カム加工には失敗しましたがどうしてもお伝えしたい項目なので多少くどくなることは御了承ください。今回のタイトル写真に写っているのは木工旋盤にカムシャフトをくわえさせているところです。旋盤ですから廻しながら木材を丸く加工するわけですが今回は回さずにベルトサンダーでベース円(カムシャフトの一番低い部分、つまりバルブリフターもロッカーアームも当たらないところ)を必要な深さで一定の角度のところまで削ろうという算段です。’そんな無茶な’との声が聞こえそうですが決しておかしな加工ではありません。現実的にはカムシャフトの一般的なチューニング方法で今でも専門の加工業者が存在しています。四輪車の場合表面から約2mmくらいまでは熱処理の効果がおよんでいますので多少削っても大丈夫。さてどのように削るかということですが手持ちのミニグラインダーにベアリングを取り付けて適当な引っ張りバネでテンションをかけています。ツボはこの怪しい機械をクロスバイスにのせることです。このクロスバイスなる工具ですが値段のわりに良い仕事をします。これをボール盤の下に固定すればフライス盤の働きをしますし、今回のように研削盤にセットすれば複合加工機にも変身します。
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2020/01/09 19:05:55