映画「アキラとあきら」を観て…

ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「アキラとあきら」と言う、池井戸潤の同名小説を原作に実写化した邦画。
大手銀行を舞台にしたヒューマンドラマ。
2022年に劇場公開されました。

イントロダクション：公式サイトより
W主演　竹内涼真＆横浜流星　×　原作・池井戸潤　×　監督・三木孝浩
「半沢直樹」「陸王」など数々のベストセラーを生み出してきた日本を代表する作家・池井戸潤。その映像化作品はどれも大ヒットを記録し、いまや「池井戸ワールド」の勢いはとどまることを知らない。そして、今回、傑作小説として名高い「アキラとあきら」が満を持して映画化！対照的な宿命を背負った二人の若者、〈アキラ〉と〈あきら〉が、【情熱】と【信念】を武器に【現実】に立ち向かう、全世代感動の大逆転エンターテインメント!!
新たな「池井戸ワールド」の誕生！最後に土下座するのは誰だ⁉

ストーリー：公式サイトより（キャストを加筆）
父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛〈アキラ〉（竹内涼真）。大企業の御曹司ながら次期社長の椅子を拒絶し、血縁のしがらみに抗い続ける階堂彬〈あきら〉（横浜流星）。運命に導かれるかのごとく、日本有数のメガバンクに同期入社した二人は、お互いの信念の違いから反目し合いながらも、ライバルとしてしのぎを削っていたが、それぞれの前に〈現実〉という壁が立ちはだかる。〈アキラ〉は自分の信念を貫いた結果、左遷され、〈あきら〉も目を背け続けていた階堂家の親族同士の骨肉の争いに巻き込まれていく。
そして持ち上がった階堂グループの倒産の危機を前に、〈アキラ〉と〈あきら〉の運命は再び交差する―
果たして、4800人の人生は救えるのか⁉
絶望的な状況を前に、【アキラとあきら】の奇跡の逆転劇が始まる!!

私見：
本編の中で「晴れの日に傘を押し付け、雨の日に傘を奪うのが銀行、と揶揄されているが…」とある銀行マンは言っていました。
サラリーマンである私はその様に思った事はありませんでしたが、中小零細企業の経営者なら如実に感じている事なのかも知れません。

プロローグで、少年のアキラの落した父親の形見のボールベアリングを少年あきらが拾い、ハンカチで汚れを拭き取ってアキラに差し出します。
エピローグでは、階堂グループの倒産の危機から救ったエリートバンカー（投資銀行家）のアキラが大切にしていたボールベアリングを手から滑らせて落としてしまいます。
階堂グループ階堂郵船の筆頭株主のあきらがベアリングを拾い上げてハンカチで拭き、アキラに手渡します。
“アキラとあきら”は、既に少年の頃に出会っていた記憶を思い出し、お互いが共闘する運命だったのだと悟った様です。

作家の池井戸潤さんの書いた小説を原作にした映画やTVドラマに外れはないかも…。