映画「バックトレース」を観て…

ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「バックトレース」と言う、アクションクライム物の米国映画。
日本では2019年に劇場公開されました。

イントロダクション：公式サイトより
シルベスター・スタローンが、記憶喪失の強盗犯を追う刑事役を熱演したクライムアクション。刑事サイクスは被害額2000万ドルの強盗事件を捜査するが、犯人は仲間割れして殺し合い、唯一の生存者マクドナルドも記憶を失ったため未解決に終わる。7年後、マクドナルドが収容先の病棟から脱走したことを知ったサイクスは、FBIと共に再捜査に乗り出す。一方、過去の記憶を全て失っているマクドナルドに、ある3人の男女が協力を申し出るが……。マクドナルド役に「フルメタル・ジャケット」のマシュー・モディーン。「デッド・シティ2055」のブライアン・A・ミラー監督がメガホンをとった。

ストーリー＆私見：
マクドナルド（マシュー・モディーン）は仲間達と銀行強盗をして2000万ドルを奪いますが、その紙幣を資金洗浄してくれる筈の仲介人が裏切り、マクドナルドの仲間は射殺されてしまいました。
マクドナルドは逃げる際に左側頭部を撃たれて、気を失ってしまいます。
彼が目覚めると警察病院へ収監されていますが、頭を撃たれる前の記憶がありません。
それから、刑務所に服役して7年が過ぎます。
もう直に出所すると言うルーカス（ライアン・グスマン）はマクドナルドに脱獄を手助けすると言って、薬を１錠手渡します。
マクドナルドが服用すると嘔吐し医務室へ運ばれ、そこからはルーカスの仲間の看護師エリン（メドウ・ウィリアムズ）と警備員ファレン（タイラー・ジョン・オルソン）の手助けでマクドナルドは刑務所から脱獄出来ました。
７年前の銀行強盗事件を捜査していた刑事サイクス（シルベスター・スタローン）が脱獄したマクドナルドの行方も追う事になります。
マクドナルド脱獄事件の捜査にFBI捜査官フランクス（クリストファー・マクドナルド）も加わる事になりました。
記憶を取り戻す為の新治験薬をエリンによって投与され、マクドナルドは徐々に記憶を取り戻します。
強盗をしたマクドナルド達は7年前にセメント工場で働いていましたが、経営者は労働者の企業年金を担保に銀行から3000万ドルを借り入れ後に横領し、会社を倒産させます。
その悪行に銀行も加担していた事を知ったマクドナルド達は自分達労働者の年金資金を強奪したのでした。
マクドナルドは脱獄を手助けしてくれたルーカスとファレンが息子である事やエリンがファレンの妻である事も思い出します。
そして、強奪した2000万ドルは倒産したセメント工場のサイロの中に隠した事も…。
マクドナルドとルーカス達は廃工場で隠したお金を探し出しました。
サイクス刑事はマクドナルドが元セメント工場に勤めていた事を知り、カーター（コリン・エッグレスフィールド）刑事を向かわせます。
FBI捜査官フランクスは7年前の事件の資金洗浄する筈の仲介人で、彼もまたマクドナルドの隠した2000万ドルを狙っていました。
フランクはサイクスへマクドナルドの居場所の誤情報を知らせた後に廃工場へ向かいます。
サイクス刑事はFBI捜査官フランクスの行動を不審に思っていて、カーター刑事のいる廃工場へ出発します。
カーター刑事はフランクスの手下のFBI捜査官に撃たれてしまいました。
マクドナルドを守る為にルーカス達はFBI捜査官達と銃撃戦を繰り広げます。
そこへ遅れて到着したサイクス刑事が、FBI捜査官フランクスとマクドナルドの問答を聴いて、強盗事件の全容を把握しました。
フランクスは保身の為にサイクスも始末しようとしますが、返り討ちされてしまいました。
観念したマクドナルドはサイクス刑事に投降しますが、サイクスはマクドナルドに「7年も耐えれば充分だ！」と言って、金を持って逃亡する様見逃します。
後日、ニュース番組でサイクス刑事は事件について現在まだ捜査中とキャスターのインタビューに答えていました。

主役はサイクス刑事役のシルベスター・スタローンですが、スクリーン登場割合から言ったら強盗犯マクドナルド役のマシュー・モディーンが圧倒的に多いです。
最後はサイクス刑事が強盗犯マクドナルドに情けを掛けて逃がしてしまうと言う大団円とは予想だにしませんでした。