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2020年07月30日 イイね!

CBR250Fレストアへの道㉑(プラグホール修復)

CBR250Fレストアへの道㉑(プラグホール修復)
本日(29日)より数か月振りにレストア作業の本格再開です(^0^)
29日の神奈川は朝からパラパラと雨が降ったり止んだりの繰り返し。
でも先週の事もあるので本日は作業を行う事にしました。
賭けは見事に的中し、作業時間中は雨も無くむしろ曇り空のおかげで快適に作業が出来ました(^-^)
という事で本日の作業内容です

前回作業時に2番シリンダーのプラグ締め付けの際に違和感を感じていました。
締め付けの感触がネジを舐めた時特有の何とも言えない感じがしたのです。
こういう時に無理に締めなおしたりすると、その一回転が致命傷になる事もあるので、その時はそのまま放置。
状況確認と万が一に備えて部材等をそろえてからのプラグホールのネジ山の状態確認と修復作業を行う事となりました。

プラグホールのネジ山の修正を行うにはシリンダーヘッドを外す必要があります。
専用のタップを購入すればエンジン外側からでもネジを切れますが、そうすると切り粉がシリンダー内に落ち、それが焼き付きの原因になります。
当初エンジンを搭載したままシリンダーヘッドを外す事も考えたのですが、作業スペースが狭く、ラジエーターが目の前にある事からエンジンを車体から降ろしシリンダーヘッドを外す事にしました。

①車体から作業上邪魔になりうる部品を全て外します。
外装、マフラー等ですね。
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これらを外したら車体左側のウォーターポンプのドレンボルトから冷却水を抜きます。
ただしドレンボルトを外しただけでは冷却水は抜けないのでラジエーターキャップも外しましょう。

②冷却水を抜いたら各ホース、電装ケーブルを外します。
外しながらエンジン上部等にまとめると外し忘れを発見しやすいです。
全て外し終わったらいよいよエンジンを降ろします。
エンジン下部にジャッキ等を入れたらエンジンハンガーボルトを外します。
エンジン下側から外した方が良いです。
それと忘れてはいけないのが「スイングアーム取り付けボルト」です。
これが締まったままだとエンジン後方がフレームから抜けません。
緩めるだけで構わないんで、これも忘れずに緩めます。
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ここですね↑
最後にエンジン前方のハンガーボルトを緩めたらエンジンを降ろします。
この際ラジエーターの傷付き防止の為にエンジンとラジエーターの間に手を入れてシリンダーヘッドを支えつつジャッキを少しづつ降ろしましょう
※怪我防止の為に皮手袋推奨

③エンジンを降ろしたら作業しやすい位置に移動。
写真はリフト付き台車で、ペダルを踏むと天板が油圧で上がり作業台になる代物です
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ただこのままだとエンジンが倒れた状態なので作業出来ません。
エンジン下にブロック等を入れてエンジンを起こしましょう。

④エンジンを起こしたらヘッドカバーを外します。
カバー上部にあるボルト(6本)を外し、プラハンマーで軽く叩けば外れます。
カバーを外すとこんな感じ。
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画像中央付近にあるオイルパスチューブをヘキサゴンレンチとボックスレンチ(10mm)で外します。
チューブの支持ステーでパイプを曲げない様に注意です。
その後はカムを止めている軸受けを取り外すのですが、部品の変形防止の為にカムの中央から対角線上に外側に向かって外しましょう。
吸気側カムを取り外すとこんな感じです。
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カムを取り外したら排気側と部品が混ざらない様に分けておいた方がよろしいかと思います。
排気側も吸気側と同じ要領で外します。

⑤カムが外れたらカムギヤトレイン、シリンダヘッドの分離を開始します。
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赤〇で囲っているボルトが「12角ボルト」、青〇が6角ボルトです。
この12角ボルトと言うのが少々厄介で、レンチサイズ的には8なんですがホームセンター等ではこのサイズでの12角ボルトに対応したボックスレンチが中々見つかりません。
しかも右側の穴は深く、差し込み角9.5のボックスレンチでは中まで入らないという鬼仕様。
ホンダ純正専用工具としても設定はあるようなのですが、ほぼ単発作業になる可能性が高いので費用対効果から考えるとちょっと微妙・・・。
そこで購入したのがこれ。
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「スプラインソケット」というそうです。
個人的に所属しているコミュニティーのある方が教えてくれました。
差し込み角は6.35mm
これにエクステンションバーを組み合わせるといい感じに使えました。
ちなみに、今回は使用しませんでしたが低価格だったので試しに購入してたのがこれ
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横からの写真はないのですが、充電ドライバードリル等で使用可能な12角ビットです。
ただこちらは形的にはビンゴだったのですが、棒ホムセンのPBだそうで精度がいまいちでボルトにはめると予想以上にガタが多く、無理に回すとボルト側を潰しそうだったので今回はPASS!

