先日、ベルト交換したミニコンポだけれども、以下の症状が発生。
・テープの再生速度が遅い。
・電源のON/OFFの繰り返しでスピーカーから全く音が聞こえないことがある。
・筐体カバーを外してメインの基板に少しテンションをかけると電源が落ちる。
調べるには完全にバラさなければいけない。
面倒なので、廃棄して新しいコンポを購入するかどうかで少し悩んだあとで修理することにした。
ベルト交換だけのつもりが完全にオーバーホールになってしまった…
基板を調べると幾つかハンダクラックを発見。
古いハンダを除去したあとで、新しいハンダで修正する。
で、電解コンデンサーのハンダクラックを修正しようとしたところでスパークが飛んだ。コンデンサーが並んでいる部分だったので、何処のコンデンサーでスパークが飛んだのかは正確には分からず…
いずれにしても放電が十分ではなかったみたい…
スパークでコンデンサーが壊れたかもしれないので怪しい部分のコンデンサーは全て外すことにした。
せっかくなので外したコンデンサーは測定することにした。
測定結果は以下の通り。
比較のために使用したニチコンの測定結果と見比べるとESRが倍…
容量に関しては19年経過しているので若干減っているけれども、ESRの値を見てしまったら全交換、、、という判断になった。
他にもサイズの大きいコンデンサーなどもある。
ESRが新品の倍もあるのであれば素子としての特性も変わって何らかの影響がでていると思う…
例えばテープの再生速度にも影響がでているかもしれない。
モーターのスピードを調整する前にコンデンサーの交換をして、挙動を見ることにしよう。
参考:
ネットで検索をしていたら、こちらの
サイトでESRを計測されて表にまとめていらっしゃる方がいた。
サイト内の表をリファレンスにすると、やはりミニコンポの電解コンデンサーは全交換した方が良さそうである。
(本当はメーカー発行のデータシートをリファレンスにすべきだけれども、古いコンデンサーのデータシートなどあるのだろうか…)
Posted at 2021/12/03 00:35:00 | |
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家電修理 | 日記