2002年に購入したソニー製のミニコンポの調子が悪く修理することにした。
具体的な不具合の状態は、
・カセットテープの巻き込み
・MDの排出不良
・MDのリードエラー(C13)
CDとラジオは今のところ問題なく利用できる。
修理するにあたり、準備した部品は以下の通り。
・ピンチローラー(外径10mm 幅6.5mm 軸内径1.5mm 軸付き)x 2
(TECHSPACE yahoo店で購入)
・カセットテープ用 角ベルト(φ40x0.95) (千石電商で購入)
・カセッテテープ用 平ベルト(φ60x0.5x5) (千石電商で購入)
・MD用 角ベルト(φ18x0.95) (千石電商で購入)
・CD用 角ベルト(φ35x1.6) (千石電商で購入)
部品が揃ったらコンポをバラシてベルトを交換していくのみ。
まずはカセットデッキ部分。
分かりにくいけれども、角ベルトと平ベルトを交換して組み上げたところ。
特に難しいことはなかった。
次にMDドライブをコンポーネントから取り外し、ドライブの上側を丁寧に切り離せばベルトが見える。
こちらもベルトの交換作業自体は簡単。
ピックアップは無水エタノールと綿棒で清掃。
(写真はベルトを交換して組み上げた状態なのでベルトは隠れて見えない。)
CDの取り外しは少し悩んだ。
写真上部の穴の中にネジがあってそのネジ1本でドライブが固定されているだけなのだけれども、それが分かるまで10分以上は悩んだと思う。
CDのベルトの位置は分かりづらく、この状態にしないとベルトのローラーを見ることはできない。
ピックアップも無水エタノールと綿棒で清掃。
清掃が終わった段階でローラーを回転させてカバーは閉じておいた。
あとはピックアップをCDトレイに組み付けるだけなのだけれども、写真の(位置)状態でピックアップを組み付けないとCDトレイの排出ができなくなる。
このことを知らなかったので、組付け後、テストしたらトレイが出てこない状況に陥った。
全部の交換が終わったらグリスを塗布し、元に戻してテストを実施。
結果的に
・カセットテープの巻き込み → 修理成功。昔購入した音楽が聴けるようになった。
・MDの排出不良 → 修理成功
・MDのリードエラー(C13) → 失敗。使わないので直さない。
という状態。
CDトレイの開閉も非常にキビキビとした状態で動くようになった。
(ベルト交換前はもさっという感じ)
バラした際、基板上の目視検査も行ったけれども、特にコンデンサーの液漏れ等はなかった。
古いコンポだけれども、CDのピックアップが機能するうちは今後も使う予定。
もしピックアップが壊れたら部品供給はないようなので新しいコンポを買います。
各ベルトのサイズとピンチローラーのサイズが分からなかったので、残っていたベルトをノギスで何回が計測してオーダーをかけたのだけれども、カセット用の角ベルトは溶けていたので正確なサイズは不明。
交換後、問題なく音楽が聴けるのできっと良かったのだろう。
Posted at 2021/11/26 23:05:17 | |
トラックバック(0) |
家電修理 | 日記