
車の乗り心地について「良い」か「悪い」かを論ずる場合、車の性能・特性による要因と、運転者の技術の要因に大別されると思います。(路面状況は第三者的な部類になるため除外)
運転者の技術としては、アクセル・ブレーキ・ハンドル操作等、複数の要素が組み合わされますが、今回はブレーキ操作に特化した話。
他人の運転する車(タクシー等)に乗ると、まず気になるのがブレーキ操作であるためです。
なぜ、ブレーキなのか・・・
多分、普通に街乗りしている限りは、アクセルによる加減速もハンドル操作も、車の流れと道なりに進んでいれば、大差は出ないからだと思います。
しかし、ブレーキ操作は千差万別。
踏むタイミングや、踏む強さ、踏み続ける長さ、踏み続けたときの力加減の調整が個人の感覚に支配されるためかと。
ブレーキを踏めば、マイナス方向の加速度(この言い方が妥当なのか不明)が発生して、車と乗車している人の荷重が前方方向へ移動します。
今回、問題にしたいのは、この状態から先の話。
つまり、車が完全停止、またはそれに近い状態になるまでに、どう操作するかということ。
ここまで書けば、もう何を言わんとしたいかお分かりと思います。
「停止する直前にブレーキの踏み力を一瞬緩め、前方に集中している加速度をやんわり逃がす。」
これが、できるかできないかで、乗り心地はだいぶ変わってきます。
特に、急激なブレーキングのときは。
なのに、これをやらない人がすごく多い。
面倒なのか、知らないのか分からないけど・・・
自分で車の運転をするようになってから、ずっと気になっています。
これをやらないと、頭が前後に揺すられるし、コップの水は絶対こぼれるよ(・o・)
皆さんは、当然、実践していますよね?
え?、してないの?
実践しているつもりでも、程度の加減は同乗者に聞かないと分からない事もありますので、機会があれば聞いてみてください。
ハンドルを握っているドライバーに比べて、座っているだけの同乗者の感じ方はシビアですから。
Posted at 2009/09/30 19:33:14 | |
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