その1では大まかな概要を書きましたが、その2ではダウングレードを実践していきます。
まず、今回のダウングレードに使用した環境を紹介します。
PC: MacBook Air mid 2013
OS:macOS Mojave 10.14
ダウングレード対象端末:iPhone 5s GSM
ダウングレード前OS:iOS 12.4.6
ダウングレード後OS:iOS 10.3.3
となっております。注意する点としては、macOSはMojave以前を使うことをおすすめします。Catalina以降ではセキュリティ強化として、開発元不明なプログラムを実行するには個別に許可する必要があります。なので、ダウングレード実行中にプログラムが止まってしまうことがあります。成功する場合もあるようですが、私が検証した限りではダウングレードが上手くいかず・・・Mojaveにわざわざ戻しました 笑
それでは、ダウングレードを実行していきましょう。
まずは、ダウングレードするためのファイルを用意します。
*必要なもの*
・ダウングレード後のバージョンのIPSWファイル(ipsw.me等からどうぞ)
今回は、iPhone 5s GSMのiOS 10.3.3
・Vieux本体(下のサイトにある、Downloadボタンからどうぞ)
ダウンロードが完了したら、IPSWファイルをVieuxのフォルダー内に移動してください。
そして、ターミナルを起動します。
起動したら、Vieux内のフォルダーまで移動します。
例えば、デフォルトのダウンロードフォルダーに保存されている場合は、『cd Downloads/Vieux-master』といった感じでしょうか。
移動ができたら、『pip3 install -r requirements.txt』と入力し、実行します。
Vieuxの実行に必要なもの一式がインストールされます。もし、パスワードを聞かれた場合は、自分が今、ログイン(管理者権限のあるもの)しているユーザのパスワードを入力してください。
最終的にWarning等が出ますが、問題ないので無視しましょう。インストール完了後もターミナルは開いたままにしておきます。
次に、ダウングレードしたいiPhoneをDFUモードに入れます。(64bitのデバイスのみ)
入り方は調べると出てきます。コツは、サイトに記載されている秒数どおりにボタンを長押しましょう。そうしないと勝手に電源が入ったりして、DFUモードにうまく入れません。DFUモードに無事入ると、iTunes側でこのような画面になります。
この時にシリアル番号がN/Aになっていることを確認したら、iTunesを終了し、ターミナルに戻りましょう。もちろんiPhoneはmacにつないだままですよ~
最後に、「./vieux -i "IPSWの場所"」と入力します。IPSWの場所というのは、先程、移動したIPSWファイルのディレクトリのことです。
なので、「./vieux -i 」まで入れたら、コンソールにIPSWファイルをドラック&ドロップすればOKです。そして、コマンドを実行すればダウングレードが始まるはずです。
↑コマンドがブワーッと流れていき、↑
↑さらに流れていくと↑
↑iPhoneの電源が入り↑
↑ダウングレード開始!↑
とりあえず、コマンドが動いている間は触らずに気長に待ちましょう。ここで、iPhoneがダウングレードすることなく、単なる再起動をしちゃったという人は一度、iPhoneの初期化を行い、初期セットアップまで済ませてから実行してみてください。
最後まで行くと、iOS 10.3.3になってる!ダウングレード成功!
↑懐かしのiOS 10のホーム↑
↑iOS 10.3.3ですね↑
かなり、ざっくりとした説明ですいません。コンソールを使ったことある人なら簡単ですが、そうでない人は敷居が高いかもしれません。
どうしても、ダウングレードしたいんです!!でもできない!という方がいたら、コメントください。頑張って説明します 笑
これで、CarPlayがより快適!と思いきや・・・5008でiPhoneを認識しないのだが。実は前々から認識しないことがよくあった。
RCCめ!また、お前なのか!?もう嫌になってきた・・・邪魔ばっかりするなー(泣)
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Posted at
2020/06/24 22:02:12