
DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「1917 命をかけた伝令」と言う、日本では2020年公開の英国&米国合作の第一次世界大戦時の戦争映画の体をなすヒューマンドラマです。
概略:ウィキペディアから
1917年4月6日、ヨーロッパは第一次世界大戦の真っ只中にあった。その頃、西部戦線にいたドイツ軍は後退していた。しかし、その後退はアルベリッヒ作戦に基づく戦略的なものであり、連合国軍をヒンデンブルク線にまで誘引しようとしたのであった。イギリス陸軍はその事実を航空偵察によって把握した。エリンモア将軍は2人の兵士、トムとウィルを呼び出し、このままでは明朝に突撃する予定のデヴォンシャー連隊第2大隊が壊滅的な被害を受けてしまうが、彼らに情報を伝えるための電話線は切れてしまったため、現地へ行って連隊に作戦中止の情報を伝えることを命じられた。第2大隊には1,600名もの将兵が所属しており、その中にはトムの兄・ジョセフもいた。
トムとウィルは前線に居る多数の味方を救うため、限られた時間で屍臭漂う無人地帯を抜け、どこに敵が残るかも分からぬ危険な戦場を進んでゆく。その過酷な旅路をカメラが常時捉え続ける。
なお、本作のストーリーはフィクションではあるが、メンデス監督が、キングス・ロイアル・ライフル第一大隊の上等兵だった祖父のアルフレッド・H・メンデスから聞いたエピソードを多数用いている。大戦中、アルフレッドはイギリス軍で西部戦線の伝令を務めていた。
あらすじ&私見:
映画の冒頭でイギリス陸軍エリンモア将軍(コリン・ファース)から第8連隊に所属するトム・ブレイク上等兵(ディーン=チャールズ・チャップマン)とウィリアム・スコフィールド上等兵(ジョージ・マッケイ)は特命任務を任されます。
任務遂行の為にイニシアティブを執っていたのがブレイクだったので、主役は彼だと思って観始めました。
ブレイクには任務の遂行と伝令先の隊にいる兄ジョセフ・ブレイク中尉(リチャード・マッデン)に会う目的があったのと、行動を共にしていたスコフィールドがドイツ軍のブービートラップに嵌ってしまう間抜けさ加減から尚の事そう思ってしまいました。
ところが伝令の為に道中を急いでいた際、イギリス軍戦闘機にドイツ軍戦闘機が撃墜され、彼らは負傷したドイツ兵パイロットを救おうとしますが、ドイツ兵が刃物でブレイク上等兵を刺殺してしまいました。
そこから、真の主役スコフィールド上等兵は自覚を持って単身西部戦線を目指します。
途中、ドイツ軍残党に命を狙われた挙句の果て、川の激流に飲み込まれますが九死に一生を得ます。
クロワジルの森でイギリス軍に合流し、その先にいるマッケンジー大佐(ベネディクト・カンバーバッチ)へ伝令書を渡し、ドイツ軍の撤退は連合国軍を誘き寄せる罠である事が明かされていた為、マッケンジー大佐は追い討ち攻撃中止を命じます。
それで、第2大隊の1600名余りの兵士が犠牲にならずに済みました。
その後、スコフィールドはブレイク上等兵が戦死した事をブレイク中尉に伝えます。
大役を果たしたスコフィールドは巨木にもたれ掛かり、手にした母親の写真を見つめ感傷に浸りました。
ゴールデングローブ賞の作品賞と監督賞を受賞した様で、カメラで長回しを多用する等の撮影技法に凝っている映画作品でした。
不要不急の外出を控えたお家時間にDVD、ネット配信動画の映画観賞をみんカラの皆さんにもお勧めします。
Posted at 2021/05/01 08:52:54 | |
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