映画「砂上の法廷」を観て…

ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「砂上の法廷」と言う、法廷での闘争と事件の関係者の追憶シーンで綴られたミステリー映画。
日本では2016年に劇場公開された米国映画です。

映画ポスターのキャプション：
正義は、こんなにも脆いのか？
嘘塗れの自白、証拠、証言――絶対不利な裁判に敏腕弁護士が挑む、至極の法廷ミステリー。
94分、あなたは騙され続ける。

イントロダクション：公式サイトより
主演は、アクションからドラマまで幅広い作品で活躍するハリウッドスター、キアヌ・リーヴス。
共演は、『コールド・マウンテン』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したレニー・ゼルウィガー。
監督は、08年のサンダンス映画祭でグランプリを受賞し、アカデミー賞にノミネートされた『フローズン・リバー』のコートニー・ハント。
その斬新さと完成度の高さでクエンティン・タランティーノを唸らせた前作に続き、新たな衝撃作を生み出した。法廷の常識を覆す驚愕の結末、あなたは見破れるか―？
この結末、他言無用。

ストーリー：公式サイトより（キャストを加筆）
真実のみが語られるはずの法廷に散りばめられた嘘の証言。
被告人は有罪か?冤罪か？そえとも――。
全てが覆る衝撃のラスト11分、法廷の禁忌が破られる。
巨額の資産を持つ大物弁護士（ジム・ベルーシ）が自宅で殺害された。容疑者として逮捕されたのは、17歳の息子（ガブリエル・バッソ）。拘留後、完全黙秘を続ける少年の弁護を引き受けたのは、敏腕弁護士ラムゼイ（キアヌ・リーヴス）。何も語ろうとしない被告人をよそに開廷された裁判では、全ての証人が少年の有罪を裏付ける証言をする。その証言のわずかなほころびから、「嘘」を見破るラムゼイ。有罪確定に見えた裁判の流れが変わり始めた矢先、被告人が沈黙を破り、衝撃の告白をはじめる。彼が語る言葉は、果たして真実なのか？そあいて、事件の真犯人は別に存在するのか―？

私見：
殺害の動機は被害者である夫ブーン・ラシター（ジム・ベルーシ）のDVで、それを終わらせる為に妻ロレッタ・ラシター（レネー・ゼルウィガー）が殺害か？若しくは、父親の暴力に怯える母親を見兼ねた息子マイク・ラシター（ガブリエル・バッソ）が犯行に及んだか?出なければ、母親の犯行をマイクが身代わりに逮捕されたか?と本編の序盤を観て思ってしまいました。
他にも、隣に住むマイクの男友達はロレッタに好意を持っている様子、ロレッタが夫から日常的に暴力を受けていたのを知っていたので、私はマイクの男友達が真犯人かも？と思ったのですが…。
ところが、中盤で息子マイクが父親ブーンに性的虐待を受けていたと法廷で告白した事から、マイクの犯行が濃厚な雲行き…。
ところが、まさかの番狂わせで…。
キアヌ・リーヴスのファンは納得行かない結末かも知れませんが、私はこの映画のクライマックスは好いと思います。
良い意味で裏切られた映画でした。