
Torque Pro の設定 その1(プロローグ)
【最重要】CX-60には付けないで下さい!!
※CX-60に付けると クルマ(CP)がセーフモードに移行し、元に戻せなくなるようです(←2022年11月5日追記)
枯れた整備士ひでぽんチャンネル
【重要1】始めに・・・
これから「Torque Pro」を購入、設定しようとしている方は以下の3つを同時にご用意ください。
①「Torque Pro」アプリ
②OBD2 BLUetooth通信用アダプタ
③車体側PBD2コネクタと上記②を繋ぐ ON OFFスイッチのある接続ケーブル
僕と同じくCX-5 SKYACTIV-D 2.2 に乗るみん友さんより
「サルでもわかるTorque Pro の設定を教えて欲しい」
と とても丁重なメッセージを頂いたので、僕のわかる範囲で
以下(シリーズ化になる?)に述べたいと思います。
【重要2】
尚、僕は昭和生まれの文系男なので、今後述べる設定・設置方法が
正しいかどうか? はわかりません大汗
ある意味「自分の成功体験」や「自分の知っている知識と経験」を
述べるだけですので、このブログシリーズにおける設定方法や接続方法等による
いかなる損害にも責任は持てないことを予め明記しておきます。
これを読む皆様におかれましては自己責任での設定、接続をお願いします。 ※特にCX-60に付けてはいけません!!
コンピューターのフェールセーフが働いてしまい、クルマの機能が一部動作しなくなり、更に元に戻せなくなるようです(ディーラーでは直してくれません!)
それではまずはプロローグということで本家本元の
「Torque Pro」や「OBD2」「クルマのECU(CPU「コンピューター」)とは何かを述べてまいります。
1.「Torque Pro」って何?
「Torque Pro」とはAndoroid用のアプリで
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.prowl.torque&hl=ja&gl=US
「あなたの車がリアルタイムでなにをやっているか、OBDの故障コード、車の性能、センサーのデータと詳細を取得!
トルクは、車両/車両性能/あなたのOBD2エンジンマネージメント/ ECUに接続するためのOBD IIのBluetoothアダプタを使用する診断ツールです。」
だそうです。
では上記に記述のある「OBD」って何?
2.「OBD」「OBD2」(オン・ボード・ダイアグノーシス)とは?
Wikiによれば自動車各部に取り付けられたECU(Electrical Controll Unit)
にプログラミングされている自己診断機能である。On-Board Diagnosticsの頭文字を取って、OBDと略称されている。当記事もOBDとして述べる。
だそうです。
超簡単に言うと、要は ECU(CPUと言ったり車載コンピューターとも言う)から出力されるインターフェース みたいなもの と思って良いかと思います。
アメリカ車やヨーロッパ車、日本車共に1998年以降あたりから製造(販売)された車両についている規格のことなのですが、乱暴に言えば
このOBD2というコネクターのことを指している とも理解されています。
本来の使い方としては、ディーラー(トヨタならトヨタディーラー、MAZDAならMAZDAディーラー)にあるそのメーカーの専用端末をOBD2コネクタ(最近のクルマではハンドル下のパネルの奥やボンネット内にに存在する)に接続し、端末に表示されるエラーメッセージ等を読み取ることで故障診断を行う為の物 です。
3.「Torque Pro」と「OBD2」との関係
上記2にあるように、最近の車両(1998年頃より販売されている車両)にはほぼ、このOBD2コネクタがついています。
このOBD2コネクタにディーラーにあるような専用端末を接続して故障診断する代わりに、
①OBD2コネクタに接続しデータをBluetoothで飛ばす機器を接続し
② 上記①で飛んできたデータをスマホでBluetooth受信し(これはスマホの標準機能で可能)
③ 上記②のデータを処理してスマホ画面にOUTPUTする為のアプリ
このアプリが
「Torque Pro」 ということです
従って、Torque Pro単体ではODB2とは接続出来ず、必ず上記②の専用アダプタとセットで使うことになります。

ちなみに僕が買ったのはコレ↑
OBDLink LX Bluetooth OBD-II Scan Tool Interface for PC ANDROID PHONE
AMAZON でいろいろなタイプが出ています。
あまり安いのは動作が不安定とか言われていますが、その辺のところは良くわかりません。(問題なく動作するという方も多くいらっしゃるようです)
また、このOBD2コネクタ(アダプタ)には車体側より常時電源が流れており、これにより長時間放置しているとバッテリーが上がる
ということもあるようです。
従って、僕の場合は 車体側OBD2コネクタとアダプタとの間にON OFFスイッチのあるケーブルを噛まして、
エンジンOFFの際にはアダプタへの通電をオフにするように対策しています
CarAngels OBD2 スイッチ付き 延長フラットケーブル 60cm OBDII 16PIN延長ケーブル 超薄型 車両診断 (スイッチ付き延長フラット型60mm)
4.おまけ
ECU(コンピューター)って何?
※一応 わからない人の為に簡単に述べますw
現代のクルマには ECU(コンピューター)が搭載されています
昔はコンピューターなんてなくて、
キャブレター(気化器)とかディストリビュータとかで燃料を送り、点火してエンジンを回していました。
なので、当時はプラグを抜いて先端の焼け具合を見てエンジンの燃焼状態を見る なんてことをしていました。
が、昭和55年頃より、これらキャブレターやディストリビュータに変わってECU(コンピューター)で燃料噴射量や点火時期を制御するようになりました。
これら「制御する」 ということは 例えば 水温や吸気温度、流入吸気量や排気ガス温度、電圧、エンジン回転数、アクセル開度等 ありとあらゆるセンサーで情報を集めて制御する ということです。
このセンサーによって集めた情報をアウトプットするのがOBD2アダプタ だったり、アウトプットされたデータをスマホで取り込んで画面に表示させるのが Torque Pro ということです。
ということで、今回はここまで・・・
つづく・・・
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DPF再生 | クルマ
Posted at
2021/03/08 22:31:43