Twitterに先に投稿しておりましたが、サイドカバーの自作カスタムをしたのでご紹介します。
サイドカバーは、ワイズギアから色違いの交換パーツが出ているように、
左右とも、外した内側もプラスチックのカバーになっているので、カスタムしやすいものと思います。
※フロント寄りにあるメッシュカバーは、ECUやレギュレーターが入っているので、要注意です。
(1) 缶バッジ・デコレーション
思いつきで、缶バッジで穴を埋めてみました。
この穴は缶バッジを飾るためにあったのか...
裏はこうなっています。タイラップで止めてみました。
ぜひ、お好きな缶バッジを留めてみてください。
なお、錆止めとして缶バッジにシリコーンスプレーやアクリルラッカーの塗布をおすすめします。
(2) ビンテージ風サイドカバー AKAGANE
銅板でサイドカバー(のカバー)を制作してみました。
SRなど、モデル名の入ったサイドカバーがあるじゃないですか。粘土で型取り?とか考えたのですが、いい方法がありました。
やり方は、小中学校の図工や卒業制作でやった人・見た人も多いと思われる、「銅板レリーフ」です。私はやったことありませんでしたので、YouTubeを参考にしました。
https://www.youtube.com/watch?v=Un2Suvo5U-E
細かいミスはありますが、完成させることを目標に、5日ほどで制作しました。
(1) ホームセンターで0.3mm厚の銅板を買ってきて、サイドカバーから型を取って、大きめ(周囲1cmぐらい余白を)にはさみで切り抜きます。下書きが表に出ないよう、右のサイドカバー用なら左のサイドカバーで型を取ります。なるほどね。
(2) 3穴とネジ穴の位置も印をつけて、影響ないところにデザインをします。カーボン紙で転写したりします。表と裏(反転)を間違えないように。カーボン紙なら後で落ちるので、表にデザインできます。
(3) 銅板の下に角材等を敷いて、適当な家具ネジ(先が平たい)とゴムハンマーで銅板を叩き、デザインに凹凸をつけていきます。文字を裏から、輪郭を表から叩きます。楽しい。(叩きすぎて穴も開きました)
(4) ネジ穴を1つずつ開けてネジで固定し、サイドカバーの曲面に合うように、銅板を曲げていきます。縁は角材の角とハンマーで折り返し、角は切ったりして合わせます。(画像のようにタイラップで固定したら、ネジ穴が少しずれてしまいました)
(5) 3穴の穴を開けます。工具がないのでギザギザになりました。モールで伏せることを考えました。
(6) 着色(燻し:いぶし)の準備をします。燻しは、燻し液を薄めて、ハケで塗ると、黒く着色されます。
YouTubeでは、燻したくないところをマジックで塗りつぶし、他をよく洗って(脱脂して)いますが、今回は少し置いてたら表面に酸化被膜(?)ができていたようで、最初はうまく燻せませんでした。
画像の黒いところが、擦って燻したところです。黒く変色していますね。他の部分も燻しましたが、酸化被膜のため変色していません。
(7) 燻しは、硫化反応なので、刺激臭が出ます。換気が十分な場所で行ってください。
薄めた燻し液を塗ります。燻しすぎないよう、すぐ流水で洗います。燻し液は水で中和されるので、流しで水を多めに出しながら、流します。
(8) 銅板が真っ黒になりすぎたり、気に入らなかったら再度スチールタワシで擦れば、やり直しができます(限度はありそうですが)
(9) デザインの凸部分は銅色を出したいので、スチールタワシで適度に擦って、銅板の表面を露出させます。難しく考えず、スチールタワシでデザインの部分を擦れば、凸の部分だけ擦れてくれます。
(10) 銅板を拭いたり、気になるところ(指紋など)は磨いたりして仕上げます。デザイン部分はアクリルラッカーを吹きました(銅板仕上げ液のほうがより良いと思われます)、他の部分は自然に変色することを楽しみます。
(10) 1日置いてラッカーが定着したら、銅板の縁にモールをはめこみ、バイクに取り付けたら完成です。おつかれさまでした。
■材料
・銅板:厚さ0.3mm、サイドカバーが取れるサイズ。ホームセンターで1000円ぐらい。
・燻し液:レリーフ工作キットを買うのが安上がりです。いぶし液、仕上げ液が付いて1000円ぐらい。
https://item.rakuten.co.jp/artloco/117300/
・モール:ふちカバーゴム、ホームセンターで1000円ぐらい。
・取付ねじ:サイドカバーの厚みが増えたぶん、標準ねじで長さが足りない場合。500円ぐらい。
Posted at 2020/08/04 21:29:56 | |
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