
DVDを借りて映画を観ました。
映画タイトルは「前科者」と言う、原作は香川まさひと、作画が月島冬二の同名漫画を実写化した邦画。
社会派ヒューマンドラマ物で2022年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
人生につまずいた者たちを、寄り添うことで救えるのか――。
人気コミックを若手&ベテラン実力派キャストの魂の共演で実写映画化
緊迫のサスペンスのその先に深い感動が待つ
本格社会派エンターテインメント
阿川佳代役には、『花束みたいな恋をした』、『るろうに剣心 最終章The Final/The Beginning』という、2021年公開の大ヒット作2本で全く異なるキャラクターを演じ分けた有村架純。本作では、不器用なほどまっすぐで、お茶目なユーモアも発揮するが、実は過去の秘密を抱える多面的な阿川佳代を、様々な光を放つプリズムのように演じきった。工藤誠役には、『ヒメアノ~ル』(16)で唯一無二の存在感を放ち絶賛された森田剛。主演を務めた舞台「金閣寺」がニューヨークのリンカーンセンター・フェスティバルで上演されるなど、舞台でもその魅力を存分に発揮している。国際的にも評価されている実力で、今回は険しい道を歩んできた者の魂の慟哭を全身で表した。共演にも、2021年に公開された『ヤクザと家族The Family』、『東京リベンジャーズ』や『きのう何食べた?』などの話題作に次々と出演している磯村勇斗をはじめ、若葉竜也、マキタスポーツ、石橋静河、北村有起哉、宇野祥平、リリー・フランキー、木村多江と、一人一人の魅力はもちろん、彼らの競演がどんな新しい世界観を創り出すのか、期待に胸躍るキャスティングが実現した。
原作は小学館「ビッグコミックオリジナル」にて2018年より連載中で、2019年にはさいとう・たかを賞の最終候補作品に選ばれた、香川まさひこ原作・月島冬二作画のコミック「前科者」。映画版に先駆けて、阿川佳代が保護司になったばかりの頃の物語が、TVドラマ版としてWOWOWで放送・配信、さらにはWOWOWオンデマンドとAmazon Prime Videoでも見逃し配信される。
監督は、劇場映画デビュー作『二重生活』(15)で、ウラジオストク国際映画祭最優秀監督賞、ニューヨーク・アジアン映画祭審査員特別賞を受賞した岸善幸。第2作となる『あゝ、荒野』(17)では報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、ブルーリボン賞などの作品を受賞、人間とは何かを問うヒューマンドラマの名手であり、今後の日本映画を担う存在として、その名が広く知られる。
なぜ、阿川は若くして保護司という仕事に人生を捧げるのか?なぜ、工藤は社会復帰まであと一歩のところで姿を消したのか?真実が明かされた時、生きることの儚さと切なさ、強さと喜びが心に沁みわたる。罪を犯した工藤の未来に寄り添う阿川の言葉が、観る者の明日を温かく照らす感動の物語。
ストーリー:公式サイトより(キャストを加筆)
いま届けたい、希望と再生の物語
ふたつの仕事をかけ持つ阿川佳代(有村架純)、28歳。コンビニ勤務は至って平穏だが、もうひとつの務めは波乱に満ちていた。犯罪者の更生を助ける保護司という仕事で、国家公務員だがボランティアのため報酬は一切ない。それでも阿川は、次々と新たな問題を起こす前科者たちを、「あなたは崖っぷちにいます!」と厳しく叱り、「落ちたら助けられなくなります」と優しく励まします。「もっと自分の人生を楽しめば」と周りには言われるが、何があっても寄り添い続ける覚悟に一点の曇りもなかった。
そんな中、阿川は殺人を犯した工藤誠(森田剛)を担当することになり、懸命に生きる彼を全力で支える。ところが、工藤は保護観察終了前の最後の面談に現れず、社員登用が決まっていた自動車修理工場からも忽然と姿を消す。折しも連続殺傷事件が発生。捜査線上に工藤が容疑者として浮かぶことで、これまで阿川が隠してきた過去や“保護司になった理由”が明かされていく。置いてきた過去に再び向き合う工藤、彼を信じてその更生に全力を注ぐ阿川。
二人がたどりついた先に見える希望とは――。
ストーリー補足&私見:
阿川佳代(有村架純)は保護司として、仮釈放中の工藤誠(森田剛)の更生の手伝いをしています。
工藤は、中崎士郎(桜木健一)の経営する自動車修理工場で整備士として真面目に働いていました。
工藤は毎月、保護司の佳代に保護観察の定期報告をしなければなりませんでしたが、ある時を境に定期報告どころか、自動車修理工場の仕事にも現れなくなりました。
その頃、連続殺人事件が起きました。
殺害された被害者は工藤に関係のある人物達で、警察の鈴木充刑事(マキタスポーツ)と滝本真司刑事(磯村勇斗)は工藤を重要参考人として捜査していました。
工藤には、生き別れた実(若葉竜也)と言う弟がいました。
工藤は偶然に実と再会しますが、直ぐに弟が連続殺人犯だと悟ります。
工藤が子供の頃に、母親の幸恵が夫の遠山史雄(リリーフランキー)からDVを受けている事を警察へ相談しますが、取り合ってくれなかった巡査部長が襲われ命は取り留めました。
次に襲われたのは、DV被害者の住所を教えてはいけないのに、遠山へ教えてしまった区役所福祉課の田辺やす子が殺害されました。
そして、実が幼い頃に過剰の精神安定剤を服用させた児童養護施設の内科医の浅井健太郎医師も殺されてしまいました。
最後のターゲットは、工藤兄弟の母親の幸恵を殺した遠山が狙われる筈と警察が張り込んでいました。
そこへ、工藤の運転する車がやって来ました。
車の後席から実が降りて遠山のアパートの扉を開け、遠山を呼び出します。
実は遠山に銃を向けますが、トリガーは引けませんでした。
警察に真犯人の実は逮捕されますが、直後、警官から拳銃を奪って実は自殺してしまいました。
工藤も連行されて行きました。
工藤は仮釈放が取り消され、実刑を受ける為に刑務所へ服役する事になりました。
佳代は工藤へ「出所後に社会復帰の手伝いをさせて下さい」と言います。
それを聞いた工藤は、男泣きしました。
主人公を演じる有村架純さんが見たくて借りたDVDでしたが、本編が進むと、もう一人の主役の工藤誠を演じる森田剛さんの演技に魅了させられてしまいました。
森田剛さんの出演されている映画を漁ってみようかと思いました。
Posted at 2022/12/24 09:01:09 | |
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