
2025/3/30に愛猫のタチコマが息を引き取りました。
【ご注意】以下はタチコマが脳腫瘍を患っていることが判明してから、心停止するまでの様子を記しております。同じように大事なペットを失った方などはフラッシュバックの可能性もございますので、ご注意願います。
昨年11月末に部分発作・全身発作…とてんかん発作を繰り返したため、かかりつけの動物病院で診てもらいましたが、神経的な原因ではなさそうとのことで、更なる検査はここではできないから大学病院を紹介するとのことで12月に大学病院でMRIとCTを行ったところ、脳に大きな腫瘍があることが判明しました。
大学病院からは、外科手術か放射線治療か服薬の選択肢を提案されました。
外科手術だと100万かかる上に腫瘍のそばに大きな血管が通っていることから、手術も成功するかは分からないが、余命は12〜24ヶ月延びるとのことでした。
放射線治療はあくまでこれ以上の悪化を防ぐというものです。
そして、最後は服薬でてんかん発作のみを抑える。こちらは特に腫瘍に対しては対処しないため余命は1〜2ヶ月。
いきなり突きつけられた現実に衝撃が走りました。
結論として、服薬という選択肢を取りました。
当時の私としては、手術中に失敗したほうがいきなりの喪失感に耐えられそうになかったというのがあるかと思います。
幸いてんかん発作が出てから亡くなるまでは私自身も休職中の身だったので(休職中なのは現在進行系ですが)、家にいることが出来たのは幸いでした。
服薬を始めて、発作は1ヶ月に1度全身発作を起こす感じでした。1〜2月はそんな感じでしたが、2月末より全身発作が2週間に1度のペースになりました。

(写真は1月のタチコマ。すやすや寝ています)
大発作が起きては病院に連れていき、血液検査と投薬量を増やせるかを試行錯誤していました。
深夜に突然大発作が出たりもして、緊急用の薬を鼻に噴霧することも度々ありました。
先週も病院に行ったばかりでしたが、いよいよだという予感はしていました。病院に行った直後よりご飯をあまり食べなくなりました。お薬が入れられているのもあったのかもしれません。私の方も予感は大きくなる一方でしたので、もう薬は飲んでも飲まなくてもいい。でもご飯は食べてほしいという気持ちで、薬入りご飯の横に薬なしご飯を置きました。勿論タチコマは薬なしご飯を食べてましたが…(汗)
そして一昨日、お昼すぎから急にタチコマの目が斜視になっているのです。眠るときのような目です。そしてフラフラと歩いてる姿を観察していましたが、一向に変わらないので夕方に病院に駆け込みました。
点滴とステロイドを打ってもらい、薬は錠剤から水薬に変更してもらい、シリンジとちゅーるを購入して帰宅しました。夜シリンジで水薬を与え、ちゅーるを少し食べたのですが、相変わらず斜視でフラフラと室内を徘徊していました。一晩中歩いていたんだと思います。
朝起床するといつもの場所にはおらず私の視界外でうずくまっていました。
抱きかかえてベッドに乗せたところ、立ち上がろうにもくてーんと力なく項垂れる様子だったので、横になってもらいました。昨日の段階で、本当に最期の時が差し迫っていることを痛感しました。
呼吸も浅く、これでは体温維持も厳しいと思い、布団をかけて暖かくさせて様子を見ていましたが、いたたまれず、タチコマには何度も「もう十分頑張ったよ。楽にしていいんだよ。」と声掛けしてました。
床ずれになっても…と思い、2時間に1度横になる向きを変えるのですが、もう首にも力が入っていません。
便失禁もその間にありました。
そして17:20…いよいよそのときは訪れました。
一瞬身体がとても大きく動いて首が枕からずれたため、枕に乗せようとしたら、小さく「ウー…ウー」といい、呼吸が停止しました。取り敢えず枕に頭を乗せ意識が完全になくなったタチコマの身体に耳を当て心臓音を確認しました。ほどなく心臓も停止し息を引き取りました。
息を引き取る際に、予測していた失禁もあったため、速やかに身体をキレイに拭いてあげて、ダンボールで作った棺に入れ本日に至りました。
木曜日に葬儀を行い、火葬します。
それまで自宅で保冷剤のみの保管では心許なかったため、現在は霊安室に預けています。
猫のてんかん発作の多くは症候性てんかんのようです。
タチコマはそれまでてんかん発作は起こしたことがなかったものの、発作の前兆の1つとして飼い主への執着があるそうです。
タチコマが小さい頃から一緒にいたし、懐いているようにも見えるので、これを執着と捉えるか、なついてくれてると捉えるか迷うところです。
私自身初めての猫飼いでしたので、程よく懐いてくれて飼い主冥利に尽きる…と思っていましたが、脳腫瘍が発覚して以降はより顕著になっていた印象です。死期も察していたのかもしれません。
そしてまだ実感がない感じです。もぬけの殻のケージを見るともう居ないんだ…となるのですが、確かにまだここにいる感じがします。
取り留めのない文章で長々つらつらと書き記してしまい失礼いたしました。
下の画像は、本日最後のタチコマとのドライブです。
ドライブと言ってもお寺に預けに行くためでしたが…。
ここまでご清聴ありがとうございました。
Posted at 2025/03/31 20:03:31 | |
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