
現時点において栃木県下で新型コロナウイルスに感染している方が31名居るそうです。
感染して家族や会社に対し、迷惑を掛ける訳にも行かないので、私は不要不急の外出は控えています。
外食して蕎麦を食べたいと言う気持ちもありますが、そこはグッと堪えて以前に蕎麦屋に行った時の日記を見て気を紛らしています。
過去(2017/9/16)の情報ですが、当時の日記をコピペ(若干手直しも)して、皆様にご紹介しながら回顧したいと思います。
『町興しの為の「この町逸品だらけ とちぎ那珂川町ブランド」と言う那珂川町商工観光課発行のカタログ誌を見ました。
そこに掲載されていた「手打ちそば田舎」と言う屋号の蕎麦屋へ9/16(土)の昼に行ってみました。
那珂川町馬頭高校付近の国道293号線のバイパスから旧道の奥まった場所にあります。
近くには、商売敵であろう「そば処 古館(こだて)」と言う八溝蕎麦の老舗があります。
そちらには私は何度か足を運んだ事があり、蕎麦の味は那珂川町でも1、2を争うのではないかと思っています。
果たして「手打ちそば田舎」の蕎麦の味は如何なものか?
店に着いたのがPM12:30頃、駐車場は詰めれば普通乗用車が5台停められるかな?程度の広さです。
店の佇まいは全くの民家で私が看板を見誤ったかと思った程です。
古民家を店に改造する事はよくある事なのでしょうが、普通の住居のダイニングキッチンとリビングを蕎麦屋に改装している様です。
私が暖簾を潜ると、2組の家族が既に食事中でした。
壁掛けのメニューを見ると、暖かい蕎麦:天ぷら蕎麦¥800、鶏蕎麦¥800、冷たい蕎麦:もり蕎麦¥600、大盛蕎麦¥700、天もり蕎麦¥800の5種類しかない様で至ってシンプルです。
平日(土曜日は平日なのだろうか?)20食限定の蕎麦は、地元産の玄蕎麦粉(殻のついたままの蕎麦の実)100%使用を謳い文句にしている様です。
麦茶が差し出され、私は早速、天もり蕎麦を注文しました。
5分も待ったかな?思ったよりボリュームがある天もり蕎麦が届きました。
薬味を付けずに蕎麦を箸で摘まんで一寸だけ麺つゆに浸けてズズズーッと啜ります。
口の中で弾力のある蕎麦を咀嚼すると蕎麦の風味が拡がりました。
今度は薬味の刻みネギとワサビ(残念な事に練りワサビでした)を蕎麦に載せて麺つゆに浸して啜ります。
地元産の蕎麦粉を使用した手打ち蕎麦が伊達ではないと体感出来ました。
蕎麦の個性が強さに較べ、麺つゆは出汁が鰹と昆布なのでしょうが薄く感じられ、かえしの甘過ぎず塩味が起っている方が強調された印象です。
箸休めのキュウリの漬け物は蕎麦と天ぷらを引き立てる名脇役の立場と言ったところか?
天ぷらはひら豆、ピーマン、茄子、ゴーヤ、南瓜、ゴボウの6種類です。
ゴーヤの天ぷらは初めて食べましたが、これはありですね!
但し、天つゆが付かないので麺つゆで食べるのですが、天ぷらを食べた後に蕎麦を食べ様とすると麺つゆの味が変わってしまいます。
皆さんはこんな時に味の変化があって嬉しいと喜んでいるのでしょうか?
私は油分を出来るだけ排除したいと思っているのですが・・・。
だったら、天ぷらを注文しなければ良いのですが、天ぷらを食べたい衝動が勝ってしまいます。
もり蕎麦に+¥200で天ぷら6品目が増量された天もり蕎麦が食べられるとあっては、私の小市民根性が黙ってはいなかったのです。
なんだかんだ言いましたが、完食し蕎麦湯迄平らげました。
「手打ちそば田舎」と屋号にある様に、如何にも手打ちの田舎蕎麦の独特の風味や味わいが印象的でした。
私はどちらかと言うと繊細な蕎麦の方が好みでしたが、田舎蕎麦も良いかも?と思える蕎麦を堪能しました。
麺つゆなら一日の長で「そば処 古館(こだて)」の方が美味しいと思いますが、蕎麦は甲乙付け難く「手打ちそば田舎」の方が旨いと言う意見も否定出来ません。
天ぷらは四季折々の旬の物を提供しているそうなので、次は春の時期に訪れたいと思いました。
心もお腹も満足しPM1:00に店を後にしました。』
↓「天もり蕎麦」(タイトル画像は「手打ちそば田舎」の店構え)