
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「青の炎」と言う、作家の貴志祐介の同名小説を原作にした作品。
2003年に劇場公開された邦画。
イントロダクション:公式サイトより
家庭の平和を取り戻すべく完全犯罪を計画した17歳の少年。彼の運命は……。二宮和也&松浦亜弥が共演し、公開当時話題になった青春クライムサスペンス。監督は蜷川幸雄。
日本演劇界を代表する演出家・蜷川幸雄(後に「蛇にピアス」なども監督)が、「魔性の夏 四谷怪談・より」以来、実に22年ぶりに映画監督業に挑み、人気作家・貴志祐介の同名ベストセラーを映画化。人気アイドルグループ“嵐”の二宮和也(「硫黄島からの手紙」)が、完全犯罪を計画した17歳の少年主人公を熱演する一方、当時“あやや”の愛称でも知られる人気アイドルだった松浦亜弥が、その恋人に扮して可憐な魅力を披露したのも見ものとなった。世界的な人気デザイナー山本寛斎の熱演ぶりも見逃せない。
ストーリー:公式サイトより
17歳、高校生の秀一(二宮和也)には、殺したい男がいた。10日前から家に居座り、母・友子と妹・遥香との平和な暮らしを乱す、元継父の曾根(山本寛斎)だ。警察や法律が自分たち家族を守ってくれないと悟った秀一は、自らの手で曾根を殺す決意を固める。インターネットの裏サイトや医学書を調べて完全犯罪のシナリオを練った秀一は、計画を実行する。警察は、曾根を病死と判断。ガールフレンドの紀子(松浦亜弥)にかすかな不信感を抱かれた以外は、秀一の計画は完璧なはずだった……が、登校拒否のクラスメイト・石岡に秘密を知られてしまい、強請られる。そんな石岡に、秀一はバイト先のコンビニへの偽の強盗計画を持ちかける。押し入った石岡を、秀一は正当防衛を装って殺害。しかし、秀一の行動に疑問を抱いた山本刑事に鋭く追及され、追い詰められた秀一は、すべてを自供することを山本に約束する。自分が逮捕されたら、家族はマスコミ報道にさらされ、社会の偏見にさらされるのは必至だった。秀一は紀子に別れを告げた後、愛車・ロードレーサーと共にトラックに突っ込んでいく。
ストーリー補足&私見:
家族思いの櫛森秀一(二宮和也)は、母の友子(秋吉久美子)と妹の遥香(鈴木杏)に迷惑を掛けながら家に居座る元継父の曾根隆司(山本寛斎)を許せずに、用意周到な殺人計画を立てて実行します。
警察の検死の結果、曾根は病死と結論付けられました。
ところが、同級生の石岡拓也(川村陽介)は秀一が殺した証拠を見付けます。
石岡は遊ぶ金欲しさに秀一を脅し、30万円を口止め料として要求します。
秀一は自分にお金はないが、自分が夜間にバイトしているコンビニならばお金があるので、コンビニ強盗する様に提案します。
ところが、秀一は端から強盗の手助けをするつもりはなく、計画に乗った石岡を正当防衛と見せ掛けて刺殺しました。
秀一に殺された曾根は末期癌で、連れ子の遥香のいる櫛森家で余命を終えたいと居座り続けていた様です。
秀一は曾根を殺さなくても何れ死ぬ身だったと後で知り、しかも石岡迄も殺してしまい…。
警察の山本英司(中村梅雀)警部補は石岡の死は事故ではなく殺人で、曾根の死亡も秀一による殺人事件だったと断定します。
クライマックスで、秀一に彼女の福原紀子(松浦亜弥)が「あたしね、この地球上で殺されても構わない人間なんて一人もいないと思うの。でも、人を殺さなきゃならない一生を抱え込んでしまう人間なんて、残念ながら居るんだよね」と言います。
秀一は山本警部補には敵わないと悟り、家族や紀子に迷惑を掛けない方法を考えた挙句、KOGA MIYATAロードレーサーに乗って、対向車線を走って来る大型ダンプに飛び込んで行きました。
映画タイトルの「青い炎」について、作中では“赤い炎”よりも“青い炎”の方が高温で、見た目で判断してはダメだと言う様な事を言っていた様な…!?
それと“チェレンコフ現象”、難しい説明を省くと“目を見張るほどの綺麗な青い光”にも 言及していました。
観終わって、チョット切なくなる映画でした。
Posted at 2022/08/24 10:00:19 | |
トラックバック(0) |
映画 | 音楽/映画/テレビ