
レストア…本来のあるべき姿に戻す事。と、何かの自動車雑誌で見たことがあります。
クルマはオーナーさんの使い勝手でオーディオを変えたり、ナビを付けたり、スポイラーを変更したり取り付けたり、また塗色を変更したりと、乗っているうちに変化していくものが殆どです。(最初の仕様を変えずに乗り続けるオーナーさんもいらっしゃいますが…。)
鉄道車両においてはクルマよりも寿命が長い分、時代に則した仕様が求められる訳で、冷房化(最近は最初から付いている車両が殆どですが…)や車内設備の変更、走り装置の変更、改良など、ぎ装の変更が行われていくわけです。
その結果、登場時の姿が少なからず失われていくわけです。
この日は特別に車内も公開、美しく復元された車内も見ることができました。
今回登場時の姿に戻すにあたり、先頭の顔のみではなく車内もなるべく登場時の姿に近づけたとのことでした。
途中から取り付けられた扇風機ははずされました。座席のモケットも当時のものに近いものとなり、日よけの鎧戸も本来の動き方をしていました。
それにしても、外は暑いにもかかわらず車内は涼しい…。
現役時代の夏に乗ったことがありますが、止まっているのにこんなに涼しかっただろうか…?
でも、すぐに謎が解けました。後ろのデッキとの通風口の後ろにエアコンがありました。
夏場の見学時のために設置したとのこと。
エアコンを隠して設置する。その心づかいに嬉しく思いました。
Posted at 2009/07/25 23:22:37 | |
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東武鉄道の車両 | 日記