話がそれましたがこのほかに外側に4本、シリンダーヘッドを固定しているボルトがあるのでこれも外し、2番3番シリンダーの吸気ポート横にあるオイルパスチューブも外します。
干渉物が無くなったらシリンダヘッドを軽くプラハンで叩きヘッドを外しましょう。
但し取り外す際に注意です。
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赤〇でかこった部品、これはカムバルブにかぶっているキャップです。
この内側に「シム」という小さい金属板が入っています。
シリンダヘッド取り外し後、そのままひっくり返すとこのシムがキャップごと落ちる事があります。
シムもクランクの部品交差の都合から場所により取り付けてる厚みが違います。
どこにどのシムが付いていたのかを記録しながら取り外しましょう。

⑥シムを外したらエンジンよりシリンダヘッドを外します。
今回はプラグホールの修復が主目的なので、用があるのは燃焼室側です。
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でこちらが燃焼室。
生産から30年以上。
おそらくその間だれも開けたことの無いエンジン内部なので燃焼室内部のえげつない事になっているのではないかとドキドキしていたのですが、これがまた意外と綺麗。
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で、今回ネジ山の一部を潰してしまったのが2番シリンダーなので、この状態にしてから燃焼室側よりタップを立てます。
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使用したタップはこちら
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プラグの仮置き台制作時に使用したM10/1.0ピッチのタップです。
元々今回の作業用に購入したものです。
タップ立て完了後に穴内部をパーツクリーナーで洗浄し、新品プラグを入れて入るかどうか確認します。
確認結果は成功でした。

ちなみに外したプラグと新品のネジ山状況比較がこちら。
写真では分かりにくいのですが、右がネジ山が潰れたプラグ、左側が新品です。
途中から潰れているのがわかりますか?
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たったこれだけの為に大仕事です(;-;)

今日は夕方から娘の学校で個人面談。
エンジンはばらけたままですが、今日はここでお開きです。
来週以降にエンジンの組み立てに入ります。

あ、さっそく番外編で作ったプラグ置き使ってみました(^田^)
何気に良い感じです♪
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関東は来週にも梅雨明けだそうで、これから気温がどんどん上がってきます。
熱中症には充分ご注意いただきバイクライフを楽しみましょう

では(^0^)/"
















Posted at 2020/07/30 12:32:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | CBR250F | 日記
2020年07月27日 イイね!

CBR250Fレストアへの道(番外編 整備用小物作成)

CBR250Fレストアへの道(番外編 整備用小物作成)
作業するうえで前から気になっていた事がありました。
それが、外したプラグの取り扱い。
もしかしたらそこまでシビアに考えなくてもいいのかもしれませんが、やはり作業中に工具箱等にぶっこんでおくのも気が引けるので、仕事の合間にプラグの仮置き台を作る事にしました。

用意したのは
①30x30x85のステンレス角材(廃材置き場より拝借=3)
②10Mx1.0 タップ
以上です(^-^)/"

まずステンレス角材表面に等間隔で印を付けます。
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ちょっと文字が小さくて見ずらいのですが、ブロックの端面から5mmあけてそこを起点に7.5mm、5mm開けた位置からまた7.5mmと言う感じで等間隔で印を付け、センターポンチにて穴あけ位置をチェック。
φ5→φ8→φ9の順で下穴を開けます。
φ9の貫通が完了しましたらφ12で切り口の面取りを行います。
面取りする事でタップが入り易くなります。

②φ9での穴あけが完了したらM10x1.0のタップでネジ山を切ります。
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一般的によく使用されているネジピッチ(ネジ山の間隔)はM10の場合1.5ですが、CBR250Fに使用されているプラグ(C9EH-9)のネジピッチは1.5ではなく1.0です。
間違えるとプラグのネジ山が死ぬのでご注意ください。
ネジ切りオイルを塗りながら少しずつネジを切っていきます。(4か所)
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③4本分の作業が終わりましたら完了です。
ネジ穴内部に残った切り粉をパーツクリーナーでよく飛ばす事もお忘れなく。
これでメンテ作業中に外したプラグの一時保管台は完成しました(^0^)
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※プラグのタイプによりネジ径等は違います。
自作する場合はご自身のプラグに合ったサイズのタップ等をご用意ください。

今回は手元にある部材で制作したのでステンレスを使用しましたが、最初から用意するのであればステンレスよりアルミの方が軽いし加工は比べ物にならないくらい楽チンです。
見た目はステンのが錆びないし綺麗ですが、ステンにネジを切るのは多少のコツと慣れが必要ですので、加工に自信の無い方はアルミ材をお勧めします。

では(^0^)/"

Posted at 2020/07/27 17:53:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | CBR250F | 日記
2020年07月25日 イイね!

ポチりました😁

本日アマから入荷(≧∀≦)
次の水曜日が晴れたら交換します(≧∀≦)
Posted at 2020/07/25 19:17:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | CBR250F | 日記
2020年07月24日 イイね!

