
DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「AI崩壊」と言う2020年に公開されたSFサスペンス邦画です。
イントロダクション:公式サイトより
10年後、AIがあなたの命の価値を決める。
AIが様々な個人情報を分析し全国民の《選別》を開始する―
年齢 学歴 病歴 納税額 年金 収入 家族構成 遺伝子情報 犯罪歴…
その日、AIが命の選別を始めた。
『22年目の告白-私が殺人犯です-』の監督が《10年後の日本》を描くサスペンス超大作
2030年――わずか10年後の未来。 働ける人間は国民の50%、未来を担う子供は10%未満、残り40%は老人と生活保護者。
国家として崩壊寸前の日本において、AI(人工知能)は、全国民の個人情報、健康を完全に管理し、人々の生活に欠かせないライフラインとなっていた。だがそんな“人に寄り添う”はずのAIが突如暴走、年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴等から人間の生きる価値を選別し、殺戮を始めた!国中が未曽有の大混乱に陥る!
AIを暴走させたテロリストとして、警察の捜査線上に浮かび上がったのは、開発者である天才科学者・桐生だった!彼は自身の開発したAIに対する国の認可が間に合わず妻を亡くした過去をもっていた。逮捕される寸前に逃亡を図る桐生。追うのは最新のAI監視システムを駆使する警察庁のサイバー犯罪対策課。AIはなぜ暴走したのか。決死の逃亡劇は予想もしない方向へと進んでいく!
『22年目の告白-私が殺人犯です-』で日本中を熱狂させた入江悠監督が、完全オリジナルで仕掛ける新たな挑戦状。主役の天才科学者・桐生には世界を舞台に活躍する俳優=大沢たかお、彼を追う天才捜査官に岩田剛典、すべての鍵を握る有能なAI管理者に賀来賢人、泥臭い捜査で桐生に迫る刑事に三浦友和と広瀬アリス、桐生の亡き妻に松嶋菜々子のほか、豪華実力派キャストが集結した。予測不能のサスペンスフルな展開、アクション満載のスピード感にあふれた緊迫の逃亡劇、全編にあふれる圧倒的なリアリティが観る者の胸を容赦なくえぐる。
人を救うために作られたAIはなぜ暴走しなければならなかったのか。そして極限状態の中であっても揺るがない家族への愛の姿とは――。破格のスケールと膨大な熱量で描かれる、サスペンス超大作が誕生する。
ストーリー:公式サイトより
AI暴走テロの容疑をかけられた天才科学者。
日本中に張り巡らされたAI監視網の中、決死の逃亡が始まる!
2030年。人々の生活を支える医療AI「のぞみ」の開発者である桐生浩介(大沢たかお)は、その功績が認められ娘と共に久々に日本に帰国する。英雄のような扱いを受ける桐生だったが、突如のぞみが暴走を開始――人間の生きる価値を合理的に選別し、殺戮を始める。警察庁の天才捜査官・桜庭(岩田剛典)は、AIを暴走させたテロリストを開発者である桐生と断定。日本中に張り巡らされたAI監視網で、逃亡者・桐生を追い詰める。桐生が開発したAIを管理していたのは、桐生の亡き妻でありAI共同開発者の望(松嶋菜々子)の弟、西村(賀来賢人)。事件の鍵を握る西村も奔走する一方で、所轄のベテラン刑事・合田(三浦友和)と捜査一課の新米刑事・奥瀬(広瀬アリス)は足を使った捜査で桐生に迫る。日本中がパニックに陥る中、桐生の決死の逃亡の果てに待っているものとは?一体、なぜAIは暴走したのか?止まらないAI社会の崩壊は、衝撃の結末へ――。
私見:
映画の舞台は2030年の日本ですが、実際に私達のあらゆる生活域でAIの恩恵に与るのはもっと先のような気がします。
しかし、本編に登場するAI「のぞみ」の様な医療人工知能の導入は遅かれ早かれ必ず訪れると観念しています。
AIに対してド素人の私でさえ、AIとビッグデータを融合させての活用はAIの暴走とか?反乱とか?危惧してしまいますが、開発者による何重もの保守システムが万全である事を望みます。
映画の中では、2030年に高齢化と格差社会が進展し、人口の4割が高齢者と生活保護者となる為、国政の負担を減らそうと(要は国家的な口減らし)人為的にAIを誤作動させます。
AIが自主的に暴走するのではなく、悪意を持つ者(それが警察官僚だったりする訳です)がマルウェア感染させてしまうので、AIシステムそのものではなく、運用する側の人災でした。
本編中には、もう一つのAIのサイバー犯罪対策捜査AI「百眼」が活躍していました。
個人情報保護やプライバシーの問題等の課題は山積しているかも?知れませんが、犯罪や事故抑止の為ならば「百眼」の様なAIも限定的に活用されるべきだと思います。
主人公のAI「のぞみ」の開発者である桐生浩介が言う様に、AIは「人に寄り添う」様に開発して欲しいと切に切に願います。
避けて通れないAI社会に警鐘を鳴らす映画なのだと思います。
本編は2時間超えですが、時間を忘れ集中して観られる程に面白い映画でした。
不要不急の外出を控えたお家時間にDVD、ネット配信動画の映画観賞をみんカラの皆さんにもお勧めします。
Posted at 2021/05/22 06:37:24 | |
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