
ネット配信で映画を観ました。
タイトルは「花、香る歌」と言う、実在した歌い手チン・チェソンを主人公にしたヒューマンドラマ。
2015年に韓国で制作された。
解説:公式サイトより
韓国のアイドルグループ「miss A」のメンバーで、映画「建築学概論」への出演で「国民の初恋」と呼ばれる人気を獲得したスジが主演し、女人禁制とされた伝統芸能「パンソリ」で女性初の歌い手となった実在の人物チン・チェソンの波乱の人生を描いた。太鼓の伴奏に合わせて歌やセリフ、身振りで物語を語り伝える伝統芸能パンソリ。朝鮮王朝時代末期、母を亡くした少女チン・チェソンは、偶然知ったパンソリの物語のヒロインに自分の人生を重ね、深く感銘を受ける。パンソリの歌い手になりたいと決意したチェソンだったが、当時、パンソリを女性が歌うことは固く禁じられていた。それでも強い思いを抱くチェソンは、性別を偽り、パンソリの大家シン・ジェヒョの下で修業を積むが……。
あらすじ:
チン・チェソンは幼少期、母親にパンソリ塾「桐里精舎」へ連れてこられます。
病気を患っている母親は寿命が長くない事を悟っている様で、一人娘のチェソンを預ける為でした。
母親の死後、チェソンはパンソリ塾の奉公人として働いていました。
チェソンが初めて観たパンソリは演目「シムチョン」で、主人公のシムチョンの生い立ちが自分と重なり、チェソンは涙してしまいます。
パンソリ塾「桐里精舎」の塾長シン・ジェヒョ(リュ・スンリョン)はチェソンに「思いっきり泣いて、その後は笑えばいい」と慰めます。
チェソンは人を感動させるパンソリの魅力から歌い手になろうと決心します。
朝鮮王朝時代末期の時代では、庶民の伝統芸能パンソリの歌い手に成れるのは男性だけの特権で、女性には許されていませんでした。
チェソン(スジン)はパンソリ塾の塾長ジェヒョへ歌い手になりたいと言う希望を伝えますが、女性が歌う事は禁じられていると反対されてしまいます。
しかし、チェソンは歌い手になる事を諦め切れずに、ひとり練習に励むのでした。
ある晩、ジェヒョは酒場で知り合った旅人と酒を酌み交わします。
その旅人は王族の大院君であるらしく、ジェヒョは畏まりながらも政について語り合います。
それから暫くして、大院君は摂政になります。
パンソリ塾「桐里精舎」の入学試験日、チェソンは男装して試験を受け合格します。
大院君は景福宮の再建の落成宴に歌会を催すと発表します。
パンソリが始まり、パンソリ塾「桐里精舎」からは男装したチェソンが参加しますが、女性である事がバレてしまいました。
その所為で、塾長のジェヒョは役人から体罰を受けました。
「桐里精舎」の塾生達は都を離れ、山へ籠って練習に励む事にしました。
落成宴に歌会の予選でもチェソンは女性だとバレて失格になってしまいました。
塾長のジェヒョは大院君へ、チェソンは女性だが才能があるので、是非その歌を聴いて欲しいと懇願します。
ところが、訊く耳を持たない大院君はジェヒョを投獄させてしまいます。
翌日、大院君の宴の席に紛れ込んだチェソンはパンソリを披露します。
そこで、チェソンは大院君に塾長ジェヒョを助けてくれる様願い出ます。
大院君はチェソンへ落成宴の歌会で優勝したら助けるが、優勝出来なければ2人とも打ち首だと条件を出します。
落成宴の歌会でチェソンの歌唱が始まり、塾長ジェヒョや塾生達がチェソンの歌に合いの手を入れます。
チェソンは優勝しジェヒョを助ける事が出来ましたが、大院君がチェソンを気に入り側室にすると言い出します。
チェソンに好意を寄せる塾長ジェヒョは反対しますが、反対すればチェソンの命を奪うと大院君に言われ、身を引きました。
チェソンも妾にならなければ、ジェヒョを殺すと大院君に脅されていたので、大院君の許に残る事にします。
それから何年も経ち、大院君は失脚した為にチェソンは自由の身になりました。
チェソンは雪の降り頻る中をジェヒョの居るパンソリ塾「桐里精舎」へ歩みを早めます。
ジェヒョはチェソンが現れるのを察知していたかのように、縁側に座って待っていました。
Posted at 2021/12/04 07:50:27 | |
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