
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「いしゃ先生」と言う、「全国保険医新聞」に掲載された“あべ美佳”の同名小説を原作に映画化された作品。
僻地医療の先駆けとなり「仙境のナイチンゲール」と称された女医の志田周子(ちかこ)の生涯が描かれています。
2016年に劇場公開されています。
ストーリー:公式サイトより(キャストを加筆)
昭和初期——
仙境のナイチンゲールと呼ばれた
一人の新米女医の物語。
昭和10年、出羽三山の主峰・月山の麓を、急ぎ歩く女性がいた。志田周子(平山あや)、26歳。
故郷の父から『ハナシタイコトアリ スグカエレ』という電報を受け取った周子は、取るものもとらず帰郷したのだ。
山形の農村出身の彼女は、努力して東京女子医専(現・東京女子医大)に入学し、医者になったばかりだった。
——風が鳴く峠のてっぺんに立つ、周子。眼下に懐かしい景色が広がった。8年ぶりの美しい故郷だった。久しぶりの実家。
幼い弟たちは周子に甘え、母・せい(池田有希子)が手料理でもてなす。温かい出迎えを周子は喜ぶが、父・荘次郎(榎木孝明)の様子がおかしい。
大井沢村の村長だった荘次郎は、周子の了承も得ぬまま周子名義で診療所建設の予算を通し、すでに建設が始まっていたのだ。
「頼む、周子。3年だけお前の人生を俺にくれ。その間に必ず代わりの医者を見つけるから」父に頭を下げられた周子は、
怒ることはできなかった。無医村のこの村に医者を置きたいという父の願いは、誰よりも理解していたから。
まだまだ未熟な自分が一人で診療所の医師などつとまるのか……不安を抱えつつ、周子は3年間だけ頑張ってみようと心に決める。
東京にいる想い人の存在を胸に秘めながら。
——自身に降りかかる数々の試練に耐え、過酷な運命にも負けず、昭和37年にこの世を去るまで、
たったひとりで村人の命を守った「いしゃ先生」の愛と勇気の物語。
私見:
主人公の志田周子の晩年はエンドロールで、下記の様に紹介されていました。
「誰もが等しく医療を受けられる日がくるのを願いながら、周子は生涯独身のまま、村の人々の健康を支え続けた。
昭和36年、念願の国民皆保険制度が制定されると、翌37年、それを見届けたかのように、天国へと旅立った。
享年51、病名は食道ガン。短すぎる生涯だった——。」
昭和初期の物語故か?昭和に映像化された映画を観ている様な錯覚に陥ってしまいました。
Posted at 2022/11/29 09:56:44 | |
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