
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「しあわせカモン」と言う、シンガーソングライター松本哲也の自叙伝「空白」を原作にした邦画。
母と息子のヒューマンドラマ。
2013年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
「お蔵出し映画祭2011」グランプリ受賞
2011年10月、第1回「お蔵出し映画祭」が、広島県尾道市と福山市で開催された。年間約400本の公開本数を誇る日本映画界において、様々な事情から「お蔵入り」してしまった映画も多数ある。その中から良作を発掘し再上映させよう!というこの「お蔵出し映画祭」に望みをかけて出品された本作は、その感動的な内容やスタッフ・キャストの熱意が審査員の心を動かし、見事栄えあるグランプリを獲得した。 翌年10月、第2回となる「お蔵出し映画祭2012」では凱旋上映も行われ、鈴木砂羽・中村大哉監督の登壇や松本哲也の音楽ライブが華を添えた。
今もっとも魅惑的な女優、鈴木砂羽 主演最新作
ヤクザとの結婚や薬物依存という波乱の人生の中で、ひたすら「しあわせになりたい」と願う母親の扶美江役を熱演するのは、映画『夢売るふたり』やドラマ「トッカン 特別国税徴収官」など出演作が相次ぎ、今ノリにノっている実力派女優、鈴木砂羽。本作では母親の深い業を時に激しく、時に茶目っ気たっぷりに体現し、圧倒的な存在感を披露。自身にとっても、特別な思い入れのある作品となっている。 成人した息子の哲也役には、『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』主演の石垣佑磨。求めるがゆえに反発し続けた日々を経て、母との絆を深めていく松本哲也本人の役を好演する。その他、大和田伸也、今井雅之、沢田亜矢子などの個性派俳優が集結した。また松本哲也本人が劇中音楽と主題歌「ユキヤナギ」を手掛けるほか、重要なシーンで特別出演しているのも見逃せない。 監督・脚本は、本作で監督デビューを飾る新鋭、中村大哉。2004年に日本テレビで放映された密着ドキュメンタリーなどでも語られている松本氏の実体験をもとにしながら、これまであまり触れられていなかった母親の人生に光を当て、誰もが共感せずにはいられない普遍的なドラマを作り上げた。
不器用だけど懸命に生きた「母と息子」の真実の物語
遠く離れていても、愛を求め続けた。絶望の淵に追いやられても、嫌いになれなかった。愚かだけどひたむきに生きた母親と、つらい記憶を「歌」を歌うことで昇華した息子。そのふたりのすれ違いと和解、喪失の痛みと再生の喜びに満ちあふれた20数年間——。故郷の岩手を中心にカリスマ的人気を誇るミュージシャン松本哲也の母親との半生が、この冬一番心あたたまる母子愛の物語となってスクリーンに蘇る!
ストーリー:公式サイトより
1970年代、岩手県水沢市。「私、しあわせになりたいの」——少女の頃からそう願い続けてきた扶美江(鈴木砂羽)は、夜の世界で働くようになり、ヤクザの哲夫(今井雅之)と結婚した。やがて息子を授かり、哲也と名付けて溺愛するが、荒れた暮らしをおくるうちに覚醒剤に溺れていく。気づくと扶美江は中毒患者として病院のベッドの上にいた……。
ほどなく退院した扶美江は、父親の説得により哲也(幼少・高橋至恩)を連れて実家に戻るものの、禁断症状が出てふたたび入院することに。そして児童相談所の指示により、哲也は児童養護施設に預けられ、小学校卒業まで母子は離れて生活することになった。孤独な日々の中で、哲也は施設の職員が弾くギターに心を奪われる。一方、扶美江のもとには、刑務所にいる哲夫から離婚届の用紙が届く。寂しさのあまり断ち切っていた覚醒剤に手を伸ばしかけた扶美江は、直前のところで勤務先のスナックで知り合った秀行(三浦誠己)に止められる。秀行もまた薬物中毒に苦しんだ過去の持ち主だった。
春になり、ついに母子一緒に暮らせる日がやって来た。宝物の中古のギターを抱え、期待に胸を膨らませて扶美江のアパートを訪れる哲也(学生・高橋賢人)。しかしそこで目にしたのは、新しい男・秀行にしなだれかかる母の姿だった。毎晩、派手な格好で仕事に出かけ、酔っ払って帰ってくる扶美江に落胆した哲也は、非行を繰り返すようになり、ついに傷害事件を起こして教護院に送られてしまう。そしてそんな時でも気丈に振る舞う扶美江に、「母親ヅラするな」「邪魔なら最初から生まなきゃよかった」などと言い放つのだった。
ふたたび離ればなれになった母子。哲也が起こした事件で多額の罰金を払った扶美江は秀行と別れ、ひとりの生活に戻る。その頃、哲也は教護院で音楽教師の堀江(沢田亜矢子)から特技のギターを褒められ、ミュージシャンになる夢をあたため始めていた。やがて中学卒業と同時に東京の中華料理店に就職が決まった哲也は、上京して夢を追うことを決意する。
季節は過ぎ、扶美江は孤独に打ちのめされながらも、東京で音楽に打ち込む哲也(成人・石垣佑磨)からの便りを心の支えに、必死に生活を立て直そうとしていた。母子の間のわだかまりはゆっくりと溶け始め、そしていよいよ哲也がデビューするという知らせが届く。「もう少ししたらもっと売れるから」「母さんをしあわせにするから」という哲也の言葉に、しあわせを噛みしめる扶美江。しかし長年の薬物依存の影響で、扶美江の体と心は少しずつ衰弱していた……。
ストーリー補足&私見:
シンガーソングライター松本哲也の母親の扶美江(鈴木砂羽)が主人公。
男運のない彼女はヤクザの哲夫(今井雅之)と知り合い結婚し、哲也を産ますが、その後に夫の哲夫から預かった覚醒剤に手を出してしまい常用者になってしまいます。
扶美江は薬物依存回復支援施設に入所し、覚醒剤の禁断症状と闘っていました。
その間、哲也は児童養護施設で育てられていました。
扶美江は何度か覚醒剤の誘惑に負けてしまう事もありましたが、哲也と一緒に生活したいと覚醒剤を絶つ事が出来ました。
しかし、その頃、哲也は非行に走り、傷害事件を起こして更生施設に収監されてしまいました。
出所後、哲也は音楽を志す為に母親の扶美江を故郷に残し、一人上京してしまいました。
哲也がシンガーソングライターとして芽が出始めた頃、扶美江は薬物依存の影響か?衰弱死してしまいました。
2009年に制作された後に一度“お蔵入り”した作品で、「お蔵出し映画祭2011」でグランプリを受賞した為に一般公開される事になった稀有な映画です。
ブログ一覧 |
映画 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2023/12/05 09:59:42