
先月から点検整備を始め、タイロッドエンドブーツを交換・ブレーキの清掃・下回り洗浄。
今朝もサイドスリップに向けて最終の微調整をし
あとは持ち物の確認。必要な書類を揃えてバインダーに挟み…
しかし、どうしても持っていかないと気が済まない物がいくつか…
今まで経験してきた
『出発前点検では点いていたフォグランプが点かない』
『検査ラインに入る前は点いていたナンバー灯が玉切れ』
などに対応出来るように予備の電球や工具セットを車に乗せ、準備万端!
『これで何あっても大概対応できる』
今のヴィヴィオのメインドライバーである息子も、免許取ってから初めての車検で貴重な平日休みで都合があったので、勉強のために連れていってみる。
『光軸は微妙だな~、ダメならテスター屋で』『テストコースはああだこうだ』とか教えながら、意気揚々と車を走らせ、ユーザー車検を受ける軽自動車検査協会まであと3㎞くらいの信号待ちの最中に、、、
なんかボンネットから、湯気出てますけど(涙)
『マジかー!!』
冷却水が漏れてるのは確実。
とりあえずすぐ近くの店舗の駐車場に車両を入れ、ボンネットを開けてみる。
ラジエーターのアッパーの繋ぎ合わせの辺りから凄い勢いで『シュー』っと湯気が吹き出している!

クーラントのサブタンクは空っぽ。
水温計の針は、真ん中よりちょっと上辺りを指している。
『今日の検査は無理だ…』
『ラジエター交換か?』
『というか、なんで昨日までなんともなかったのに』
『まぁ逝く時はこんなもんか』
『しかし、よりによってこんな時に😭』
とか、頭の中はフル回転!
とりあえず、日頃お世話になっている車屋の社長へ電話し状況を伝える。
『ファンは回ってます?』
「回ってます」
『じゃあ、近くに◯◯っていう工具屋があるから、ラジエーターの漏れ止め剤入れて、それで漏れは止まるから検査受けられますよ』
「本当ですか?」
『即効性あるから大丈夫だと思うよ』
「ありがとうございます❗」
【重大なミス①】
朝の暖機時にはファンが回っていた、途中まで普通に走ってきたことで『ファンは回っていた』と思い込んでいた
とはいえ、サブタンクが空の状態で走らせるのも不安だったので、近くのスーパーでミネラルウォーター2Lのボトルを買って来て入れておいた。
エンジンを始動し、水温計を確認すると、ちょうど真ん中あたり(普段より高め)
水温計に注意しながら恐る恐る車を走らせ、2㎞くらいの所にあるショップへ到着。
店内を探すも、ラジエーター漏れ止め材が置いて無い😭
仕方なく違うショップへ行くも「今は置いてないんですよね~」と…
3店目のカー用品店でホルツの漏れ止め材を入手することに成功。

ネットで調べたらヴィヴィオの容量は3.5L。漏れ止め材の説明には『10Lまで本品1本』『添加率3%以内』とある。
…3.5Lの3%……3500mlの3%…
スマホの計算機アプリを使い計算すると105ml
ボトル全量が125mlなので半分入れてみて様子をみることにした。

