ベストはハイブリットデフなのに、TypeRS specFを選んだので設定について考えました。
考えるといっても物理方程式に沿って計算するほど熱意はなく、先人の計算からの模倣です。
ロック率は曲がりにくい車両(車高低い等)ほど低くなりますというより超高額スポーツカーは40%以下で、基本40~50%のロック率が大半車両の適正値範囲です。
適正値以上のロック率にすると大廻(アンダーステアが増加)になるので結構重要。
もちろん例えば、直結(100%ロック)でも、カートのようなグリップ力があれば強引に曲げられますが、そのようなタイヤは公道使用出来ないし、頑張って公道走るハイグリップタイヤ最高水準では性能的に曲げられない。
結論から言うと仕様類似の他車両の最適解を転用し、車重31kgに対してロック率1%とするとwrx s4は、1600kgなので、1600kg ÷ 31kg ≒51% ということで、51%が最適値と算出。
※本当はがっつり理系計算ですが簡易計算。
すると、ハイブリットデフは標準60%のロック率なので計算されているなぁ、さすがプロと思いました(ある程度アンダーに設定するのはカーメーカーもしていることなので安全誤差+10%のロック率60%としたのかなと勝手に解釈)。
私が購入するTypeRSの場合、そのまま組むとロック率50%を余裕で越えるので内爪、外爪の配置変更で50%へ調整をして以下でとりあえず装着します…50%を余裕で越えた標準そのままでも旋回ドアンダーを無視すれば良いですがそれでは私の目的に反する。
イニシャルトルク 約 1キロ以下…スプリング2個と内爪,外爪調整
ロック率 50%…内爪,外爪調整
カム角 55℃…標準そのまま
上記設定は、ハイブリットデフ標準設定(最優)との違いはこのカム角(HYB=35/45℃)とイニシャルトルク(HYB=3キロ)です。
カム角は経験上アクセルワークが慣れていれば、個人的な好みで丁度よいかと想像。
この好み(カム角の標準設定)がなければハイブリットデフを購入していたと思います。
イニシャルトルクはハイブリットデフ標準設定(最優)より低い1キロ未満を目指しますが、優先すべき安全性に影響があるためです。
wrx s4のブレーキLSDシステム(& 4センサー4チャンネルABS)にイニシャルが高いと2wayや1.5wayでは誤作動が起きてブレーキが効かなくなる可能性が仕組み上あり、真面目に対処するならABS等の無効化するというのが過去の先人対処方法になっています。
またハイブリットデフのイニシャルトルク3キロにLSDメーカーが採用したのは低いイニシャルトルクは制動システム影響しにくいとの判断。
なお、WRCカーではイニシャルトルクはゼロでアクセル踏んでロックするというプロフェッショナル前例もあり、私個人がイニシャルトルクを低くすることに不満がない(というか、一般道のアンダーなんて不快でしかないので選択しない)。
私のLSD装着目的が低μ路での限界域での操作性・安定性の向上に運転時のアクセルオンでの爽快感向上ですし、仮にイニシャルトルクを上げてメンテナンス回数を増やすのは避けたく、ノーメンテ(実質無)にしたいし、タイヤへの負荷も低減する打算からです。
最後に この
Youtube動画を見ると25%ロック率だと高馬力車でも低μ路上り坂登れないので低すぎても駄目で適切が最良と思いました。
※wrx S4の場合、前輪後輪片側が両方共に低μ路で急こう配ならブレーキLSDで抜けるにはトルク足りないので、LSDで加算して脱出可能?)。
ブログ一覧 |
LSD | 日記
Posted at
2022/07/17 21:06:56