
DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「ナラタージュ」と言う2017年公開の日本映画です。
島本理生の同名恋愛小説を原作に映画化。
ストーリー:
工藤泉(有村架純)は夜遅く迄残業に明け暮れる日々を過ごしていました。
屋外は雨が本降りで、そんな中を後輩の宮沢(瀬戸康史)がずぶ濡れで出先から会社へ帰って来ました。
泉はタオルを差し出します。
その後、泉は懐中時計を取り出しました。
その懐中時計は高校の時の恩師の葉山貴司(松本潤)からのプレゼントでした。
泉が葉山と知り合ったのは泉が高校3年の時で、廊下で擦れ違い様に葉山が顧問をしている演劇部に誘ったのです。
葉山には美雪(市川実日子)と言う妻がいましたが、嫁姑の関係が上手く行っておらず、美雪はストレス障害を発症して葉山の許を去ります。
しかし、葉山は籍を抜かずに美雪の帰りを待ち続けていました。
泉は葉山の事情を知りながらも葉山への恋心は募って行きます。
葉山も泉の心の内を察し、彼女の純粋さに惹かれて行くのでした。
卒業式の日に泉は葉山にキスします。
しかし、泉はその日以来、葉山に会う事はなくなり、進学した大学生活を過ごしていました。
大学2年になった泉へ葉山から連絡が入ります。
高校の演劇部の部員が足りないので、卒業公演を手伝って欲しいと言う事でした。
他にも、泉の元同級生の山田志緒(大西礼芳)や黒川博文(古館佑太郎)、黒川の友人の小野玲二(坂口健太郎)も助太刀を頼まれていました。
2年ぶりに再会した泉と葉山はお互いの心の中は揺れ動いていました。
一方で小野は泉に惹かれて行きます。
既婚者である葉山への想いは叶う筈もない事を知っているが故に泉は葛藤していました。
そんな泉に小野は告白し、泉は受け入れ、2人は交際を始めます。
泉は葉山への未練もありましたが小野との交際を続ける事で、葉山への想いを徐々に断ち切ろうとします。
その様な時に、演劇部の泉の後輩の塚本柚子(神岡実希)が自殺未遂を起こします。
救急搬送先に駆け付けた泉と小野は葉山と会ってしまいます。
泉は葉山への想いを捨て切れず、小野に詫びながら別れを告げ、葉山の許へ行きます。
泉は葉山に会い、2人は抱きしめ会います。
しかし、葉山は泉への想いを断ち切り、転勤し妻の許へ行く事を決心していました。
泉は葉山との別れを受け入れ、最後に2人はお互いの体を求め合いました。
別れ際に葉山は泉に懐中時計をプレゼントしました。
時は現代に戻り、泉は徹夜で働き続けていました。
激しく降っていた雨も止み、夜が明け始めていました。
私見:
映画タイトルの「ナラタージュ」とは?「ナレーション」と「モンタージュ」からの造語で、ナレーションや回想によって過去を再現する手法を意味するそうです。
女子高生が教師を好きになる映画として「先生!…好きになってもいいですか?」を思い出しましたが、その映画はもっと明るい演出がされていましたが、「ナラタージュ」は高校生時の片想いを大学生になっても引きずっていた事を社会人になって回想している流れで、物語が暗い感じです。
映像を丁寧に撮っている所為か?最近の映画には珍しく2時間20分と長めですが、主演の松本潤さん、有村架純さんのファンの方は気にならないかも知れませんね!?
本編では、教師の葉山貴司(松本潤)と工藤泉(有村架純)の恋は実らずに別れてしまうのですが、エンディングでは葉山から泉が貰った懐中時計が再び動き出すシーンに泉の新たな人生の始まりの予感が…。
懐中時計の蓋に刻まれていた文字はポルトガル語で「幸せである様に」と言う意味である事を後輩の宮沢(瀬戸康史)は泉に教えます。
その後輩の宮沢(瀬戸康史)と泉は付き合い始めるのではないか?と私は下衆の勘繰りをしてしまいました。
不要不急の外出を控えたお家時間にDVD、ネット配信動画の映画観賞をみんカラの皆さんにもお勧めします。
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Posted at
2021/07/18 08:02:51