2022年10月04日
アクアGRのフォグランプ選び及び、H16規格フォグランプの許容電力(Wワット)についての考察
久しぶりのブログ投稿になります。今回は、H16規格フォグランプの許容電力(Wワット数)についての考察をしたいと思います。あくまで個人的見解ですので参考程度に!
当方所有のアルトターボRS、アクアGR共にフォグランプは、定格19WのH16規格です。アルトターボRSは標準でハロゲンバルブが、アクアGRはバルブ交換出来ないランプ一体型のLEDフォグランプユニットが付いておりました。
ほとんどの方が感じる事と思いますが、とても暗いです。ちょっと明るいポジションランプ、デイランプといった感じでフォグランプとしての役割に疑問を感じてしまいます。ファッション性や上級グレード車種の付加価値的要素が主な役割かと勘ぐりたくないます。
調べられた範囲では、H16ハロゲンバルブで最も明るいハロゲンクリア光で500ルーメン、イエローで480ルーメン、純正LEDフォグは1000ルーメン程度という事でした。
そういったこともあり、アルトに関しては、購入後数年間フォグの使用をしておりませんでした。点灯させても、HIDヘッドライトとの色合いも合わずファッション性も感じられない為でした。この辺りの件は、パーツレビューのほうにも記載していますので興味のある方はご覧になって下さい。
アクアGRに関しては、一体型とはいえ一応LEDだったので、実用性は無くともイルミネーション感覚と割り切って常時点灯はさせていました。
とはいえ元来のLED好きの血が騒ぎ、この度遅ればせながらアクアGRのフォグランプの交換を決意しました。
しばらくリサーチを怠っていましたので、先ずは主だったLEDバルブメーカーを調べ始めたのですが、車種別適合はどれも適合なし。まあバルブ交換できないので当然なのですが。
アクアGRは、ウィンカーとバックランプはBELLOF製のものを選びましたので、フォグもBELLOFをと思いましたが、上位モデルでも4000~5000ルーメン辺りで少々もの足りなく感じ、同社のトヨタ用フォグランプレンズキットの適合が、当方アクアGRには年代的に当てはまらず、価格的にもバルブとレンズ合わせると35000~40000円と魅力が感じられず候補から外れました。
色々検索していく中で候補に上がったのが、車用LED専門店ピカキュウのフォグランプキットです。
一般的に適合を調べる際は、車種別適合表のみの場合が殆どですが、こちらのショップは実際に適合する車種に搭載した写真が年代別、グレード別に掲載されておりとても好感が持てます。
純正との比較画像も一部使い廻しもありますが、とても参考になります。
またレンズに関しても、ピカキュウオリジナル自社設計のガラスレンズ+アルミ合金製灯体で高出力LED、HID対応との事です。
当方は、アクアGR対応の数種類のラインナップの中から、ガラスレンズフォグランプユニット付 LED MONSTER L8400 ホワイトを選びました。
その名のとおり8400ルーメン(左右合わせて)、6300Kの白色光のLEDフォグランプキットです。価格もレンズセットで21,120円(税込)とコスパ良く非常にリーズナブルかと思います。
ただ説明によると、8400ルーメンというのは初点灯時の数値でして、15分経過後は7700ルーメン、30分経過後は7680ルーメンとの事です。それでも充分な明るさだと思います。こういった情報を隠さず公表している事にも好感が持てるポイントですかね。
他ショップやピカキュウでは10000ルーメン超のものも有るようでしたが、ここまでになると価格が少々高めなのと、消費電力の高さからアクアには向かないようですし、電源強化リレーハーネスの使用が推奨されているようです。
取り付けてみた感想ですが、期待通りかなり明るくなりまさにノーマル比7~8倍といった感覚です。
純正LEDフォグでは前方1mほど下方を照らすのみで、運転席から見ると最も明るく照らす部分がボンネット下なので、そのおこぼれのわずかな光量しかみてとれませんでした。
フォグランプとしての役割を充分以上に発揮でき、満足のいく結果となりました。
...。とここで終わるはずでしたが、今回もう少しその後の顛末があります。
もうひとつのテーマ、H16規格フォグランプの許容電力(Wワット)についての考察です。
H16規格のフォグランプの定格は19Wです。
で今回購入したピカキュウのLED MONSTER L8400 の消費電力は40Wとスペック表には記載があります。
当方はこの40Wというのは、左右合わせた1台分の消費電力だと認識していました。なので一個あたり20Wなら、H16定格の19Wよりわずかに超えますが許容範囲内だとあまり気にしませんでした。
購入後取り付けを行った際、LEDバルブの左右各ドライバーユニットに40Wの記載のあるシールが貼られていました。その際も若干の違和感がありましたが左右合わせての電力だと、自分を説得させつつ作業を終えました。
だたやはり少々気にはなったので、調べていくとピカキュウの下位モデルのスペック表は、消費電力 38W(19W×バルブ2個)となっています。こちらの商品写真の各ドライバーユニットには19W の表記があります。
LED MONSTER L8400 のスペック表には消費電力 40W との記載のみで左右合わせて40Wなのか、片側40Wなのかが判りません。
ドライバーユニットの下位モデルの記載が19Wで、当モデルが40Wと記載があれば単純に一個あたり40Wだと考えるのが妥当です。
定格の倍以上のバルブとなるわけで、このまま使い続けて大丈夫なのか、配線やカプラーが溶け出したりしないか急に不安になり、ピカキュウに問い合わせしつつ自分でも色々調べる事にしてみました。
そうこうしている間に、ピカキュウより返信が、以下のとおり
お問い合わせありがとうございます。
株式会社ピカキュウでございます。
こちらは1球あたりの消費電力でございます。
ヒューズの容量や配線なども含めてこちらの商品でしたら問題ございません。
当社の10600ルーメンの商品のみ別途リレーハーネスを付属しております。
ご確認のうえご検討のほどよろしくお願いいたします。
との事。当方で調べてみた事と合わせますと、H16の19Wというのはあくまでバルブの定格であるだけで、車輛配線側の許容電力は判らない。
これはメーカー(トヨタ)に問い合わせる事となりますが、教えてくれるかは分かりません。
アクアGRのフロントフォグランプのヒューズのアンペア数が確実ではありませんが、少なく見積もって7.5アンペアだとすると、12V×7.5A=90W が車輛配線側の許容上限だと思われる。
だとすれば、今回の消費電力40W×2=80W はぎりぎり大丈夫だと思われる。
ピカキュウの10600ルーメンのモデルは100Wなので、別途リレーハーネスが必要だと。
以上が、導き出した結論です。取り敢えず今すぐトラブルになる訳では無さそうなのでひとまずは安心しました。*(後日確認したところアクアGRのフロントフォグランプのヒューズ容量は15アンペアでした。と言う事は12V×15A=180Wまでは大丈夫なのかな?バッテリー電圧はエンジン始動時は14V位まで上がるので更にもう少しいけるのかも?これなら10000ルーメンクラスの100W級でもリレーハーネス要らないんじゃない?)
