以前紹介したkeyestudio/KS0068センサーキットに付属しているBluetoothモジュールHC-06で遊んでみました。このHC-06はマイコンとUART接続することで、システムをBluetooth化できるという非常に便利なモジュールです。ただ残念なことに技適に対応していないため、日本では使用することができないようです。今回は電波を外に出さない環境で実験しました。ネットで調べたところによると技適に対応したBluetoothモジュールを販売しているところがあるようなので、実験が上手くいったらそちらを購入したいと思います。
BluetoothモジュールとマイコンボードをUART 9600bpsで接続します。モジュールの電源電圧が3.6~6Vなので5Vに接続しました。UARTは3.3Vでインターフェースできるようです。電源ON後にスマホ側のペアリングを設定。
まずは「Serial Bluetooth Terminal」というAndroidアプリを使って接続を試みます。ダンプコマンドなどを試したところ、上手くデータを送受信できているようです。
続いて「BlueTooth Electronics」というアプリを試してみました。このアプリはボタンやグラフなどの部品をドラッグ&ドロップで配置し、グラフィカルなインターフェースを自作することができます。これらの配置した部品は、事前に通信のルールを決めておくことでマイコンと連動します。例えば、スマホのボタンを押すと"volt"という文字列をBluetoothでマイコンに送信。マイコン側は"volt"という文字列を受信したら、"*HX7Y12.3*"のフォーマットで電圧値を返却。それを受信したスマホ側は、グラフのX軸座標7に12.3Vをプロットする、といった具合です。
バッテリー電圧モニター用にこんなパネルを作成してみました。まずバイクのACC ON時に、日々の電圧/気温をSDカードに保存しておきます。スマホ画面の「day」ボタンを押すと、SDカードの記録から直近100日の電圧/気温をグラフ表示します。「month」ボタンを押すと、月単位の区間平均値を計算してグラフ表示します。今回はデバッグ用に架空のデータを入力したCSVファイルをSDカードに保存して動作確認しています。また、バー形式のインジケーターに現在の電圧/気温を表示します。屋内で15VのACアダプターを使用しているので、バイクのバッテリーより電圧が高めに表示されています。
Bluetoothモジュールは無線で接続できるので、バイクの多機能メーターにはもってこいだと感じました。これを導入すれば出来ることの幅が一気に広がりそうです。技適に対応したBluetoothモジュールを購入しようと思います。
Posted at 2022/01/10 10:09:30 | |
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