![[多機能メーター製作]バッテリーからの給電 [多機能メーター製作]バッテリーからの給電](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/045/090/209/45090209/p1m.jpg?ct=b0a8bdc5f711)
いつまでもUSBからの給電というわけにもいかなので、バイクのバッテリーから給電する方法について検討します。
Nucleoボードには複数のレギュレータが搭載されており、外部から給電する場合は3.3V, 5V, 7~12Vという選択肢があります。12V給電が可能なので一見すると12Vのバッテリーに接続可能なように見えますが、恐らくバイクの電圧は不安定なのではないかと思われます。そこでDC-DCコンバーターで12Vから5Vを生成し、この5VをNucleoボードに供給することにしました。以下がAmazonで購入したDC-DCコンバーターです。ケースに貼られているシール以上の情報がないため動作電圧の範囲もよくわかりませんが、とりあえず試してみることにしました。
まず1mm厚のアルミ板を切り出し、DC-DCコンバーターを両面テープで固定。ショート防止とユニバーサル基板裏面の配線を押さえる目的で、アルミ板にはスポンジシートを貼り付けています。
これにユニバーサル基板を固定してシールドが出来ました。
さらにNucleoボードと合体。左上のDCジャックにバイクのバッテリーを接続するわけですが、自宅でデバッグする場合はACアダプターで給電します。
外部から5V給電する場合、NucleoボードのジャンパーJP5設定の変更が必要です。JP5はデフォルトではpin1, pin2がショートされており、USB給電の設定になっています。これをpin2, pin3をショートするように変更し、E5V給電に切り替えます。これにより、左側の赤丸を付けているE5V端子から給電できるようになります。ただし、ST-LINKを使用しUSBでソフトダウンロードやデバッグをする際は、電源投入にシーケンスがあるため注意が必要です。先にE5Vが給電されている状態でUSBケーブルを接続しないとPCを破損する可能性がある模様。以下のページが分かりやすかったです。
・電子工作専科のぐうたラボ「Nucleoの電源」
キタコの電源取り出しハーネス(商品コード:756-9000100)を使用してバイクから電源を引き出します。適合車種に記載はありませんでしたが、私のエイプ50FIでも使用できました。
このように接続し、バッテリー電源, アクセサリー電源, GNDを引き出せます。キーON時のみ多機能メーターを起動したいので、アクセサリー電源とGNDを使用します。
さらにこの電源取り出しハーネスと基板のDCジャックをするケーブルを製作。ギボシ端子を付けました。
車両に接続してテスターで電圧を測定。
下表が電圧の測定結果です。エンジンOFF/ONでアクセサリー電圧に2V以上もの差異がありますが、DC-DCコンバーターで5.34Vに降圧できています。ただ、Nucleoボードのユーザーズマニュアルをみると外部5V電源の電圧範囲は4.75~5.25Vとあるので、5.34Vでは電圧範囲を超えてしまっています。一方、3.3V系はマニュアルに3~3.6Vとあるので電圧範囲内です。一旦目をつぶることにしたいと思います。。。
| アクセサリー電圧 | DC-DCコンバーター出力電圧 | Nucleo3.3Vレギュレーター出力電圧 |
エンジンOFF時 | 12.5V | 5.34V | 3.41V |
エンジンON時 | 14.8V | 5.34V | 3.41V |
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Posted at 2021/05/08 00:27:23 | |
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