ここまでピカキュウには絶大な信頼をしていましたが、消費電力の表記の仕方は少し詰めの甘いところもあるのかなぁ、と感じました。
今回調べていく中で、あるバルブメーカーのH16フォグの許容電力についてのブログを拝見しました。
メーカーの担当者と広報担当との会話形式でお客様からの質問とのていで、先生と生徒のやり取り風のブログですが、結論としてH16規格のフォグには上限19Wまでが無難で12Wのバルブを薦めていました。
違うメーカーでもほぼ同内容のブログがあり、上限の具体的なW数の明記は無く、こちらでは25Wのバルブを薦めています。
ぶっちゃけますと、前者がIPFで、後者が日本ライティングです。
IPFが模範解答で、日本ライティングのほうはもう少し柔軟な回答なやり取りでした。
ただ上限19Wにこだわりますと、どのメーカーもエントリーモデルとなり2000~3500ルーメン位になってしまい少々もの足りないです。日本ライティングに至っては19W以下のモノは見つけられませんでした。
ブログではフォグランプはあまり明るすぎるとヘッドライトが暗く感じる弊害が有るとの事をいっていたので、本来はこの辺りがバランスがとれていて、ちょうどいいのかもしれません。
とはいえ、より明るいもの、ハイグレードなものを付けたくなるのが人情でして、まだ換えたばかりですが早々に新しいものに換える予定です。
今回のブログ作成の際に知る事となった、日本ライティングのスーパーハイルーメンモデル フォグ専用 LEDフォグランプ H16 10000lm(ルーメン) 6500K 35Wです。
日本ライティング、今まで存在を知りませんでしたが、かなり高品質な製品な様です。価格も30000円クラスです。
日本国内製産である事、高品質なA6063アルミを使用、発熱が少なく放熱性が高い、削り出し製法、等々見た目にもいかにも高級なつくりで大きく心を揺さぶられました。
ピカキュウのLED MONSTER L8400 も決して悪いものでは無いとは思いますが、個人的見解では、見た目はごくフツーでオーソドックスな感じで、良く言えば質実剛健、悪く言えば地味、品質に関しては、極わずかではありますがバリがあったり、性能に影響はないとは思いますが、本当にわずかですがLEDチップの傾きが感じられました。
構造や性能はピカイチですが、見た目はコスパ重視といった感じでしょうか。
日本ライティングのスーパーハイルーメンモデル に交換した暁にはパーツレビューしたいと思います。
長々と書きましたが、この辺で終わりたいと思います。
*追記:今回パーツ選びの際、LED MONSTER L8400 の8400ルーメン以上のもので10000ルーメンクラスのモノが、現在のトップクラスの明るさだと認識しましたが、実はルーメン数だけに注目すれば、Amazonやオークション、通販サイト、フリマには、10000~40000ルーメン超えの超怪しげで胡散臭い商品が、10000円以下、数千円で売られています。次回ブログでは、こういった商品についての考察もしてみたいと思います。ネタとして面白そうなので、2000円前後の商品でしたら実際に購入して、取り付けしてみて比較検証もしてみたいです。
なんと、ヤフオクで世界一明るい64500ルーメン、200W というのが有りました。現時点ではこれが最強でしょうか。
*LEDバルブにおいて当方が絶大なる信頼をしているショップのBright Mania Factoryさんによると更にツワモノがいるようです。
60,000LM 250W→88,000LM 200Wときて極めつけの120,000LM 420W表記のLEDバルブがあるそうです。ドラゴンボールの戦闘力のような数値の跳ね上がりかたです!こちらは、Amazonで2023年9月現在、在庫切れで購入出来ないようですが、\13,380で販売されていたようです。面白すぎるので、購入してレビューしたい気もするのですが、クソ商品に\13,380出すのもなぁ、と悩んでおります。
もしこれが実際の数値であれば、最早クルマに付けるパーツの消費電力ではないですね!バッテリーから配線までブッ飛びます。ホント、アホですね!
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Posted at
2022/10/04 17:24:31
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