
ネット配信で映画を観ました。
タイトルは「Pure Japanese ピュア・ジャパニーズ」と言う、アクション物の邦画。
2021年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
ディーン・フジオカ、企画・プロデュース、そして主演。
全員、殺しちゃって!! 一人の少女の叫びが、男の狂気を暴走させるバイオレンス・アクション・ムービー!
映像・音楽・ファッションなど様々なカルチャーシーンで活躍するディーン・フジオカ(『空飛ぶタイヤ』『海を駆ける』)が企画・プロデュースを手掛け、さらに主演も担う『Pure Japanese』が誕生した。ヒロインには、『朝が来る』で渾身の演技を披露し、映画界が注目する若手女優・蒔田彩珠を起用。監督には『ピュ~ぴる』(2011)『トイレのピエタ』(2015)『ハナレイ・ベイ』(2018)など世界の映画祭でも高い評価を受ける松永大司。2018年文化庁新進芸術家海外研究制度により1年の留学を経験し、外から見た日本人を実感をもって活写する。『トイレのピエタ』は手塚治虫、『ハナレイ・ベイ』は村上春樹と大家を原案・原作として映画化してきた松永監督が初のオリジナル長編映画に挑む。さらに脚本は『合葬』の小林達夫が手掛ける。
アクション俳優として働く立石(ディーン・フジオカ)は、社交性がなく、一方で日本の文化に傾倒している変わった男で、周囲からは距離をおかれていた。そんな立石が、祖父と暮らしている土地が中国人ブローカーと地元のヤクザに狙われ、執拗な嫌がらせを受けていた女子高生のアユミ(蒔田彩珠)を、偶然に助けることになる。立石になつくアユミを守るための相手への攻撃を肯定されたことで、過去の撮影現場での事故によるトラウマでバイオレンスに対するリミットをかけていた立石の目に、次第に狂気が宿っていく。
忍びとして生きる―。本作の舞台は『日光江戸村』。主人公は観光客にショーを見せる忍者キャスト。見世物として鍛えられる虚構とリアルな暴力。現代の忍者の二面性を物語に込めつつ展開させる。過去のトラウマを抱えながらアクション俳優として生きる主人公が、両親のいない孤独な女子高生を救う、王道クライム・サスペンス×ボーイミーツガールとして描きつつ、一皮めくると別の一面が見えてくる―。どちらの主人公が本当なのか?主人公の持つ二面性を描く狂気のバイオレンス・アクション・ムービーとなった。
ストーリー:公式サイトより
少女が慕う誠実な男─
その男の正体に気づいたとき、物語は反転する!
日光大江戸村で働く立石大輔(ディーン・フジオカ)は抜群の身体能力の持ち主だが、社交性がなく、一方日本の文化に傾倒している変わった男で、周囲からは距離をおかれていた。忍者ショーでも任されているのは、立ち回りではなく効果音担当。神社で人知れず、非科学的なトレーニングに勤しむのが日課だった。
同僚の送別会が行われたパブには高校生でありながら、年齢をごまかして働くアユミ(蒔田彩珠)、アユミが祖父・隆三(渡辺哲)と暮らしている土地一帯を県議・黒崎(別所哲也)と結託し、中国人ブローカーに売り払ってしまおうと画策している地元のヤクザ長山組・陣内(坂口征夫)、佐伯(二ノ宮隆太郎)らの姿も。Pure Japaneseキットという、日本人の純度を図る試薬が出回っていた。結果が50%と中途半端な数字だった佐伯は腹を立て、江戸村の忍者たちにも検査を強いる。その場での検査を拒否した立石だったが、自宅でPJキットを使用してみると、数値は100%。何故か湧き上がる高揚感。
立石はショーである役に参加することになるが、アユミたちが見に来ているとき、派手に失敗してしまう。立石が立ち回りをできないのは過去に参加していた撮影現場でおこった事故によるトラウマで暴力に対するリミットをかけているのであった。
アユミの家には相変わらず嫌がらせが続いていた。ある日、隆三が怪我をし、入院する。アユミと立石は黒崎の仕業だと思い込み、黒崎の事務所に乗り込むが、しらをきられ怒りを爆発させた立石は黒崎事務所を破壊する。立石は初めてアユミに己の暴力を肯定される。
アユミの家の敷地は重機が搬入され、強引に掘削が着手される。アユミは立石に助けをもとめ、立石は今まで封印してきた暴力衝動を爆発させるのだった。
ストーリー補足&私見:
県議の黒崎(別所哲也)は街の再開発で温泉リゾート地へ変え、それを実績に国政へ打って出ようと企てています。
その為、土地を譲ろうとしない隆三(渡辺哲)に黒崎はヤクザ長山組を使って嫌がらせを始めます。
ヤクザの嫌がらせは隆三の孫アユミ(蒔田彩珠)にも及び、アユミは偶然に知り合った殺陣師兼アクション俳優の立石大輔(ディーン・フジオカ)に助けを求めました。
立石は過去に俳優仲間を事故で殺めてしまっていて、それが原因で暴力を封印していたのですが…。
立石は悪者に報復する暴力をアユミに肯定されて、立石本来の狂気を帯びた暴力が解禁されました。
立石は黒崎やヤクザを無力化させますが、立石もヤクザの陣内(坂口征夫)と相打ちになり絶命してしまいました。
ラストでは、銃殺されたと思われたアユミが生きていたらしい事を伺われるシーンで終わっていました。
先祖から受け継いだ土地を手放さない所為で人を殺し、殺されかぁ…。
主人公含め登場人物の誰一人、幸せにならない物語でした。
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Posted at
2024/09/13 09:57:28