この日、カペラにとって久しぶりの北陸行きとなりました。
昨年はガソリンの高騰でカペラで遠出どころではありませんでした。
そのため昨年カペラは北陸路を走っていません。
未明に横浜の自宅を出発。
向かった先は石川県小松市尾小屋。
東名ー名神をひた走り米原から北陸道…。
尾小屋には朝9時頃に到着しました。
昭和52年3月までここ尾小屋から北陸本線小松駅近くの新小松まで尾小屋鉄道という762mmゲージの非電化軽便鉄道が走っていました。
写真のカペラの止まっているところは旧尾小屋駅の駅前広場だったところです。

在りし日の尾小屋駅。
今は駅舎は無くなっていますが、当時からある赤い丸いポストがそのままの位置に残っています。
尾小屋鉄道は大正年間に石川県能美郡西尾村字尾小屋にあった尾小屋鉱山から北陸本線の走る小松町(当時)まで銅鉱石を運ぶために、当時の鉱山長だった正田順太郎が開業させました。
尾小屋は最盛期には人口5000人を擁し、劇場や学校、遊廓まであったといいます。
小松の町から尾小屋へ遊びに行く人もいたようです。
時代は流れて昭和46年に尾小屋鉱山が閉山すると、尾小屋や沿線の過疎化が進み、遂に尾小屋鉄道も昭和52年3月に廃止となってしまいます。
実は現役時代の尾小屋鉄道を一度訪ねたことがあります。
当時中学生だった私は、大学生の従兄と訪ねたのでした。
関東の電車に乗り慣れていた私は手動のドアに驚いた覚えがあります。
でも終点の尾小屋に着く頃にはこのなんとも不思議な鉄道にカルチャーショックを受けていました。
そして、未だにそのカルチャーショックは私の中で続いているような気がします(笑)
Posted at 2009/05/11 22:41:41 | |
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カペラロータリー | 日記