
http://newsroom.toyota.co.jp/en/detail/9826871
次期プリウスに関する技術情報がトヨタのサイトで公開されました。
【主な特徴】
1.
低重心パッケージによる走りの良さを訴求するスタイル、先進的で温かみを持たせたインテリア
TNGA採用の効果もありますが低重心は有り難いです。
最低地上高が少々低くなったので少し気を使いますが。
▽「ICONIC Human-tech(アイコニックヒューマンテック)*5」をコンセプトに、人の記憶や直感でわかる、先進機能に遊び心を融合させた一目でプリウスとわかるユニークなデザイン
尖ったデザインは好みですから大歓迎です。他メーカーがパクれば一目でわかると言うより、あんまり真似してくれないので選択肢が寂しい。
<エクステリア>
▽従来型に対し全高を20mm下げ、ルーフピークを170mm前に出しさらに空力性能を高め、クラス世界トップレベルのCD値0.24を実現
ルーフピークが前に出たので20から違和感なく乗れそうです。
30はルーフラインが後退して圧迫感ありましたからね。
▽ノーズ先端を70mm、フード後端を62mm低くした低重心パッケージのかっこいいスタイルは、前方視界の向上にも貢献
かっこいい。。照れるじゃないですかwww
思わず読み返してしまいました。やっぱり かっこいい。
▽ボディカラーは、スポーティな存在感を強調する鮮やかで透明感のあるエモーショナルレッド、車体表面の温度上昇を抑える機能を持つサーモテクトライムグリーン、先進性とプレミアムな印象を併せ持つスティールブロンドメタリックの新規開発色3色をはじめ、全9色を設定
グレードEだと選べる色数は少ないです。多分今度もシルバーかな。
<インテリア>
▽
シートは、長時間ドライブでの負担を軽減し、快適性を追求
•フロントシートは、シート内のバネ特性の最適化を図り、腰や筋肉への負担が少ない骨盤角度を実現。さらにシート内のクッションパッドの素材や厚みの工夫により、坐骨部に集中しがちな圧力を周囲に分散し、包み込まれるようなフィット感を実現
•リヤシートはクッション性の最適化や着座時の接触面積の拡大により、フロントシート同様の優れた座り心地を実現。また全高を下げながらもゆとりのスペースを確保するため、天井の形状を工夫し従来型同等以上の頭上のゆとりを確保
個人的にシートが気になります。長距離ドライブでも疲れない形状が理想。
座面が下がったので乗降性が悪化したかもしれません。
2.
目標燃費40km/L(一部グレード)を実現するために進化したハイブリッドシステム
▽
エンジンは、排気量1.8Lの改良型2ZR-FXEで、クラストップレベル*6の最大熱効率40%を実現
•吸気ポートやピストン形状の改良により、燃焼室内の気流を強化。加えて点火の高エネルギー化により、燃焼速度を向上させ大量のEGR(排気再循環)ガスを導入することで燃焼効率を向上
•冷却水通路の改良によるエンジン内部温度の最適化、各摺動部品のフリクション低減や低粘度オイルの採用によって熱効率を向上。また、エンジン冷却水流量切り替えバルブを追加し、エンジン暖機を早めるシステムを初採用することで冷間燃費も向上
エンジン馬力は変わりませんが高効率化です。グリルシャッターの威力はどんなものでしょうね。
冷間燃費と暖房の効きはどれだけ違いが出るのでしょうか。
ちなみに現在20型では季節によってグリルを調整しています(水温監視が大前提)。
▽
モーター、トランスアクスル、パワーコントロールユニット、駆動用バッテリーの小型・軽量化、低損失化を図り、スペースの有効活用と燃費向上に貢献
•トランスアクスルは、モーターの複軸配置やリダクションギヤの平行軸歯車化(プラネタリギヤから変更し低損失化)などにより、従来型に対して小型化、かつ約20%の損失低減を実現
•新巻線方式を用いた高回転モーターを新開発。小型化や高出力密度化を実現
モーターはパワーダウンしました。コストと高効率化でしょうね。
体感加速は良い仕上げを期待したいところ。
•パワーコントロールユニットは、低損失素子を採用し、約20%の損失低減を実現。また、小型化したことでトランスアクスル直上搭載を実現。従来ラゲージスペースに設置していた補機バッテリーのエンジンルームへの移動を可能とした。また、駆動用バッテリーをリヤシート下に配置することによりラゲージスペースの拡大(従来型446L→新型502L)に貢献
ラゲッジスペースは全長が伸びたので当然とはいえ、補機バッテリーは前に移動ですね。
それだけ前の部分のスペースが空いたということです。
リアシート下の駆動バッテリーということは、冷やす必要が減ったということかも
駆動用バッテリーは、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池共に新開発し、高性能・小型化を図りリヤシート下への搭載の実現と燃費向上に貢献
ニッケル水素継続が驚きました。一番の売れ筋Sですから半分以上はニッケル水素。
燃費派はリチウムイオン推奨かな・・・?
▽暖機状態に合わせてシャッターを自動開閉する「グリルシャッター」の採用や、エンジンの排気熱を回収して冷却水の早期昇温に再利用し、エンジンの暖機に利用する「排気熱回収器」の小型化・回収性能の向上など、暖機性能の向上技術で低燃費に貢献
暖気だけでどれだけのガソリンを消費しているか。塵も積もれば山となります。
3.