歌に形はないけれど

作詞 doriko
作曲 doriko
唄 初音ミク


薄紅の時を
彩る花びら
ひらひら舞う光の中
僕は笑えたはず

鮮やかな日々に
僕らが残した
砂の城は波に消えて
きっと夢が終わる

真っ白な世界で目を覚ませば
伸ばす腕は何もつかめない
見上げた空が近くなるほどに
僕は何を失った?

透き通る波
映る僕らの影は蒼く遠く
あの日僕は世界を知り
それは光となった
僕は歌うよ
笑顔をくれた君が泣いてるとき
ほんの少しだけでもいい
君の支えになりたい

僕が泣いてしまった日に
君がそうだったように


僕がここに忘れたもの
全て君がくれた宝物
形の無い物だけが
時の中で 色褪せないまま


透き通る波
何度消えてしまっても
砂の城を僕は君と残すだろう
そこに光を集め
僕は歌うよ
笑顔をくれた君が泣いてる時
頼りのない僕だけれど
君の事を守りたい
遠く離れた君の元へ
この光が空を超えて
羽ばたいてゆく
そんな歌を届けたい

僕が送るものは全て
形のないものだけど
君の心の片隅で
輝く星になりたい


ボカロです
初音ミクです
このジャンルに関しては好き嫌いがはっきりと分かれますが、私は名曲だと思います。
ツベにもありますので是非聞いてみてください。


Posted at 2020/07/24 14:59:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2020年07月18日 イイね!

CBR250Fレストアへの道⑳(スプロケット取り付けボルト再生)

CBR250Fレストアへの道⑳(スプロケット取り付けボルト再生)
リヤホイールのベアリング交換の為に取り外していたスプロケット。
ハブ等の清掃も終わり、かなり綺麗になりました。
そうなると気になるのがスプロケットを固定しているボルト・・・。

表面が錆びだらけで、周囲の部品が綺麗なだけにどうしても目立ちます。
新品に買いなおすのが一番手っ取り早いのでしょうが、そこは少ない小遣いで日々生活している私、とりあえず今手元にあるもので再生する事にしました。
今回の作業は

「自宅で出来る電気メッキ」

です(^0^)

用意する物
①使用済みマンガン電池
②酸性洗浄剤(サンポール系)
③ワニクリップ
④DC電源(3V前後出せる物)
⑤メッキ対象物(今回はボルト&ナット)
⑥ペットボトル(2Lの物をカットして使用)
⑦針金等

ではまず準備から。

①使用済みマンガン電池を分解して、内缶を開きます。
一般的なマンガン電池は内缶は亜鉛で出来ているそうです。
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②電池を開いたら亜鉛板をよく洗浄し不純物を出来るだけ取り除きます。
針金等を利用してペットボトル内にボルト、ナットをぶら下げ先ほどの亜鉛板をメッキ対象物に触れない様にペットボトル内に吊るします。
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③酸性洗浄剤(今回はダ〇ソーのNEOナイスというのを使用)を洗浄剤1:水4の割合で薄めて先ほどのペットボトル内に入れます。
溶液を入れたら電源のプラス側を亜鉛板、マイナス側をメッキ対象物側に繋ぎます。
乾電池でも可能なのですが、手元にDC5.5V出力が可能な機器埋め込み用AC/DCコンバーターがあったのでこれを使用。
全ての接続が完了したら電源を入れます。
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(これがAC/DCコンバーター。パワーサプライとも言います)
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電源投入直後からかなりの勢いで泡が出始めました。
このまま5時間程放置します。

④放置後、ペットボトル内からボルトナットを取り出します。
アルカリ系洗剤(マジックリン等)でよく洗浄したらこんな状態。
左が加工前、右が加工後になります。
所々剥げていたメッキの上に新しくメッキがかかったのでむっちゃ綺麗です。
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で、これがボルトの頭側からナットとセットでの写真です。
左が施工後で右が施工前です。
ナット表面もピッカピカ(^-^)
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 これがボルトの頭側です。
ピカールで軽く磨いただけでこの美しさ♪
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純正ボルトで絶版品を再生するのにいかがでしょうか(^-^)
ただ使用後の溶液には重金属が含まれているので廃棄の際には注意が必要です。
少量ならそのまま流しても法的には問題ないとの事ですが、どこまでを少量と言うのかその定義には詳しくないのでここでは記載いたしません。
私は今回の溶液は別のペットボトルに入れて保管しました。
まだ使えそうなので別のボルトにも施工しようと思います(^田^)

錆びたボルトを交換したい、でも純正形状にこだわりたいという方。
時間はかかりますが、こんな方法もいかがでしょうか(^-^)


時間がえらくかかるのがネックですが・・・・・。

次はホイールアクスルカラー等にも施工してみようと思います(^0^)

では(^0^)/"



 



P.S
その後メッキ液の廃液処理についてググッてみたんですが、重曹で中和してからセメントで固めて燃えないゴミとして廃棄している方が多い様です。
ただそれが法的に正しいのかどうかまでは良く分からないので推奨はしませんが、くれぐれも廃液をそのまま流すのは辞めましょう。
Posted at 2020/07/18 18:24:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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