
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「幼い依頼人」と言う、2013年に韓国で実際に起きた事件を基に制作されたサスペンス映画。
日本では2020年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
この現実に目をそらしていてはならない。
私たち1人1人が向き合うべきこととは何か——。
ひたすら出世だけを望んでいた弁護士が、7歳の実の弟を殺したと衝撃の告白をした10歳の少女に出会い、真実を明かすために奔走する本作は、2013年に発生した漆谷(チルゴク)継母児童虐待死亡事件を基に、その被害者の弁護士を中心に信じ難い全貌を描き出す実録サスペンス。弁護士ジョンヨプを熱演したのは韓国歴代興行収入No.1を誇る大ヒット映画『エクストリーム・ジョブ』のクールな刑事役でカリスマ性あふれるアクションを披露したイ・ドンフィ。これまでのコミカルなキャラクターとは一転、強烈な感性を揺さぶる演技を披露している。さらには幅広い演技力で映画とドラマの両方で活躍する女優ユソンが事件真相のカギを握る母親ジスク役を、“ポスト キム・ヒャンギ”と呼ばれる子役チェ・ミョンビンが継母の暴力に怯えるダビン役を担い、作品に説得力を与えている。加害者のほとんどが両親である、法の死角地帯にある児童虐待事件を真向から描き、現代社会が抱える闇に警鐘を鳴らす衝撃作が上陸する。
ストーリー:公式サイトより(キャストを加筆)
多発する児童虐待問題に警鐘を鳴らす、衝撃の実録サスペンス。
この子は、今までで一番幼い依頼人でした。
2013年におきた漆谷(チルゴク)継母児童虐待死亡事件の全貌が今、明かされる。
ロースクールを卒業して出世の道を突き進むはずだったジョンヨプ(イ・ドンフィ)は何度も就職に失敗し、姉の勧めで臨時に児童福祉館に就職する。ある日、継母から虐待を受けている“ダビン”(チェ・ミョンビン)姉弟に出会うが、さほど深刻に考えていなかった彼は、また来るという言葉だけを残して去る。数日後、法律事務所に就職したジョンヨプは電話を受けダビンの鼓膜が破れたことを知る。ジョンヨプは継母(ユソン)からダビンを引き離そうとするが、かえって誘拐犯扱いをされ、その後弟ミンジュン(イ・ジュウォン)の死に加え殺人の被疑者とされたダビンを見て衝撃を受ける。何もかも間違った方向に進んでしまったと感じたジョンヨプは、真実を明かすため、ついにダビンの弁護士になることを決心する。
ストーリー補足&私見:
少女キム・ダビン(チェ・ミョンビン)の父親ジョンナム(ウォン・ヒョンジュン)はジスク(ユソン)と言う女性と再婚します。
再婚後間もなく、ジスクは躾と言ってはダビンとダビンの弟ミンジュンを日常的に虐待する様になります。
ダビンは警察を訪ねて状況を訴えますが、警察は取り合ってくれません。
ダビンの小学校の女性担任教師もダビンの首の絞められた痣を見て見ぬふりをします。
ダビンは「大人から悪い事があったら警察に行く様に教わったのに、誰も助けてくれない、大人は嘘吐きだ」と諦め加減です。
ダビンは一縷の望みを抱いて、ミンジュンと共に児童福祉館のジョンヨプ(イ・ドンフィ)の許を訪れました。
姉弟は児童福祉館のジョンヨプと居る時だけは救われた思いで過ごす事が出来ました。
その後、ジョンヨプが大手の弁護士事務所に転職し、ダビンへ連絡する時はここへと言って名刺を渡しました。
継母ジスクが、その名刺を見付けてダビンへ弁護士に訴えるつもりなのか?と癇癪を起します。
然も継母ジスクは、ミンジュンがジョンヨプからハンバーガーを買う為に貰った紙幣を見て、自分の財布から盗んだと思って激昂し、ミンジュンを暴行死させてしまいました。
継母ジスクはミンジュンを殺したのはダビンだと濡れ衣を着せます。
幼い少女に仲の良かった弟を殺せる筈はないと、ジョンヨプはダビンの弁護士を買って出ます。
法廷裁判で色々あって、継母ジスクは児童虐待及び傷害致死罪で懲役16年、実父ジョンナムは児童虐待放置罪で懲役5年の有罪判決。
それから半年後、弁護士ジョンヨプは実母の顔が思い出せないと言うダビンの為に、ダビンの母親の写っている写真を探し出して少女に渡しました。
韓国の児童虐待傷害件数は2001年の4133件から、2015年は1万9208件、2017年には3万4169件に増加。
加害者の多くは、執行猶予または罰金刑となり、加害者の5人に4人は父母である。
とエンドロールで表記されていました。
なら、日本の児童虐待件数はどうか?と調べたら、2020年度は20万5044件、2021年度は20万7695件だそうです。
韓国人口が約5千万人に対し、日本人口が約1億2300万人ですから、人口比率から言っても日本の方が児童虐待問題に関しては深刻な状況の様です。
Posted at 2022/09/25 07:27:11 | |
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