
(2018年2月25日の試乗記なのでアーカイブとしました)
『先回はスズキアルトターボRSの試乗について書きましたが、それを試乗した同日に新型スズキクロスビーも試乗しましたので、その事を書き連ねてみます。
スズキには4年前に発表・発売されたハスラーと言う軽自動車があります。
見た目が可愛いSUVで、軽自動車には珍しいSUVのお蔭で発売以来毎月5、6千台売れている人気車種です。
それに気を良くした鈴木自動車が、二匹目のドジョウを狙ってハスラーの兄貴分として、世に送り出したのがクロスビーです。
排気量は1000㏄でAセグメントと呼ばれるコンパクトカーサイズです。
このクラスのコンパクトSUVはトヨタC- HR、ホンダヴェゼル、日産ジュークがありますが、それらよりも若干、排気量もサイズも小さめです。
エクステリアを形容すると、トヨタC- HR、ホンダヴェゼルはカッコいい、日産ジュークが奇抜、スズキクロスビーは可愛いと言った感じです。
クロスビーの排気量は小さいですが、過給機ターボとマイルドハイブリッドが着いていますので、最高出力は99馬力しかありませんが、トルク重視で発進や中低速からの加速には充分です。
このクラスには定番のCVTだとヌメ~っと加速する感覚(ラバーバンドフィールと言うらしい)がありますが、クロスビーはCVTではなく6ATなのでグイグイ加速して行きます。
それでも車内に洩れ入るエンジン音は、アルトターボRSと較べると静かなものです。
寧ろ、キャビンを支えるAピラーが直立に近い傾斜の為か?車速が増すと鳴る風切り音の方が気になりました。
パワーステアリングですが、タイヤホイールの外径が16インチと大きい所為か?適度な重さがあり私は好みです。
但し、その大きめのタイヤの所為か?JC08モード燃費はFFで22.0㎞/L、4WDで20.6㎞/Lで大した事はありません。
先に乗った軽自動車のアルトターボRSと較べたらインテリアの作りは雲泥の差があり、決して豪華ではありませんが、アルトターボRSよりはとても良いと感じてしまいました。
言い忘れていましたが、今回試乗したスズキクロスビーは、何となくモコッとした風体がBMWクロスオーバーに似ている様な気がします。
車両価格がクロスオーバー(335万円~)に較べると、クロスビー(174万円~)は約半値!
マッチョな可愛さと価格の設定が良い感じなので、私は月3千台以上売れると予想します。
私は買えないですけど・・・。』
クロスビーは2017年12月25日から発売している様です。
そこで、私の販売予想は当たっていたのか?日本自動車販売協会連合会データで調べました。
2018年は30,624台/年で月平均2,552台、2019年は24,108台/年で月平均2,009台、2020年(1~6月)8,093台/半年間で月平均1,349台。
予想の3千台には程遠かったですね!私は予想屋には向かないみたいです。
2018年時はトヨタC- HR、ホンダヴェゼルが強くて、最近時はそこへトヨタライズとRAV4が加わった為に苦戦している様です。
Posted at 2020/08/02 12:59:48 | |
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