
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「ここは退屈迎えに来て」と言う、作家の山内マリコの同名小説を原作に映像化された青春群像劇。
2018年に劇場公開されました。
イントロダクション:関連サイトより
山内マリコのデビュー小説を橋本愛、門脇麦、成田凌の主演で映画化した青春群像劇。地方都市に生まれた若者たちが、都会への憧れや鬱屈を抱えながら過ごした青春の日々とその後の人生を、ほろ苦くも瑞々しいタッチで綴る。監督は「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「彼女の人生は間違いじゃない」の廣木隆一。
ストーリー:関連サイトより(キャストを加筆)
東京への憧れを胸に上京したものの、そのまま10年が経ち、なんとなく地元へ戻ってきた27歳の「私(橋本愛)」。ある日、ひょんなことから高校時代に仲の良かったサツキ(栁ゆり菜)と一緒に、当時みんなの憧れの的だった椎名(成田凌)に会いに行くことに。その椎名と高校時代に交際していた「あたし(門脇麦)」は、別れた後も彼のことが忘れられずにいた。それでも、自分に好意を寄せる遠藤(亀田侑樹)と何となく体の関係を続けていた「あたし」だったが…。
ストーリー補足&私見:
高校生の頃は勉強が出来なくても何故か?クラスメイトに人気があって、仲間内の中心に居た椎名(成田凌)。
それから10年経った現在も、彼に想いを寄せながら、地方で燻る女性達の心情を描いた物語。
高校時代に椎名と付き合っていた元カノの“あたし” (門脇麦)は、現在も椎名の事を忘れられずにいました。
椎名を忘れる為に“あたし”は好きでもない遠藤(亀田侑樹)との関係が惰性的に続いています。
高校時代に椎名へ好意を抱いていましたが、彼女が居る事を知った“私”(橋本愛)は遠巻きに憧れを抱くだけ。
それは“私”の親友のサツキ(栁ゆり菜)も同様の想いを抱いていました。
10年ぶりに里帰りした“私”は、サツキの提案で一緒に椎名に会いに行く事になりました。
新保(渡辺大知)に仕事を紹介されて椎名は自動車教習所で教官をしている事を聞き付けた“私”とサツキは会いに行きます。
しかし、椎名は“私”とゲーセンで遊んだ想い出はありますが、どうしても名前が思い出せないと言います。
“私”は椎名にとってはその程度の相手だったのか?と言う心の声が“私”の表情に現れていました。
高校時代には毒にも薬にもならない存在だった山下南(岸井ゆきの)と椎名は結婚していました。
“私”は映画「ティファニーで朝食を」の主人公ホリー・ゴライトリーを演じたオードリー・ヘップバーンが言った「最も大事なのは、人生を楽しむ事、幸せを感じる事、それが全て」を思い出していました。
ラストシーンで椎名の妹の朝子(木崎絹子)は東京のビルの屋上にいて「(東京は)超、楽しい!」と呟きます。
地方都市で生まれ育って、そこで生きて行く女性達の都会への憧れと、過去に想いを抱いた男性への想いを引きずる女性達が、現在の自分の置かれた境遇を憐れむ人生で普通にありがちな物語。
Posted at 2022/12/30 09:19:48 | |
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