
ネット配信動画で映画を観ました。
タイトルは「箪笥 たんす」と言う韓国で制作されたホラーサスペンス映画。
日本では2004年に公開されている様です。
サスペンス物と思って観始めたら、演出はホラー物でした。
解説:公式サイトより
韓国の古典怪談『薔花紅蓮伝』をベースに、人里離れた家に住む一家の継母と美しい姉妹の確執、そして“家”自体が放つ禍々しい怪奇現象を描いた恐怖映画。「クワイエット・ファミリー」のキム・ジウン監督が、原作のモチーフのみを踏襲し、結末の予測できないホラー映画として現代的に再構築した。出演は「KT」のキム・ガプス、「H」のヨム・ジョンアほか。
ストーリー:公式サイトより
ソウル郊外に静かに佇む一軒家。到着した車から、スミ(イム・スジョン)とスヨン(ムン・グニョン)の美しい姉妹が降り立った。長期入院を終えて帰ってきたふたりを、継母のウンジュ(ヨム・ジョンア)は笑顔で迎えるが、どこか冷ややかな表情をしていた。姉のスミはそんな継母のことを明らかに毛嫌いし、妹のスヨンは少し怯えていた。その夜、スヨンは部屋に何者かの気配を感じて怖くなり、スミのベッドにもぐりこんでくる。「私が守ってあげるからね」と、スヨンを抱きしめるスミ。しかし、やがてそのスミが悪夢にうなされるようになる。それは、亡くなった実母が血を流す幽霊となりよみがえってくる夢だった。その悪夢以来、家のあちらこちらで怪奇現象が連続して起こり始める。もともと神経質だったウンジュは情緒不安定になり、姉妹と絶えず言い争い、スヨンを守ろうと必死のスミは、継母への敵対心と憎悪を募らせる。父親のムヒョン(キム・ガプス)は、妻と娘たちの不和を知りながらも、なぜか傍観するのだった。ある日、家族の均衡関係に徹底的な亀裂が生じる。スヨンを箪笥に閉じ込め折檻していた事実を知ったスミが、ウンジュへの敵意をあらわにし、父に訴える。しかし、意外なことにムヒョンはスミに対して「いい加減に現実を見ろ!」といさめるのだった。それをきっかけに、一家の間でタブーとされていた「過去」の封印がほころび始める。それは、悲しくもおぞましい悲劇だった……。
私見&ストーリー補足:
主人公スミ(イム・スジョン)の父親ムヒョン(キム・ガプス)は妻がいるのも関わらず、若く美しいウンジュ(ヨム・ジョンア)と浮気をしていました。(韓国はそばめ:妾と言う制度があるのでしょうか?)
その妾のウンジュが同居していた為に、心を痛めた正妻がスミの妹スヨン(ムン・グニョン)の部屋の(クローゼット型の)箪笥内で首を吊って自殺します。
スヨンは異変に気付き母親を助けようとしましたが、倒れた箪笥の下敷きになって絶命してしまいます。
その頃、スミは庭で父親の浮気相手のウンジュと口論していました。
その事が発端でスミは心身症を患って入院してしまいます。
本編の冒頭でスミとスヨンが退院して家に戻って来ますが、スヨンはこの時には既に亡くなっているので、スミの幻視なのでしょう。
一家が翻弄される心霊現象の様なものは、スミの心身症の症状から来る幻視だったり、妄想だったりの様です。
それが明らかになるのはクライマックスで、それ迄の流れは恰も自殺した母親の霊が悪さしているかの様な演出でした。
父親の不貞がもたらした結果が、家族の崩壊や不幸では、哀し過ぎると思いました。
不要不急の外出を控えたお家時間にDVD、ネット配信動画の映画観賞をみんカラの皆さんにもお勧めします。
Posted at 2021/10/27 09:59:11 | |
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