『15~25分暖機し』の記載があったので、21分暖機してみた。
漏れナシ❗
しかしこの頃になり、少し冷静になったのか、気になる点が…
『ファンが回ってなくね?』
暖機してる21分の間、一回も回らない。ヒーター全開のため水温計は真ん中あたりで落ち着いている。
エンジンルーム内のヒューズボックスを確認すると
『FAN 20A』は切れていない。
『クーラントが漏れた時に、モーターが逝ったか…?』
【重大なミス②】
切れていないヒューズを見て、思い込みは更に加速。肝心な所を確認するのを忘れていることに気づけず、深みにはまる…
先ほど購入しておいたミネラルウォーターをサブタンクに足し、様子を見ながら車を走らせてみる。
・走っていればラジエーターに風が当たり、水温計は真ん中よりも少し下あたりを指す(通常よりも気持ち高め)
・停車すると風が当たらず、水温が上がる
・クーラー入れてもファンは回らない
・ヒーターを入れ熱を放出してあげると水温の上がりが穏やか
『即効性』の記載通り、漏れは出ていない。ただファンが回らないのと水温計が高めなのが気になるが、一か八か継続検査の予約を取り直してみる。
GW明けで混んでいるかと思いきや、午後の予約に空きがある。
4ラウンドで予約を取り、軽自動車検査協会へ。
持参した書類と、現地で記入した書類を受付するも『これは納税の領収書ですね、納税証明書が必要です。受験はできますが、新しい車検証は発行できませんので…』
(*/□\*)ハズカシイ
もちろん検査だけは受けます!車の状態が落ち着いているうちにね。
(「さっき冷却水吹いた」なんて口が裂けても言えません)
GW明けで混んでいるかと思いきや2~3台待ちでコースへ入れました。
息子は検査コース横の『見学ゾーン』から見学(撮影禁止)
並んでいる間も、検査を受けている間もヒーター全開!ラジエーターに風があたらないので、水温計の針は相変わらず高め(真ん中あたり)。
ラジエーター吹かないでくれよ~
空いていたせいか検査官の方から「大事に乗ってますね」「これなら高く売れますよ」とか声を掛けていただきながら検査を進める。
『売る気はありませんが😁』
嬉しいような、あまり近づいて欲しくないような…『なんでこんな暑い日にヒーター全開なんだろ?』とかバレないか内心ヒヤヒヤ。
1発合格はならず『左の光軸が ×』のためテスター屋で調整しつもらい2,000円の出費。
16:00ギリギリで2回目の検査ラインへ。
「間に合いましたね」「ダメで違う日に受け直すと、また検査料かかっちゃいますから、これでイケるといいですね」
ありがとうございます…でもあまり近づかないで😭
親切に声をかけてくれた検査官の方々、すみません😢⤵️⤵️
安心して検査コースへ入るも・・・
前のオジサン、遅っ!
慣れてないせいか、検査官に説明を受けながらなのに手間取り、バカに時間かけるじゃないか!?
気がつけば、水温計の針が真ん中よりちょい上に((( ;゚Д゚)))
『お願い!早くして!ラジエーター吹いちゃう!』
焦りながらも、変な疑問が…
ライトの再検査中にラジエーター吹いたら、1度目の検査の合格は取り消されてしまうのか?
色んな事を考えながら、とりあえず検査は合格!
書類は別の日にちゃんと揃えて手続きに来ます。
帰る道中でふと…
『そういえば、運転席の足元にもヒューズボックスあったな』
と気付き、確認すると…

あるじゃん、ラジファン(A/C)15A
切れてる😭
そりゃ~ファン回らないわ😂
とりあえず、運転に関係ないラジオの15Aを差し替えてみる。
回るよね😆
水温計の針もいつも通り、停車でアイドリングしてても真ん中より下。
はい、原因はヒューズ切れでした。
【結論】
何らかの原因でヒューズが切れ
⇒ファンが回らなくなり
⇒水温が上がりラジエーターの圧が上がり
⇒ラジエーターの弱くなっていた部分から吹いた
【反省】
・状況の観察と、冷静な対応
・ファンが回らない事に気がついた時点での運転席足元のヒューズ確認を見落とした。
・(昨日の整備手帳でも書いたが、点検整備記録簿を書かなかったバチがあたったか?)
【成果】
・親子ともども経験値が上がった😆
・水温計・水温センサーが正常に動作していることが確認できた。
今まで何度もユーザー車検受けて来たが、100点満点で終えた試したがない💯
『なぜヒューズが切れたのか』『一時的なものなのか、また繰り返し切れてしまうのか』気になる部分はある。
しばらく様子を見ながら、対応をまた考えよう。