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2022年10月26日 イイね!

サスペンションセッティング

サスペンションセッティング
すでに整備手帳とパーツレビューにも書いていますが、6月にサウペンションの
スプリングダンパーを市販の車高調交換しました。
その理由は動き出しや止まる寸前の余分な揺れが気になるからです。
ですので車高調整式が欲しかった訳では無く、これしか選択肢が無かっただけでもあります。

ベルランゴのノーマルサスペンションについて乗り心地が悪いとか、操縦安定性が悪いとか特別大きな問題がある訳ではありません。
直進安定性も良いし、コーナーリング性能だって背高ノッポの車体にもかかわらず、不安無く綺麗にトレース出来ます。
但し、コレは好みの問題かも知れませんが、シトロエンらしさを演出していると思われるソフト感というかふわっとした初期2~3cmくらいのストロークに無制動な感触があります。
走行中にブレーキングと加速、そしてワザと右や左にステアリングを切るとサスペンションが2~3cmストロークした後から漸くダンパーが効き始めるのです。
ダンパーが効いてからの制動はシッカリしているのですが、1~2cm程度の段差が連続するような路面ではダンパーの制動が効かずに上屋が揺すられるので住宅地の水道やガス管の工事跡が残る路面ではけっこう不快な揺れとなります。もちろんガラストップで屋根が重いのも影響しているのかも知れませんが...。
ある程度速度がある場合はあまり感じませんが、ゆっくり走る狭い道路にそれらの凸凹工事跡があると不快な揺れが襲ってきます。
個人的には通常のSTOP&GOで生じるノーズダイブも気になっていましたので漸く手をつけるチャンスが出来た感じです。

以前のカングーにはSACHS製のダンパーを装着していました。
これが素晴らしかった記憶が体に染みついている為にSACHSからプレース用ダンパーが発売されることを心待ちにしていましたが、未だに出る気配も無く...。

個人的には、車高を下げる事には興味は無く、ノーマル車高キープです。
欲しいのは硬いとか柔らかいでは無く、無駄な動きを抑えてキチンと足(サスペンション)を動かし、接地性と走行安定性と快適な乗り心地を確保する事です。
すなわちメーカー設定のサスペンションストロークを無駄なく使えるしなやかな足回りにしたいのです。

車高調整式はその構造によってはストロークを制限してしまう可能性がありますが、XYZの車高調は全長調整式のため、車高を変えてもダンパーのストロークは変化しない構造になっています。
但し、車高を下げてしまうとその分サスペンションが持っている縮み側ストロークが減ってしまい、更にバネレートを上げることにより同じ荷重変化でのストロークはさらに減る方向です。
ですから車高を下げると乗り心地にはマイナスになる要素ばかりが目立って来ます。

もちろんスポーツカーならその方向でのチューニングが常套手段なのですが、ベルランゴは生い立ちが貨物車ベースとは言え立派なファミリーカーです。
スポーツカー的味付けが一つの選択肢として在ってもそれはそれである意味良いのかも知れませんが、やはり家族が乗るクルマだけに同乗者に余計な緊張を強いる様な乗り心地にはしたくないですね。

と、前置きはこのくらいにして...

リヤのスプリングはフロント同様にノーマルよりもバネレートが高いのですが、ノーマル車高で使うにはやはり硬すぎです。
と言うのも車高を下げた場合は下げた分サスペンションストロークが短くなるので荷重による沈み込みを短いストロークで抑える為にバネレートアップが必然になるわけです。
故に車高調ならではの必要なバネレートに設定されているのはサスペンションキットメーカーからすれば当然のことなのでしょう。

サスペンションキットメーカー製のスプリングとダンパーで調整式となればどこかにおいしいポイントがあっても良さそうですが、バネレートが上げられストロークが制限されるためどうしてもスポーツカー的な乗り心地になってしまいます。
通常の道路の継ぎ目や段差程度ではまだまだ許容の範囲ですが、高速道路での大きな段差や荒れた路面ではBERLINGOらしくない大きなショックに見舞われます。
それでもフロントは良い感じなのですが、リヤはやっぱり空荷のトラックのような跳ねる感じがあり、やっぱり硬すぎなのでしょう。

もともと車高を変えるのが目的では無い私にはバネレートアップは必須では無く、ノーマルに戻すのに躊躇はありませんでした。
通常はバネレートに見合った減衰力のダンパーが組み合わされるのでノーマルダンパーに戻す手もありましたが、幸いにもXYZダンパーは30段調整ですので、ノーマルスプリングのレートに合った減衰のセッティングを見つければそのままXYZのダンパーを使った方が良さそうです。
でも、延び側・縮み側が別々に設定することが出来ないので必ずしもスイートスポットが見つかる様な単純なモノでもありませんが、とにかく試すしかないですね。

そしてリヤだけノーマルスプリングに戻し、ダンパーも真ん中の15に再設定。
alt

結果は、やっぱり コレが正解!?

フロント(16)は硬すぎずしっかりダンパーが効いて、リヤ(15)も充分なストロークをもって路面を追従出来る様になり、近所の微妙な段差がつづく凸凹路面を走ってもほぼ不快感が無くなり、ようやく満足出来る操縦性とまあまあの乗り心地になりました。

XYZ車高調は台湾製キットですが、倒立モノチューブダンパーの感触も良く、随所にピローボールが使われていることがダンパーの応答性を高めていると思われ、安いからと侮れないものがあります。
ま、私的には車高調の機能は不要ですが....
あとは耐久性ですが、今のところ取りあえず粗悪品ではなさそうです。alt

その後フロント(16)、リヤ(15)からフロント(15)、リヤ(14)と前後とも一つ弱いセッティングも試しましたが、やはり減衰力不足で安っぽいガタガタした乗り心地になりダメダメです。
結局元のF16,R15に戻しました。

所謂フランス車らしさで良く表現される猫足ではなく、すっかりドイツ車の様な乗り味になっていますので、人によっては好みが分かれるかも知れません。

取りあえずXYZで出来たのはここまで、もしSACHSが出たらまた考えましょう。







Posted at 2022/10/26 15:37:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | インプレ | クルマ

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