
車高調取付け前のセルフお勉強会です。
【導入】
車高調取付けを予定してますが、ふとバネレートって何だろう?
車高短の人や走り屋の方が、「バネレートは、○○に設定してます!」「この足は粘っていい脚だ!」とか耳にしたことありますが、僕にはさっぱりだったので、少し勉強してみました。
なお、バネレートを学ぶ理由として、机上にてバネレートと車の走りについて理解を深め、実践でどのように変化したかを知るためであり、車高調の評価ではないので、ご承知おきお願いいたします。
現在所有している涙目インプに、車高調(テインフレックスZ)を取付ける予定なので自分の用途と、計算結果をもとに考察(笑)してます。暖かい目で見てください。
【本題】
導入でも、記載しましたが、まずバネレートが分からなかったので、下記リンクで概要を学び、現在所有しているGDインプの場合で想定しました。バネレートについて興味のある方、下記リンクは個人的にわかりやすかったので、参考にしてみてください。
https://www.hai-sya.com/column/banerate.html
計算前の確認事項①②③
確認①GDインプの重量配分を、車検証から
確認しました。
車両重量:1400kg
フロント(F):840kg
リア(R):560kg
確認②GDインプのサスペンション方式を知
らなかったので、併せて確認しまし
た。
サスペンション方式:ストラット式独
立懸架方式
レバー比※1
フロント(F):1.1 リア(R):1.08
※1:レバー比は、ネットを引用した
ので若干誤差があるかもしれま
せん。
確認③車高調(テインフレックスZ)
吊るし状態での、スペックです。
フロント(F):6.0kgf/mm
リア(R):5.0kgf/mm※2
バネ自由長 :200mm※2
※2:ネットで引用しました。
せっかくなので、
スポーツ走行した場合横G(1.3G)を想定して、フロント・リアの最大荷重を算出しました。
フロント(F):1092kgf リア(R):728kgf・・・(1)
(1)の結果をもとにレバー比を使用して、フロント・リアにかかる1輪への最大
荷重は以下の通りになりました。
フロント(F):1092kgf × 1.1 =1201kgf
リア (R) : 728kgf × 1.08 =786kgf
スポーツ走行時1輪に1tの力が加わるんですね。ただし、環境や状況は度外視
してあくまで計算上です!
では、テインを使用する場合の、1輪当たりの最大耐荷重をそれぞれ計算しましょ
ストラット式のサスペンションですが、レバー比を使用して計算しました。
●フロント(F)
6.0kgf/mm / 1.1 =5.45kgf/mm
5.45kgf/mm / 1.1 =4.96kgf/mm
4.96kgf/mm × 200mm =992kgf
●リア(R)
5.0kgf/mm /1.08 =4.63kgf/mm
4.63kgf/mm /1.08 =3.97kgf/mm
3.97kgf/mm ×200mm =794kgf
【結論】
そもそも、1.3Gかかる条件で走行させるかは別として、吊るしの状態では理論上
1輪にかかる最大荷重に耐えきれないのではないか?と計算後思います。
記事にもスポーツ走行する場合は、自由長は短くレートを高めに設定するような内容も書いてありました。
机上ではバネレートが足りないので、スポーツ走行するにはバネレート若しくは自由長さが不足していると結論させてもらいます。あくまで、計算上の判断であり、事実と異なる可能性があるので、実際に取付後どんな感覚だったか確認するのが楽しみになりました。
また、当方素人なので、間違えありましたら、ご指摘お願いします!
長くなりましたが、読んでいただけると幸いです。
Posted at 2024/06/22 13:03:12 | |
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