
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「パンターニ 海賊と呼ばれたサイクリスト」と言う、ツール・ド・フランス最強クライマーと呼ばれたマルコ・パンターニのドキュメンタリー映画。
2014年に制作された英国映画。
イントロダクション:公式サイトより
人間に限界などない
スポーツ界の英雄となったサイクリスト、その激動の人生を綴った壮大な物語
このスポーツに一度、踏み込めば、そこから逃れられない衝動に駆られる。
これは、山に挑んだ男の特別な物語である。アルプスの山々は、その戦いの劇的な背景として描かれる・・・
ダブルツール ―
誰しもが、もう達成する者は現れないと考えていた。
1998年イタリアの若者、マルコ・パンターニはツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア制覇を成し遂げた。
その後現在まで、この偉業を達成した者は出てきていない。
パンターニは紛れもなく英雄だった。
ドーピング問題で、崩壊の危機に瀕していたロードレース界の救世主。
ファンは彼をイル・ピラータ(海賊)と呼んだ。
悲運か、悲劇か ―
しかしパンターニは、そのスキャンダルの矢面に立たされる。
英雄は絶望の中に突き落とされた。
孤高の天才クライマーはそれから6年のち、イタリアの安宿の一室で、一人きりで死を迎えた。
不慮の死、34歳の若さだった。すべてのイタリア人は衝撃を受け、悲しみに沈んだ。
自転車と共に生きたサイクリスト。人生、その表と裏、真実を見つめていく。
人間vs山岳路、アスリートvs 組織、そしてパンターニは、彼自身と対峙する。
山に挑み、自転車を愛したサイクリスト
内容:公式サイトより
ファンから「イル・ピラータ(海賊)」と呼ばれたイタリア出身のプロロードレース選手で、没後も絶大な人気を誇るサイクリスト、マルコ・パンターニの生涯を追ったドキュメンタリー映画。1998年、世界的な自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」「ジロ・デ・イタリア」の両大会で総合優勝という偉業を成し遂げたパンターニ。世界中から賞賛を浴びたパンターニだったが、当時のロードレース界に吹き荒れていたドーピングスキャンダルの嵐に巻き込まれてしまう。2004年にイタリアの安宿の一室で生涯を閉じたパンターニ34年の人生、その表と裏を見つめることから、パンターニの真実が語られていく。
私見:
みんカラでの私のハンドルネーム「jan-u1997」は、私が1997年のツール・ド・フランス総合優勝者ヤン・ウルリッヒのファンだったからです。
そのライバル関係だったマルコ・パンターニにスポットを当てたドキュメンタリー映画が今回の作品です。
前半は、パンターニがロードレースを志した動機から1998年にグランツールの「ツール・ド・フランス」と「ジロ・デ・イタリア」で総合優勝し、ダブルツールを果たす迄が主。
後半は、1998年にフェスティナ事件と言われたドーピング(EPO使用)問題に端を発したドーピングスキャンダルにパンターニも巻き込まれ、その後、彼は心を病んで、急性コカイン中毒で不慮の死を遂げてしまう迄。
ツールで、これ迄に山岳賞(マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ)を獲得した選手は、クラウディオ・キャプッチ、リシャール・ヴィランク、ローラン・ジャラベール等大勢いますが、パンターニほど強いクライマーを私は知りません。
パンターニの登坂能力は、まるで彼の走る道だけ重力が弱いのではないか?と思える位に他を圧倒していました。
その強い脚力、走力はドーピングのお蔭ではないと思いますが…。
サイクルロードレース界の黒歴史的な今作品は、サイクルロードレース好き以外の方にはお薦めし難い映画です。
Posted at 2022/07/03 07:34:43 | |
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