進化した安全性能の上に、いつまでも乗り続けたくなる「走りの楽しさ・乗り心地の良さ、静かさ」
▽
低重心化とボディ剛性向上により、安全・安心にドライバーの意図したとおりの走りを実現
•重心高を下げることで走行時の車両の優れた安定性と、同乗者にも優しい横揺れの少ない乗り心地を実現
•ボディは、TNGAの思想に基づき環状構造の骨格を採用し、ボディのねじり剛性は従来型から約60%向上。また、スポット溶接に比べて溶接打点の間隔を狭くすることを可能にしたレーザースクリューウェルディング(LSW)や構造用ボディ接着剤の採用により、板金部分の接合剛性を上げ、安定した走りやしっとりとした上質な乗り心地を実現
•高い強度と軽量化を両立するホットスタンプ材を利用するなど、980Mpa以上の超高張力鋼鈑の採用率を、従来型3%から19%に拡大
ボディ剛性は乗り心地に効きますね。プリウスは3BOXタイプの頃は乗り心地が良かったのはボディ形状と剛性もありますが、駆動バッテリーのケースも剛性感を出すのに貢献していたと考えます。
▽
快適な乗り心地、静粛性を実現
•前席乗員着座位置を59mm下げるとともにステアリングやペダル類の配置を最適化し、疲れにくく運転操作しやすいドライビングポジションを実現
着座位置低いねぇ。周囲の見切りが少々心配なのです。
モーターショーで実車確認したいところ。
•リヤサスペンションにダブルウィッシュボーン式を採用し、高い走行安定性を確保しながら段差乗越え時のインパクトショックを大幅に低減するなど、気持ちの良いコーナリング性能やショックの少ない優れた乗り心地を実現
クラウンから乗り換えた旦那衆が驚いたのは段差の突き上げかも。
乗り心地は大幅に改良されそうです。初代並みに戻るかどうか。
•振動、騒音を抑える高剛性ボディに加え、接合部の隙間を徹底的に排除し、ドアや窓・フロアカーペットから天井に至るまで吸遮音材を効果的に配置することで実内の高い静粛性を実現
30でも十分静かなので、グレードはEで充分と考えます。
▽
走りを楽しくする加速感を追求
•電池・モーターの活用などハイブリッド制御を改良し、発進加速フィールを向上。少ないアクセル操作でダイレクトな加速フィールを実現
•パワーモードでは、ワインディングなどを軽やかに走行できるよう、車両前後左右の加速度からドライバーの走行マインド(意志)推定を行い、減速度やアクセルレスポンスを自動可変させる制御を新開発
•ブレーキには回生協調式のアクティブ・ハイドロブースター*7を新開発し、コントロール性を大幅に向上。自然なブレーキフィールを実現
発進加速!そう!発進加速が一瞬20型に及ばなかったのが30型なのです。
パワーモードの使い勝手が悪化しそうですが、ノーマルモードで充分かも
4.
「先駆け」の名を持つプリウスにふさわしい充実の先進装備
▽ミリ波レーダーと単眼カメラを用い、総合的な制御により、クルマだけではなく歩行者も認識する歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付のレーダークルーズコントロールをはじめ4つの先進安全機能をセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を採用
グレードEでクルコンが付く。それだけでお腹いっぱい。
アクティブな安全デバイスは大歓迎なのです。
アクセル・ブレーキペダル操作の有無に関係なく、低速での取り回し時での接触回避、または被害の軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー」を採用。さらに側面の超音波センサーを使って右左折時の巻き込みを警報する機能を搭載し、さらなる安全性向上に貢献
▽超音波センサーを使って周囲の障害物を検出し、駐車スペースを認識。駐車したいスペースの前で停車し、スイッチを押すだけで、適切な後退開始位置への誘導と後退駐車のためのステアリング操作をアシストする「シンプルインテリジェントパーキングアシスト」を採用。障害物の検出精度を向上したことで、画像認識なしでも高い駐車制度を実現
▽隣の車線を走る車両をレーダーで検知。車両が死角エリアに入ると、ドアミラーに搭載されたLEDインジケーターを点灯させドライバーにお知らせする「ブラインドスポットモニター」を採用
▽多機能の上にも使いやすい・見やすい4.2インチカラーTFTのツインメーターを採用。右側を速度や燃料計などの基本情報を表示。左側をステアリングスイッチで切り替えられる「マルチディスプレイ」とし、機能性と先進性を表現。
▽車速や警告類をフロントウィンドウに表示し、視線移動を最小限に抑えた「カラーヘッドアップディスプレイ」を採用
▽ステアリングホイールの握り部分に昇温と降温を抑制する機能を持たせた合成皮革素材を採用し、快適性が向上
▽助手席・後席の乗車有無や室内温度などを検知し、人が乗っていない席の空調を自動で抑制することにより、乗員の快適性と低燃費を賢く実現させるS-FLOW(一席集中モード)を採用
▽ITS専用周波数(760MHz電波)を活用し、クルマのセンサーでは捉えきれない見通し外の情報や信号情報を、道路とクルマ、あるいはクルマ同士が直接通信して、ドライバーに知らせることで安全運転を支援するITS Connectを設定
この辺はオマケですねぇ。
5.
雪道での安定した走りを歴代プリウスで初めて実現するE-Four(電気式4輪駆動方式)を新開発
▽雪道での一般的な走行における発進をアシストすることにより、安定した走りを実現するE-Four(電気式4輪駆動方式)を新開発。システムの小型・軽量化により、優れた燃費性能に貢献
▽2WDのパッケージをベースに、車両後方にシステムをコンパクトに配置することで、足元スペースやラゲージスペースを確保。ラゲージ容量は2WD車(スペアタイヤ装着車)と同等の457L
積雪地帯の皆さんには朗報でしょうね。
最低地上高が下がったので、底の部分が厳しいけれど。
モーターショーが楽しみです。
前回はパスしましたが、今回は是非行きたいです。
Posted at 2015/10/13 21:44:05 | |
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