
(2018年9月8日の試乗記なのでアーカイブとしました)
下記は当時の日記をコピペし、一部修正しています。
『今日はダイハツ ミラバン(L275V)の試乗記を書きます。
息子の所有する日産スカイラインを車検に出した際の代車としてダイハツ ミラバンを借りました。
借りたのは息子ですが、この手の車に私が乗る機会が中々ないので、興味本位から借用して乗ってみました。
年式は2007~11年頃の軽自動車です。
当時、ダイハツのミラシリーズはプレミアム感のあるミラカスタム、ドレスアップモデルのミラジーノ、商用バンのミラバンがありました。
名は体を表すとある通り、ミラバンは商用バンで一般に3ドアハッチバックと呼ばれるエクステリアです。
エクステリアの形状は5ドアハッチバックのミラカスタムに良く似ていますが、人を乗せる事に重点を置いたミラカスタムに較べ、荷物を運ぶ事が主だった役目のミラバンはインテリアがシンプルです。
便利な装備はキーレスエントリー、パワステ、エアコンくらい。
絶滅危惧種的なレギュレターハンドルをクルクル廻してドアウィンドウを開け閉めします。
メーターセナルの中にスピードメーターはありますが、タコメーターはありません。
ミラバンも乗車人員は軽自動車上限の4名迄ですが、後部座席のベンチシートが物凄く狭くて子供でも辛いのではないかと思われる程。
ベンチシートは畳んで荷室で使用する事が大前提なので仕方ないのかも知れません。
何せ、軽バンは4ナンバー登録で年間の税金が5000円、軽自動車5ナンバー車の1万800円に較べれば半額以下に優遇されていますから、快適性と税金軽減のトレードオフなのでしょう。
私の乗ったミラバンはターボ等の過給機なしNAエンジンで出力は58馬力。
ミッションは3ATで発進後、時速15㎞/hで2速、40㎞/hで3速にシフトアップした事が変速ショックとエンジン音から知る事が出来ます。
ハンドルの操舵感は至って軽く、パワステが付いている所為もありますが、タイヤが細く、空気圧が高めである事の方が影響大だと思います。
この手の車はサスが柔らかめなのにタイヤだけは硬くて、足回りのチューニングがアンバランスな物が多いのですが、ミラバンの場合もそうでした。
直線なら70㎞/h迄は不安ないですが、80㎞/hになるとピッチングが起き、それ以上は試しませんでしたが、スピードが増す程に顕著になる症状の様です。
年式が高年車故の経年変化に依るものなのか?車毎の個体差なのか?基本設計の問題なのか?は判りません。
ミラバンは飛ばす車ではないし、スピードを出すと怖いと思っていた方が安全運転するので良いのかも知れません。
このミラバンを所有する点のメリットは、先に述べた税金が安い事と室内が狭いのでエアコンは直ぐ効くと言う事。
それに車両価格が当時新車で70万円チョットから買える程安かった事くらいです。
後、燃費が5MTで26.0㎞/L、3ATで21.0㎞/Lの好燃費でした。
でも、後継車のミライースはCVTで35.0㎞/Lでデビューしましたから、自動車技術進化に隔世の感はありますが・・・。
この手の軽自動車は、現在だとダイハツ ミライースとスズキ アルトくらいしかありませんが、庶民の脚として息の永いモデルとして存続して欲しいと思います。』
Posted at 2020/09/13 08:46:52 | |
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