
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「溺れる魚」と言う、戸梶圭太の同名小説を原作にした邦画。
コメディ感のあるクライムサスペンス物で、2001年に劇場公開されました。
解説:公式サイトより
「金田一少年の事件簿」の堤幸彦が監督した異色のアクション・サスペンス。不祥事を働き懲戒免職寸前の二人の刑事、白州と秋吉は罪を不問にする代りにある極秘の潜入捜査を命じられる。時を同じくして、大手フィルムメーカーにEメールによる奇妙な脅迫文が届く。愉快犯と思われたが、やがて店の現像液に漂白剤が混入され顧客のフィルムが台無しになる事件が起こる。やむなく、会社は要求に応えるが、その内容は金ではなく、役員に公衆の面前で屈辱的行為をさせるというものだった……。
ストーリー:
麻薬取引現場で犯人を正当防衛の為に射殺したと言う白洲勝彦警部補(椎名桔平)は、反社会組織の取引き金の一部を着服していました。
一方、秋吉宗貴巡査(窪塚洋介)は女装する為に婦警の制服を盗んだ事がありました。
警察内部の風紀委員とも言うべき特別監察官室の相川真紀警部(仲間由紀恵)は白洲と秋吉の罪を見逃す代わりに、2人に公安部の石巻修次警部(伊武雅刀)の内偵調査を命じます。
石巻は賭博で多額の借金を抱えていました。
その頃、大手フィルム会社に「溺れる魚」なる人物から、要求に応じなければ写真現像機の現像液タンクへ漂白剤を混入させると言う脅迫状が届きました。
その要求とは、繁華街で会社役員が素っ裸でダンスする事でした。
白洲警部補と秋吉巡査は石巻警部の身辺調査をしていて、グラフィックアーティストの岡部哲晃(IZAM)と知り合います。
大手フィルムメーカーに「溺れる魚」から、再び要求が届きます。
今度は現金4千万円を指定場所へ持って来いと言うものです。
悪徳警部の石巻は岡部の仲間の渋沢泰人(成宮寛貴)を誘拐し、岡部を指定場所へ呼び出します。
石巻は「溺れる魚」が岡部であるかの様に偽装したかった様です。
4千万円を持った会社役員の保坂蜂太郎(勝部演之)、会社の雇った沢木(白竜)ヤクザ達、警察の白洲、秋吉、相川、それに岡部が取引現場に集合します。
テンパったヤクザが発砲し始め、指定場所は銃撃戦地と化してしまいました。
そのドサクサに紛れて、石巻警部の仲間の不法入国者親子は保坂から4千万円を奪って逃走します。
保坂は自分の雇ったヤクザの車に轢かれて死亡してしまいました。
4千万円を奪った不法入国者親子は石巻警部と合流しますが、仲間割れして警部を射殺してしまいました。
逃げていた不法入国者親子を相川警部が倒します。
そこへ、ラスボス御代田警視正(渡辺謙)が現れます。
相川警部は一連の事件の黒幕は御代田警視正で、石巻警部が借金取りに追い詰められる様に仕組んだのは警視正だと勘づきました。
御代田警視正は口封じの為に相川達を殺そうとします。
岡部を射殺し、白洲にも発砲しました。
御代田警視正が泳げない事を知っていた相川警部は秋吉巡査に海に飛び込む様に言い、自身も.海中へ逃げました。
白洲警部補は警視正の撃った弾がポケットの所持品で貫通せずに、命が助かっていました。
白洲は警視正を伴って海にダイブしました。
警視正は金槌の様に海底へ沈んで行きました。
生き残った白洲、秋吉、相川の3人は4千万円の内から200万円をクスねて、食事の為に街に消えて行きました。
私見:
バディ刑事物ですが、主役が犯罪者と女装趣味の刑事ペアの奇想天外な設定でした。
20年前の映画ですから、古さを感じてしまうのは仕方ないと思いますが、年代以上の古さを感じてしまうのは演出等の所為なのでしょうか?
ニュアンスが伝わり難いと思いますが、「笑えない可笑しさ」そんな趣の映画でした。
主演も含めて、共演している方々もビッグネームが大勢いたので、製作費は相当掛かっているのでしょうね!?
主題歌は鬼束ちひろさんの「edge」ですが、映画に合っていると思います。
Posted at 2022/05/29 07:33:33 | |
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