
今日写真を整理していたら1985年につくばで開催された
科学万博(正式名称:国際科学技術博覧会)を観覧した時の写真が出てきました。
その中に常磐線万博中央駅と会場との間を観客輸送に活躍したツインバスの写真がありました。
当時、日本国内で公道での走行が認められていなかった
ツインバスですが、利用需要大と見込んだ万博実行委員会はツインバス(当時は連節バスと呼ばれていた)による観客輸送を計画、100両が製造され、道路交通法の特例により運行が開始されました。
シャシーはボルボ製で車体は富士重工製ですが、グリルにはボルボのトレードマークが着いていました。
運行は関東の私鉄・バス会社が担当し、運転士さんは専用の制服を着て運行にあたっていました。
万博終了後は80両がオーストラリアへ輸出されました。
そして19両は東京空港交通に引き取られリムジンバスとして使用されましたが、限定使用のため
渋滞回避のための迂回ができないなどの制約が多く、成田空港のランプバスとなった3両を除き、運行を廃止しました。その後、ランプバスとなった3両も北海道の旭川電気軌道へ移り、スクールバスとして運行されましたが2004年を最後に廃車となっています。
万博終了後は他へ転用することを考えていたのか塗色などはシンプルでしたが、当時他では走っていなかったせいか、妙に印象に残るバスでした。
(古い写真で画像が悪くすいません!)
Posted at 2009/09/21 23:40:13 | |
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バス | 日記