2009年06月12日
温泉の宿泊利用人員が多い県は?
日帰り温泉、立ち寄り温泉もいいけれど、時間さえ許せばせめて一泊でもしてゆっくりと温泉を満喫したいのが人情ですね。さて、環境省がまとめた統計(平成17年3月末現在)で県別に見てみると、年間の宿泊利用人員が多いのはダントツで北海道、なんと 1,270 万人以上。次いで静岡が 1,230 万人。長野、大分、栃木、群馬・・と続きます。やはり由緒ある大型温泉地を抱えている県がトップを占めています。最低は予想通り東京都の 21 万人。埼玉、大坂など首都圏は全般に弱いですが、東京のお隣の神奈川県はなんと 600 万人強と大健闘。これは、かの名湯「箱根」を抱えているためでしょう。
海の幸、山の幸、温泉の幸?
温泉の利用は湯治や入浴だけに限りません。その湯や地熱を使って全国各地で、さまざまな養殖が行われています。すっぽん、あわび、えび、うなぎなどの高級食材から、ヤマメ、イワナなど渓流魚も。珍しいところではテラピア、チョウザメ、モズクガニなど。なお、テラピアは、温泉で養殖されていることから「泉鯛(イズミダイ)」という名称で、真鯛の代用品として扱われることもあるそうです。
温泉でぬくぬくと育つなんてちょっと魚がうらやましい?
アルプスの少女ハイジに登場する温泉
「アルプスの少女ハイジ」。テレビでも有名な作品ですが、原作は 1880 年に書かれたものですから中高年以上の方でも幼い頃、絵本をご覧になったことがあるのでは?
さてそのハイジの友人にクララという足の不自由な少女が登場します。最後には、クララはハイジやペーターたちの励ましで歩けるようになるのですが、このクララが物語のなかで、「バート・ラガッツ」という温泉へ療養のために訪れます。この「バート・ラガッツ」温泉は実在の温泉地。ハイジの村からたった 3 キロほどの場所にあり、その景色は「これぞアルプス!」と言える絶景。日本でも「絶景の温泉」が話題になりますが、このアルプスの山懐の温泉で「世界の絶景」を堪能するのも悪くありませんね。
Posted at 2009/06/12 11:52:40 | |
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2009年06月12日
登別は白く濁った川?
北海道ではアイヌ語を語源とした地名が多いのはご存知のとおりですね。有名な温泉地、登別も実はアイヌ語がその由来とされています。
アイヌ語の「ヌプルペッ」は白く濁った川・色の濃い川という意味。それが転じて「登別」となりました。登別温泉の、白く濁った湯の様子が目に浮かんできませんか?
昔は川が白く濁るほど、湯量が豊かであったことを彷彿とさせます。
余談ですが、知床の秘湯「カムイワッカの湯滝」のカムイワッカはアイヌ語で「神の水」の意味。表現力が豊かで、その光景が目に浮かぶような素晴らしい命名。アイヌ語に脱帽!です。
入湯税ってなに?
温泉地にいくとよく目にする「入湯税」。お風呂に入るのに税金がかかるの?と思われた方も多いはず。入湯税(にゅうとうぜい)とは、鉱泉浴場が所在する市町村が、環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設、消防施設その他消防活動に必要な施設の整備や観光の振興に要する費用に充てることを目的として、鉱泉浴場における入湯に対し、入湯客に課す税金(間接税)のことを指しています。(地方税法 701条)。標準税率は1人1日当たり150円とされています。鉱泉浴場の経営者などが、市町村により特別徴収義務者に指定され、納税者、すなわち入湯客から税額を徴収することになります。一般的には入浴料に含まれています。一般公衆浴場(銭湯)や共同湯は免除されます。
ちなみに、日本では納税額の計算では100円未満を切り捨てとする措置がされていますが、入湯税だけは100円未満についても納税が義務付けられています。
火星に温泉があるかも?
2004年、米航空宇宙局は無人火星探査機オポチュニティーの着陸地点に、かつては大量の水が存在していたと発表しました。
顕微鏡カメラやX線分光計などの計器で探査機の周辺の岩石の構造や性質などを分析した結果ですが、水が存在した時期については不明です。また火星の岩石には、無機硫酸塩が高濃度で含まれていることもわかっています。硫酸塩とは塩の「にがり」に含まれる物質です。これらのことから、この地帯は,酸性の池か温泉のような状態ではなかったかと予測されています。将来、人類が火星に行けるようになったら、火星での温泉浴が楽しめることになるかもしれませんね。
Posted at 2009/06/12 09:16:19 | |
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