います。
アームレストの中にちゃんとスポンジが仕込まれていたり、ダッシュボードのプラスチックも柔らかめの素材だったり。
シートも悪くはない感じです。
個人的にはもう少しお尻を絞って荷重を分散させて欲しいですけど…。
現状では、微妙に坐骨に荷重が集中し易い感じがしたので。
サウンドクリエイター?は、クリエイトはしているのかな。
吸気音がこもって聞こえてくるだけのように思えて、五月蝿いって印象の方が強いです。
"コ〜〜"という澄んだ高音では無く、"ボゴォ〜〜"といった感じの低音なので好みではありませんでした。
ただ、幹線道路の交差点侵入前に4速から3速に落とす為にブリッピングした時は、ちょっと気持ち良かったです。
まぁ、自分の運転では故意に踏まなければ作動しなかったので、バロメーターとしては良いかもしれませんね。
今日は運転荒いなって気付いたり、大事な人を隣に乗せる時なんかの良いリミッターになりそうです。
試乗を終えてこのクオリティで200万なら安いじゃんと思っていたら、オーディオレスの吊るしの状態で300万近いんですってね。
このクオリティの対価は、国産車でもそれだけのオケネが必要なんだなっていうのが正直な感想ですね。
快適性、雰囲気、スポーティさがうまくバランスされているなと思っていたら、トヨタとしてはかなり割り切っていたようです。
高級スポーツカーを意識しているような内装デザインなど、パッケージングとしては若者よりもリターン向けじゃないかなとも思いましたが、
今時ドンガラスポーツカーなんて流行らないよなと、一応若者に属するはずの自分も思います。
快適性能は重要ですよ。やっぱり。
因みにこのBRZ・86は国産車で初めて、MTの方が良いと思いました。
最近のモデルのみになりますが、MTとAT(CVT)を乗り比べた国産車は、CR-Zを筆頭にどれもATの方がエンジンとのマッチングが良かった気がするんですよね。
-余談-
水平対抗に直噴のD4の組み合わせって、個人的にはオイル管理が相当シビアな気がします。
Vistaアルデオとか結構…でしたし。
今の直噴エンジンがどこまで進化したのか知らないのですが、メンテナンスフリーな人には向かなそうな気がしないでもないです。
Posted at 2012/04/23 23:44:22 | |
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