
DVDを借りて映画を観ました。
映画タイトルは「ファーザー」と言う、英国・仏国・米国による合作映画。
フローリアン・ゼレールの戯曲「Le Pere父」を原作に映画化。
80歳の認知症男性のヒューマンドラマで、日本では2021年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
第93回アカデミー賞《主演男優賞》《脚色賞》2部門受賞
名優アンソニー・ホプキンス最高傑作!
主演は『羊たちの沈黙』でアカデミー賞に輝いたアンソニー・ホプキンス。老いにより記憶を失っていく父を演じ世界中から絶賛されオスカー前哨戦の賞も次々と獲得、30年ぶり2度目の栄冠への距離が日に日に近づいている。父を支える娘には、『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞🄬を受賞したオリヴィア・コールマン。
老いによる思い出の喪失と、親子の揺れる絆を描く
かつてない映像体験で心揺さぶる今年最高の感動作
アンソニー演じる認知症の父親の視点という画期的で描かれる本作。何が現実で何が幻想か、観る者は主人公と共に、迷宮のようにスリリングな記憶と時間の混乱を体験し、すべてが明かされた後、冒頭から観直したい衝動に駆られる。
父と娘のやり取りは、切ないけれどおかしく、いらだたしいのにいとおしい。迷い揺れる人間的な登場人物たちに自分自身を見出し、思いがけない結末に激しく心を揺さぶられる。
ストーリー:公式サイトより(キャストを加筆)
ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は記憶が薄れ始めていたが、娘のアン(オリヴィア・コールマン)が手配する介護人を拒否していた。そんな中、アンから新しい恋人とパリで暮らすと告げられショックを受ける。だが、それが事実なら、アンソニーの自宅に突然現れ、アンと結婚して10年以上になると語る、この見知らぬ男は誰だ? なぜ彼はここが自分とアンの家だと主張するのか? ひょっとして財産を奪う気か? そして、アンソニーのもう一人の娘、最愛のルーシーはどこに消えたのか? 現実と幻想の境界が崩れていく中、最後にアンソニーがたどり着いた〈真実〉とは──?
私見:
映画タイトルの「ファーザー」は、娘アン(オリヴィア・コールマン)の年老いた認知症を発症している父親アンソニー(アンソニー・ホプキンス)の事。
認知症の症状は記憶障害が主だと私は思っていましたが、この映画を観た後に調べたら、主人公アンソニーの様に妄想や幻覚を見る精神症状も現れるのだそうです。
アンソニーは長女アンへ、事故で亡くなっている次女ルーシーを事在る毎に最愛の娘はどこに居るのか?と気にして訊いていました。
アンソニーの介護をしている長女アンの気持ちを察すると、父親は認知症だから仕様がないとは思えないのが人情ではないでしょうか?
私も子供2人の父親で、2人共に好きとは言いますが、どちらかを特別好きとは言った事はありません。
父親が依怙贔屓したり、どちらかを偏り見るなら、子供は父親に倣った態度を取る様になるのではないかと思います。
クライマックスでアンソニーが施設に入所しているのは、自分で蒔いた種だったのかも知れません。
Posted at 2022/10/19 07:59:40 | |
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